山の斜面に広がるアウトレットモール
一般的なアウトレットモールは幹線道路沿いにあるものですが、ここはクアラルンプールを見下ろす森林の斜面に位置しています。屋外の店舗の間を歩いていると、山特有の気候をそのまま肌で感じることになります。麓の街より明らかに涼しく、午後にはしばしば霧が流れ込んできます。
住所はゲンティン・ロード沿いのKM13地点、中腹にあたるアワナ(Awana)エリアです。さらに上に登ると、リゾート・ワールド・ゲンティン(Resorts World Genting)のカジノやホテル群があります。一方、この場所には有名ブランドのアウトレット店が長く連なり、さまざまな料理を楽しめるフードコートも備わっています。
決して隠れた穴場ではありません。マレーシアで最もレビュー数の多いショッピングスポットのひとつであり、評価も常に高水準を保っています。ポイントは、いつ訪れるかを見極めることです。
山の上へのアクセス
多くの人は車でここまでやって来ます。クアラルンプール中心部からは、カラック高速道路(E8)を経由し、そこから曲がりくねったゲンティン・ロードを上っておよそ1時間の道のりです。週末はこの上り坂で渋滞が発生し、車の流れがほとんど止まってしまうこともあるため、平日に訪れる理由がもうひとつ増えることになります。
車を使わない場合、いくつか選択肢があります。
- エクスプレスバス: KLセントラル(KL Sentral)をはじめとするクアラルンプール市内の各ターミナルから、アワナ・スカイウェイ駅のバスターミナルまで便が出ています。そこからアウトレットまでは徒歩すぐです。
- 配車サービス: Grab(グラブ)もクアラルンプールからのこのルートをカバーしています。山の上では夕方以降、車が見つかりにくくなることがあるため、帰りの配車は早めに手配しておきましょう。
- 自家用車: 現地に駐車場があります。霧が出ているときは山道をゆっくり走り、下りではローギアを活用してください。
平日は閑散、週末の午後は満員
混雑データは驚くほどはっきりしています。平日は午前10時から午後10時までの営業時間全体が、まるごと空いている時間帯にあたります。火曜の朝も木曜の夜も同じくらい落ち着いているので、時計とにらめっこするより、自分の予定に合わせて訪れて問題ありません。
一方、週末になるとまったく様子が変わります。土曜・日曜の正午から午後8時の間は、できるだけ避けたい時間帯です。この時間帯は試着室の行列も、フードコートの席も、駐車場もすべてが圧迫されます。
週末しか都合がつかない場合は、遅めの時間を狙ってください。午後9時から10時にかけては、週末の中でも人出が最も少なくなります。閉店の午後10時までの短い時間ではありますが、集中して楽しむことができます。
霧に備えた服装選び
これは訪問者が見落としがちな、この土地特有の落とし穴です。通路は屋外にあり、この標高では天気があっという間に変わります。クアラルンプールでは朝から晴れていても、午後にはアウトレット周辺で霧雨や曇りになっていることも珍しくありません。
次のようなものを準備しておきましょう。
- 薄手のジャケットやフリース。日が暮れてから重宝します。
- 折りたたみ傘。高地では午後のにわか雨がよくあります。
- 滑りにくい靴。傾斜地で濡れた石畳は滑りやすくなっています。
- 折りたたみ式のトートバッグ。店舗を渡り歩くうちに、荷物はあっという間に増えていきます。
平日の午前中に訪れると、空が最も澄んでいることが多く、しかも人出も一番少ない時間帯です。
支払いと値引き、アウトレットならではの買い物作法
値札に記された価格は基本的に固定です。マレーシアの夜市とは違い、ここでの値引き交渉は行われません。値札にはすでに割引が反映されており、さらに追加の値下げを重ねている店も多くあります。レジに並ぶ前に、赤いラックや「追加割引」の表示がないか確認しておきましょう。
支払いはほぼどこでもカードが使え、Touch ‘n GoやDuitNowといったQRコード式の電子ウォレットも広く普及しています。マレーシアの店舗やフードコートでチップの習慣はありません。インフォメーションカウンターでは、訪問者向けのクーポン特典が実施されていないか尋ねてみるとよいでしょう。価格は季節によって変わるため、各店舗で最新の価格を確認してください。
