歩道の上で越える国境
ここでは、木々のこずえの高さを国境が通っています。ツィーゲルヴィース森林体験センターのツリートップウォーク「バウムクローネンヴェーク」は、鉄と木材でできた歩道でバイエルンを出発し、チロル側に降りてくるつくりです。パスポートの確認はなく、境界線の位置に標識がひとつ立っているだけです。
歩道の下では、緑色に澄んだレヒ川が勢いよく流れています。周囲は氾濫原と山地の森からなる保護区域です。このセンターでは、斜面の木々がなぜあのような育ち方をするのか、砂利の河岸にどんな生き物が暮らしているのかといった、この土地の自然について学べます。フュッセン周辺ではよく知られた施設で、家族連れも大勢訪れます。
静かに過ごせる隠れ家ではなく、人気の観光スポットと考えておいたほうがよいでしょう。
敷地内の見どころ
施設は、川岸から樹冠まで高さごとに分かれて配置されています。主な見どころは次のとおりです。
- 展示館:山地の森やレヒ川の生態系、アルプス山麓の森林管理について紹介する展示があります。
- 体験コース・自然散策路:地上を歩くコースで、子どもたちが道すがら触ったり登ったり試したりできるように工夫されています。
- バウムクローネンヴェーク:全長約480メートルのツリートップウォークで、いちばん高い地点では林床から約21メートルの高さになります。
- レヒ川の河岸:砂利の中州や氾濫原の林まで歩いて行けます。
多くの人のお目当ては、やはりツリートップウォークです。展望台と橋をつないで一周する構造で、歩くと足元がわずかに揺れます。運営は季節ごとの独自スケジュールで、入場料も別になっています。これを中心に一日の予定を組むなら、事前にツィーゲルヴィースの公式サイトで確認しておきましょう。
Tiroler Straße 10へのアクセス
センターがあるのは、フュッセンから南へ延び、オーストリアのロイテ(Reutte)へ向かう幹線道路、チロラー通り(Tiroler Straße)沿いです。旧市街からは平坦な道を歩いて約30分です。おすすめは、レヒ川にある階段状の堰と滝、レヒの滝の脇を通り、歩行者用のマックスシュテーク橋(Maxsteg)を渡るルートです。
フュッセン駅から歩く場合は、もう少し時間がかかります。この道にはロイテ方面行きの路線バスも走っているので、歩きたくない方は地元の時刻表を確認してみるとよいでしょう。
車の場合は、入口近くに駐車場があります。料金や利用規則は現地に掲示されています。夏場はノイシュヴァンシュタイン城とあわせて回る日帰り客で埋まりやすいため、早めに着くと安心です。
訪れるタイミング
敷地は毎日9:00 AM–7:30 PMに開いており、夏は夕方の長い時間も有効に使えます。開門時刻は近くのホーエンシュヴァンガウにある城のチケットセンターよりも遅めです。そのため、ノイシュヴァンシュタイン城の見学を終えた午後に立ち寄るのにぴったりです。
展示館、散策路ひとつ、ツリートップウォークを回るなら、2〜3時間は見ておきましょう。小さな子ども連れの家族は、遊びながら歩けるコースで長めに過ごすことも多いようです。秋もこの施設の魅力が増す季節です。レヒ川を見下ろす斜面のブナやカラマツが色づき、その紅葉を樹冠の高さから眺められます。
混雑を避けて樹冠を歩くコツ
ちょっとした心がけで、より快適に見学できます。
- ツリートップウォークを先に歩き、展示はあとに回しましょう。団体ツアーや家族連れは屋内から見始めることが多く、逆の順番で回るのが一般的です。
- 開園直後に着くのがおすすめです。 城から流れてくる日帰り客は、午前の遅い時間にかけて増えていきます。
- 滑りにくい靴を履きましょう。 雨のあとは、歩道の格子状の床も河岸の砂利も滑りやすくなります。
- 河岸では決められた道から外れないようにしましょう。 ここは保護された生息地で、砂利の中州は鳥たちの繁殖地や餌場になっています。
- スタッフには「グリュース・ゴット」とあいさつを。 バイエルンでもチロルでも使われる定番のあいさつです。
- 少額の買い物用にユーロの現金を持っておきましょう。 フュッセンではカードが広く使えますが、小さな売店では使えないこともあります。
高い所が苦手な方は、歩道の側面が開いていて、少し揺れることを知っておいてください。ほとんどの人は十分安定していると感じるようですが、不安があれば、最初の区間をゆっくり歩いてみてから一周するかどうかを決めるとよいでしょう。
フュッセンのほかの見どころと組み合わせて
ツィーゲルヴィースは、徒歩で回る半日コースに無理なく組み込めます。川沿いを北へ戻ってレヒの滝へ向かい、そこから旧市街へ上っていきましょう。町を見下ろす後期ゴシック様式の城ホーエス城(Hohes Schloss)や、現在は市立博物館になっている旧聖マング修道院(St. Mang)があります。
車や自転車があれば、東へ少し走るだけでアルプ湖(Alpsee)やシュヴァン湖(Schwansee)、ホーエンシュヴァンガウの城々にも足を延ばせます。もっと森を歩きたい方は、ツリートップウォークのオーストリア側の終点からピンスヴァング(Pinswang)方面へ、レヒ川沿いの散策路が続いています。
よくある質問
ツィーゲルヴィース森林体験センターはどこにありますか?フュッセンからの行き方も教えてください。
住所はTiroler Straße 10です。フュッセンから南のロイテ方面へ向かう道路沿いにあり、オーストリアとの国境に近いレヒ川のほとりに位置しています。旧市街からはレヒの滝の脇を通り、マックスシュテーク橋を渡って歩いて約30分です。ロイテ方面行きの路線バスもこの道を通るほか、現地には駐車場もあります。
開園時間は何時ですか?
敷地は毎日9:00 AM–7:30 PMに開いているとされています。ツリートップウォークのバウムクローネンヴェークは季節ごとに独自のスケジュールで運営されているため、出かける前にツィーゲルヴィースの公式サイトで確認してください。
滞在時間はどのくらい見ておけばよいですか?
展示館、散策路ひとつ、ツリートップウォークを回るなら2〜3時間が目安です。遊びながら歩けるコースを利用する家族連れは、さらに長く過ごすことも多いようです。
ツリートップウォークは本当にオーストリアまで続いているのですか?
はい。バウムクローネンヴェークはバイエルンとチロルの境を越えるため、ドイツ側から歩き始めてオーストリア側に到着します。境界には標識が立っていますが、検問所はありません。
近くにはほかにどんな見どころがありますか?
町へ戻る道の途中にレヒの滝があります。フュッセンの旧市街、ホーエス城、旧聖マング修道院までは歩いて30分ほどです。ホーエンシュヴァンガウの城々へは、東へ車で少し走れば到着します。
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