ブロンズと花崗岩、そして馬上の将軍
丘の頂上は、全体がひとつの巨大な彫刻になっています。ウルグアイ出身の芸術家フアン・マヌエル・フェラーリが手がけたアンデス軍記念碑(Monumento al Ejército de los Andes)で、1914年に除幕されました。1817年、チリとペルーを解放するためにホセ・デ・サン・マルティンが率いてアンデスを越えた軍をたたえる記念碑です。
丘の上には花崗岩の大きな塊がそびえ、その表面をブロンズ像がよじ登るように配されています。最上部では「自由の女神」が鎖を断ち切り、その下では兵を率いるサン・マルティンが馬を進めています。側面のレリーフには遠征の物語が刻まれているので、ぜひぐるりと一周してみてください。
- 軍旗を縫い上げるメンドーサの女性たち「パトリシアス・メンドシーナス」
- 遠征軍の武器を鍛えたルイス・ベルトラン修道士の工房
- 山の峠を越えて大砲を運ぶ兵士とラバ
西と東に広がる眺め
台座から少し離れると、街のつくりがよく見渡せます。東側には、街路樹に覆われたメンドーサの碁盤目状の街並みが平らに広がっています。西側では記念碑の背後にアンデスの山麓が立ち上がり、彫刻とその題材となった山々をひとつのフレームに収めることができます。
眼下にはサン・マルティン将軍公園が広がり、ボート池やマルビナス・アルヘンティナス・スタジアム(Estadio Malvinas Argentinas)、フランク・ロメロ・デイ・ギリシャ劇場も見えます。この劇場では、夏の終わりにブドウの収穫祭である全国ベンディミア祭(Fiesta Nacional de la Vendimia)が開かれます。
頂上での滞在時間は45分から1時間ほどを見込んでおきましょう。公園を歩いて登る場合は、さらに1〜2時間を足してください。
公園を抜けて丘を登る
多くの人は、エミリオ・シビット通り(Avenida Emilio Civit)の突き当たりにある装飾豊かな公園の門「ポルトネス・デル・パルケ(Portones del Parque)」から歩き始めます。そこから道は公園を横切り、曲がりくねりながら丘を登っていきます。
- 徒歩: 中心街からは優に1時間以上かかると考えてください。上のほうの道は急で、日陰もほとんどありません。
- 自転車: 市内にはレンタサイクル店がいくつかあります。上り坂は短めですが、ずっと勾配が続きます。
- タクシー・配車サービス: いちばん早い方法で、頂上のテラス近くまで連れて行ってくれます。
- メンドーサの観光バス: 市内周遊ルートには、たいていこの丘が含まれています。チケットを買う前に最新のルートを確認しましょう。
頂上へ続く道と記念碑の開放時間はここでは確認できておらず、季節によって変わることもあります。特に夕方に行きたい場合は、出発前にメンドーサの観光案内所に問い合わせておくと安心です。
サイクリストやマテ茶を楽しむ人たちと過ごす丘
丘の道はトレーニングコースとしても使われています。特に週末の朝は、カーブでサイクリストやランナーとすれ違うことが多いでしょう。道の端を一列になって歩き、勢いよく下ってくる自転車の音に気を配ってください。
頂上では、家族連れやグループが低い石垣に腰を下ろし、魔法瓶とマテ茶の器を手にくつろぐ姿をよく見かけます。頂上で水や食べ物が手に入るとは限らず、公園もかなり広いので、飲み物と軽食は持参しましょう。
この記念碑は独立戦争をしのぶ国の記念碑です。写真を撮るためにブロンズ像によじ登るのは礼を欠く行為なのでやめましょう。テラスの階段から撮影すれば、自由の女神と山々を一枚に収めることもできます。
メンドーサの夏は暑く乾燥していて、遮るもののない丘の上は日差しが強烈です。真夏は早朝に訪れるのがよいでしょう。3月から5月の秋には公園の木々が色づき、空気も澄んでいることが多くなります。アンデスの山並みを眺めるのが登る目的なら、空気の澄み具合が何より大切です。
よくある質問
メンドーサの中心街からセロ・デ・ラ・グロリアへはどう行けばよいですか?
西へ向かい、エミリオ・シビット通りの突き当たりにあるポルトネス・デル・パルケまで進みます。そこからサン・マルティン将軍公園内の道をたどって丘を登ります。徒歩だと優に1時間以上かかります。タクシーや配車サービス、自転車、市の観光バスを使えばもっと早く着きます。
セロ・デ・ラ・グロリアではどのくらい時間をとればよいですか?
記念碑の周りを歩いて景色を楽しむなら、頂上で45分から1時間ほどを見込んでおきましょう。公園内を歩いたり自転車で登ったりする場合は、さらに1〜2時間を足してください。
訪れるのにいちばんよい時期・時間帯はいつですか?
アンデス山脈を望める可能性がいちばん高いのは晴れた朝です。夏は早朝に行けば、厳しい暑さも避けられます。3月から5月の秋には、公園の木々が色づきます。
記念碑には何が表現されているのですか?
フアン・マヌエル・フェラーリが制作したアンデス軍記念碑で、1914年に除幕されました。最上部には鎖を断ち切る自由の女神が立ち、その下には馬に乗ったサン・マルティンがいます。レリーフには、軍旗を縫うメンドーサの女性たちや、軍の武器を鍛えるルイス・ベルトラン修道士の姿が描かれています。
周辺にはほかに何がありますか?
丘の周りにはサン・マルティン将軍公園が広がっています。園内には、ボート池やベンディミア祭の会場となるフランク・ロメロ・デイ・ギリシャ劇場、マルビナス・アルヘンティナス・スタジアム、公園の門ポルトネス・デル・パルケがあります。
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