ボローニャ出身のアーティストが地元からツアーを始動
クレモニーニはボローニャが生んだスターです。この街で育った彼が最初に脚光を浴びたのは1999年のことでした。当時10代でバンド「ルナポップ(Lùnapop)」のフロントマンを務め、ヒット曲「50スペシャル」では街を見下ろす丘をベスパで駆け抜ける情景を歌いました。2000年代初めからはソロとして活動を続けており、ボローニャの人々はその歩みをずっと見守ってきました。
そう考えると、「アマトゥール」がこの街から始まるのはごく自然な流れです。新作アルバムを携えたこのアリーナツアーは、2026年11月27日がボローニャでの初日、30日が最終日です。12月は西へ移り、トリノとアッサーゴを回る日程です。
ツアー初日の夜には独特の熱気があります。演出もセットリストも初披露で、客席は懐かしのヒット曲を地元ならではの訛りで歌い上げます。彼が歌詞に描く通りを知っている観客も少なくありません。
ウニポル・アリーナでの4夜
会場のウニポル・アリーナは、イタリア屈指の規模を誇る屋内アリーナです。所在地のカザレッキオ・ディ・レーノは、レーノ川沿いでボローニャの西端とそのまま地続きになっている町です。地元の人々は今でも「パラマラグーティ」や、単に「イル・パラスポルト・ディ・カザレッキオ」といった旧称で呼ぶことがあります。
バスケットボールやコンサートのために造られた、すり鉢状の大きな屋内施設です。四方を階段状の客席が囲み、アリーナ公演ではステージ前にスタンディングのフロアが設けられます。ポー平原の11月下旬の夜は冷え込みが厳しく、霧も出やすいため、屋内会場であることは大きな利点です。
「アマトゥール」の公演日程と公認チケット販売元は、チェーザレ・クレモニーニの公式サイトとツアー主催者のページに掲載されています。ファンが頼りにしているのも、SNS上の転売投稿ではなく、こうした公式の情報源です。
カザレッキオ・パラスポルトへのアクセス
ボローニャ中心部からの移動は、旅行者が甘く見がちなポイントです。アリーナには専用の駅があり、ボローニャからヴィニョーラ方面へ向かう近郊線SFMのカザレッキオ・パラスポルト(Casalecchio Palasport)駅がそれにあたります。道路の渋滞とまったく無縁でいられるので、コンサートに行く人々に好まれています。
主な交通手段は次のとおりです。
- 列車:ボローニャ中央駅(Bologna Centrale)からカザレッキオ・パラスポルト駅までは近郊列車ですぐです。駅からアリーナまでも少し歩くだけです。
- バス:中心部とカザレッキオの間はTPERの市内バスが結んでいます。サラゴッツァ通り(Via Saragozza)からポッレッターナ街道沿いを走る20番系統が、最もよく利用されています。
- 車:アリーナはA1高速道路のカザレッキオ出口やボローニャ環状道路(タンジェンツィアーレ)のすぐそばです。公演当日の夜は周辺道路が混雑するため、ドライバーは時間に余裕をもって出かけるのが一般的です。
- タクシー:ボローニャ中央駅に乗り場がありますが、終演後は市内へ戻る車を待つ長い列ができます。
アンコールが終わると、駅のホームはあっという間に人であふれます。少し歩いた先で一杯飲みながら最初の混雑をやり過ごし、それから帰路につくファンも多くいます。
入場のポイント
イタリアの大規模コンサートには、知っておくと役立つ慣習がいくつかあります。大きな公演のチケットはたいてい記名式で、購入者の名前が印字されています。入場ゲートで写真付き身分証の提示を求められることがあるため、来場者はチケットの名義と一致するパスポートやIDカードを持参しています。
当日の一般的な流れは次のとおりです。
- フロアのチケットを持つファンは、開場のかなり前から並ぶ傾向があり、初日公演では特にその傾向が強まります。最前列の柵際は、いちばん長く待った人のものになります。
- 指定席のチケットを持つ人は、遅めに着いても問題ありません。座席は確保されていますし、開演前の混雑は館内のバーがさばいてくれます。
- 手荷物:セキュリティチェックは標準的に行われ、アリーナの入口では大きなバッグやプロ仕様のカメラは基本的に持ち込めません。
- 支払い:ほとんどのカウンターでカードやタッチ決済が使えますが、ロッカーや会場外の小さな売店のために小銭が少しあると便利です。