地元の人たちは週末に買い物をする際、まずお目当てのお店から回り、その後で食事をとることが多いようです。午後の早い時間になると、人気店はどこも最も混雑した状態になります。
フードコートと店巡りの合間の一休み
一日の中で歩調がゆるむのが、このフードコートです。マレーシア料理の定番から、他のアジア料理、さらには洋食まで、さまざまな屋台が軒を連ねています。基本的には各屋台で注文と支払いを済ませ、その後、共用の座席スペースで席を探すという流れです。
週末の昼時になると、席の確保が難しくなります。列に並ぶ前にまず席を確保しておくのが一般的で、同行者の一人が席で待ち、もう一人が注文をするというやり方がよく見られます。使い終わったトレイは自分で片付けるとよい印象を持たれます。ハラル対応の食事が必要な場合は、各屋台の認証表示を確認してください。すべての屋台が認証を得ているわけではありません。
平日であれば好きな時間に食事を取れます。週末であれば、正午前か午後8時以降に食事を済ませることで、一番の混雑を避けられます。
駐車場から雲の上へ、アワナ・スカイウェイに乗る
アウトレットはアワナ・スカイウェイ(Awana SkyWay)駅のすぐ隣にあるため、このモールは絶好の出発地点になります。このケーブルカーは、ここから熱帯雨林の樹冠の上を越えて、リゾート・ワールド・ゲンティン(Resorts World Genting)にあるモール、スカイアベニュー(SkyAvenue)まで上っていきます。
途中、チンスウィー洞窟寺院(Chin Swee Caves Temple)で一度停車します。この道教寺院群は山肌にへばりつくように建てられており、雲が晴れると、その仏塔からは谷を一望できます。多くの訪問者はここで乗車を中断し、境内の階段状の敷地を散策してから先へ進みます。
おすすめの巡り方は次の通りです。
- 頭が冴えている午前中にアウトレットで買い物を済ませる。
- スカイウェイに乗って上り、途中でチンスウィーに立ち寄る。
- 山頂のスカイアベニューとリゾート一帯を散策する。
- ケーブルカーで下り、車に預けていた荷物を回収してから帰路につく。
出発前には、スカイウェイの運行状況を確認しておいてください。強風や嵐の際には、ケーブルカーの運行が一時停止することがあります。
所要時間の目安
集中して回れば、アウトレット部分は2〜3時間で見て回れます。じっくり見て食事も挟むなら、半日ほどを見込んでおくとよいでしょう。さらにスカイウェイ、チンスウィー、山頂部分まで加えれば、クアラルンプールからの日帰り旅行として丸一日楽しめる行程になります。
どのような計画であっても、基本のルールは変わりません。訪れるなら平日、もしくは週末なら午後9時以降の夜。上着を一枚持参し、山道の所要時間にも余裕を見ておきましょう。
よくある質問
ゲンティン・ハイランド・プレミアム・アウトレットが最も空いているのはいつですか?
平日であれば、営業時間である午前10時から午後10時まで、終始空いています。週末であれば、最も空いているのは午後9時から10時の間です。週末の正午から午後8時にかけては最も混み合うため、できるだけ避けるようにしましょう。
車を使わずにクアラルンプールから行くにはどうすればよいですか?
KLセントラル(KL Sentral)など、クアラルンプール市内のターミナルからアワナ・スカイウェイ駅のバスターミナル行きのエクスプレスバスに乗車してください。そこからアウトレットまでは徒歩すぐです。Grab(グラブ)もこのルートをカバーしています。夕方以降は山の上で車が見つかりにくくなるため、帰りの配車は早めに予約しておきましょう。
営業時間はどうなっていますか?
毎日、午前10時から午後10時まで営業しています。
どのような服装で行くべきですか?
薄手のジャケットと折りたたみ傘を持参してください。アウトレットは屋外にあり、クアラルンプールより涼しく、高地では霧や午後の雨がよく見られます。
周辺には何がありますか?
アワナ・スカイウェイ駅はアウトレットのすぐ隣にあります。ケーブルカーはチンスウィー洞窟寺院(Chin Swee Caves Temple)に停車したのち、さらに上のリゾート・ワールド・ゲンティン(Resorts World Genting)内にあるスカイアベニュー(SkyAvenue)まで続いています。
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