湖上からこそ味わえる湖
日月潭は台湾最大の淡水湖です。島の中央に位置する南投の、森に覆われた山あいに広がっています。東側は丸みを帯び、西側は細長く伸びています。その形が湖の名前の由来です。
湖の中央に浮かぶのは、サオ族(邵族)の聖地である小さな拉魯島(ラル島)です。島への上陸はできません。一日中湖を行き交う遊覧船の上から眺めることになります。
この風景区は知る人ぞ知る穴場ではありません。台湾でも屈指の人気を誇る国内旅行先��、それに見合うだけの人出があります。混雑を避けられると期待するより、混雑を前提に計画を立てるのが賢明です。
船着き場、自転車、ロープウェイ
多くの人は、次の3つの交通手段を組み合わせて湖を一周します。
- 遊覧船は水社碼頭、玄光寺碼頭、伊達邵碼頭を結んでいます。乗り降りは自由で、対岸へ渡るには最も早い手段です。
- サイクリングロードは水社から湖岸に沿って続いています。向山の区間には水上に張り出した木道があり、レンタサイクル店は船着き場の近くにあります。
- 日月潭ロープウェイは伊達邵の近くから出発し、尾根を越えて九族文化村まで上っていきます。
山の斜面には寺院が点在しています。北岸を見下ろす高台には文武廟が、南側の船着き場の近くには玄光寺と玄奘寺があります。南の丘の頂に建つのが慈恩塔です。蒋介石が母をしのんで建てさせた塔で、森の中を歩いて登ります。
湖の観光には少なくとも丸1日は確保しましょう。できれば1泊して、日帰り客が来る前と帰った後の時間を過ごすのがおすすめです。
遊覧船の時間と週末の混雑
週末や台湾の祝日には観光バスが押し寄せ、遊覧船も満員になります。狙い目は平日です。ここでいちばん美しいのは早朝で、始発の船が出る前の湖面にはよく霧が立ちこめ、船着き場もまだ静かです。
- 平日の用事:月曜〜金曜の午前9時〜午後5時に済ませましょう。閉館間際にならないよう、余裕を持って訪れてください。管理処は土曜・日曜が休みなので、週末に訪問する予定は立てないようにしましょう。
- 支払い:船着き場周辺でのちょっとした買い物には、現金か悠遊カード(EasyCard)が使えます。チケット料金は各船着き場とロープウェイ乗り場に掲示されています。
- 伊達邵では:船着き場近くの路地にサオ族風の軽食や料理を売る店が並んでいます。船を待つ間の腹ごしらえにぴったりです。
- お茶:魚池の丘陵では紅茶が栽培されており、紅玉(台茶18号)もそのひとつです。名前を指定して注文すれば、地元産のお茶を味わえます。
寺院では声を控えめにしましょう。狭い木道は自転車も通るので、すれ違えるよう道を空けるようにしてください。
台中からのアクセス
湖まで通じる鉄道はありません。ほとんどの旅行者は台湾高速鉄道の台中駅から直通バスを利用し、山道を約1時間半かけて向かいます。バスが停まる水社には、船着き場やホテルの大半が集まっています。
車で行く場合は、魚池を通る台21線を上っていきます。週末は船着き場近くの湖畔の駐車場が早い時間に満車になると考えておきましょう。
よくある質問
車がなくても日月潭へ行けますか?
台湾高速鉄道の台中駅から水社行きの直通バスが出ており、所要時間は約1時間半です。湖まで通じる鉄道はありません。
日月潭国家風景区の管理処は週末も開いていますか?
開いていません。中山路599号の管理処が開いているのは月曜〜金曜の午前9時〜午後5時で、土曜・日曜は休みです。湖や遊覧船、遊歩道は週末でも楽しめます。
日月潭にはどのくらい滞在すればよいですか?
遊覧船とロープウェイに乗り、サイクリングロードの一部を走るなら、最低でも丸1日は見ておきましょう。1泊すれば、日帰り客が訪れる前の朝霧を眺められます。
湖を巡るにはどんな方法が便利ですか?
水社・玄光寺・伊達邵の船着き場の間は遊覧船で移動し、湖畔のサイクリングロードはレンタサイクルで走るのがおすすめです。九族文化村へは伊達邵近くから出るロープウェイで向かえます。
比較的すいているのはいつですか?
平日と早朝です。週末や台湾の祝日には観光バスが押し寄せ、遊覧船も満員になります。
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