一緒に歌う心づもりでいてください。イタリアのアリーナの観客はルナポップ時代の曲を一言一句覚えていて、サビになると会場全体が声を合わせます。バラードではスマートフォンが一斉に掲げられますが、それを気にする人はいません。
公演の合間に味わうトルテッリーニの季節
11月下旬のボローニャは、トルテッリーニ・イン・ブロードの季節です。澄んだ肉のブロード(スープ)に小さな詰め物パスタが浮かぶこの料理は、寒さが増すにつれて街じゅうのメニューに登場します。週末に訪れるファンは、中心部でのゆっくりとしたランチを軸に一日の予定を組むのが定番です。
中心部は歩くだけで十分に楽しめます。2021年にユネスコの世界遺産に登録された屋根付きの回廊、ポルティコのおかげで、小雨に濡れずに済みます。ポルティコはマッジョーレ広場(Piazza Maggiore)から二本の塔、そしてクアドリラテロ(Quadrilatero)の市場通りへと続いています。市場通りの惣菜店では、ショーウインドウにモルタデッラが吊るされ、パルミジャーノの大きなホイールが積み上げられています。
アリーナの近くで開演前に食事をしたいなら、カザレッキオの幹線道路沿いにもトラットリアやピッツェリアがあります。それでも、大半のファンは市内で食事を済ませてから列車で会場へ向かいます。
ファンが拠点にするエリア
ほとんどの旅行者はボローニャ中心部に泊まり、そこから公演へ通います。ボローニャ中央駅の周辺は、ミラノやフィレンツェ、ローマから高速鉄道でやって来る人にぴったりです。カザレッキオへ向かうSFMにもすぐ乗れます。
終演後に歩いて帰れるよう、カザレッキオに宿を取るファンもいます。ただし、その場合は旧市街で夜を過ごすことはできなくなります。複数の公演に足を運ぶ人は、駅近くのホテルに泊まり、昼間はポルティコの下を散策するという過ごし方をよく選んでいます。
連日公演が続く期間は、街がちょっとしたファンの集いの場になります。カフェや地方路線の車内でツアーグッズを身につけた人を見かけるようになり、特に混み合う夜には中央駅周辺の部屋がすぐに埋まってしまいます。
ボローニャ以降のツアー日程
ボローニャはツアーの出発点にすぎません。カザレッキオでの公演を終えた「アマトゥール」は、2026年12月にかけてトリノとアッサーゴを回る日程です。アッサーゴはミラノの南端に接する町で、ミラノの主要な屋内アリーナがあります。
海外から飛行機で駆けつけるファンにとって、3都市のなかで最も情緒があるのはボローニャです。アーティストの故郷であり、ツアーの幕開けとなる公演地でもあります。グリエルモ・マルコーニ空港があり、中心部からシャトルですぐの距離です。
よくある質問
「アマトゥール」ボローニャ公演の日程と会場は?
ボローニャ西端に位置するカザレッキオ・ディ・レーノのウニポル・アリーナがツアー初日の会場で、日程は2026年11月27日〜30日です。その後は12月にかけてトリノとアッサーゴを回る日程です。
ボローニャ中心部からウニポル・アリーナへの行き方は?
いちばん手軽なのは、ボローニャ中央駅から近郊列車SFMに乗り、アリーナの隣にあるカザレッキオ・パラスポルト駅で降りる方法です。20番系統をはじめとするTPERのバスも、中心部とカザレッキオを結んでいます。コンサート当日の夜は、アリーナ周辺の道路が渋滞しがちです。
「アマトゥール」のチケットはどこで販売されていますか?
公演日程と公認チケット販売元は、チェーザレ・クレモニーニの公式サイトとツアー主催者のページに掲載されています。イタリアの大規模コンサートでは記名式チケットが一般的なので、ファンはチケットの名義と一致する写真付き身分証を持参しています。
コンサートに行く人はどこに泊まることが多いですか?
ほとんどの人はボローニャ中心部に宿を取ります。カザレッキオ・パラスポルト駅まで列車ですぐ行けるボローニャ中央駅の周辺が特に人気です。終演後に歩いて帰れるよう、カザレッキオ・ディ・レーノに泊まる人もいます。
コンサートの前後にボローニャで楽しめることは?
11月下旬になると、街じゅうのメニューにトルテッリーニ・イン・ブロードが並びます。屋根付きのポルティコ(柱廊)、マッジョーレ広場、二本の塔、クアドリラテロの市場通りは、夜の公演前に歩いて気軽に回れます。
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