ひとつの広場を中心に再建された街
1861年の大地震のあと、メンドーサの街は新たに区画し直されました。その新しい碁盤目の中心に据えられたのが独立広場です。
広場はチレ通り(Chile)、リバダビア通り(Rivadavia)、パトリシアス・メンドシナス通り(Patricias Mendocinas)、エスペホ通り(Espejo)に囲まれ、まるまる4ブロック分の広さがあります。背の高いプラタナスの下を幅の広い小道が縦横に走り、外周の歩道脇には「アセキア(acequias)」と呼ばれる用水路が流れています。砂漠の街がこれほど緑豊かなのは、この用水路のおかげです。
中央には半円形の噴水があります。小道沿いにはベンチが並び、露店も店を広げています。アルゼンチンでも指折りのレビュー数を誇る公共空間なので、いつ訪れても人の姿があると思っておきましょう。
広場の上と下で楽しめるもの
独立広場には、いくつもの顔があります。注目したいのは次のとおりです。
- 市立近代美術館(Museo Municipal de Arte Moderno):広場の真下に造られた美術館です。地面に埋め込まれたような入口を探してみてください。
- インデペンデンシア劇場(Teatro Independencia):エスペホ通り側に建つ、街の歴史ある劇場です。
- パーク ハイアット:旧プラザホテルを修復した建物で、チレ通り側から広場に面しています。
- 手工芸品市:主に週末、小道沿いに職人の屋台が並びます。
- サルミエント通り(Paseo Sarmiento):広場から東のサン・マルティン通り(Avenida San Martín)へ延びる歩行者専用道路で、カフェが軒を連ねています。
5つの広場をめぐる散策
メンドーサは街の造りが整然としているので、独立広場から気軽にぐるりと一周できます。広場の四隅からそれぞれ1ブロック先に、小さな衛星広場が配置されています。
- スペイン広場(Plaza España):青と白のタイル装飾が見どころです。
- イタリア広場(Plaza Italia):4つの中で最も緑が多い広場です。
- チリ広場(Plaza Chile):アンデス山脈を挟んだ隣国チリに敬意を表した広場です。
- サン・マルティン広場(Plaza San Martín):金融街に最も近い広場です。
5つすべてをのんびり歩いて回ると、1〜2時間ほどかかります。道は平坦で、ほとんどが日陰です。震災後に生まれた歴史ある碁盤目の街並みを、ひととおり見て回れます。目抜き通りのサン・マルティン通りは、東へ数ブロック行ったところにあります。
メンドーサの時間の流れに合わせるコツ
広場そのものは閉まることがありませんが、周囲の街はまた別の時間で動いています。
- シエスタは今も健在です。 多くの商店や美術館は昼過ぎにいったん閉まり、夕方に再び開きます。美術館と劇場はそれぞれ独自の営業時間を設けているので、出かける前に確認しておきましょう。
- 人出が増えるのは夕方以降です。 暑さが和らぐと、家族連れやカップルで小道がいっぱいになります。メンドーサでは、夕食が午後9時より前に始まることはめったにありません。
- 屋台が出るのは週末です。 手工芸品市がお目当てなら、土曜か日曜に訪れる計画を立てましょう。
- 露店での支払い: 小さな屋台ではペソの現金払いが好まれることが多いです。サルミエント通りのカフェはたいていカードが使えます。アルゼンチンでは、席に着いて食事をする店で10%ほどのチップを渡すのが一般的です。
- アセキアに注意しましょう。 この用水路は歩道のすぐ縁にふたもなく流れていて、暗くなってから足を踏み外す旅行者は意外なほど多いです。
- 人混みでは油断は禁物です。 にぎやかな中央広場ならどこでも同じですが、スマートフォンをズボンの後ろポケットに入れるのはやめましょう。
独立広場は、街の祝祭の舞台でもあります。夏の終わりに開かれるブドウ収穫祭「フィエスタ・ナシオナル・デ・ラ・ベンディミア(Fiesta Nacional de la Vendimia)」の期間中は、さまざまなイベントやパレードが中心街を通ります。この時期に旅行する場合は、混雑や交通規制を覚悟しておきましょう。
よくある質問
独立広場はメンドーサのどこにありますか?
メンドーサ中心街のど真ん中、Gral. Espejo 300にあります。チレ通り(Chile)、リバダビア通り(Rivadavia)、パトリシアス・メンドシナス通り(Patricias Mendocinas)、エスペホ通り(Espejo)に囲まれた4ブロック分を占めています。広場の東側からはサルミエント通り(Paseo Sarmiento)がサン・マルティン通り(Avenida San Martín)へと延びています。
夜でも入れますか?
現在は24時間開放とされています。暑さが和らぐ夕方以降が最もにぎわう時間帯です。ただし、広場の地下にある美術館と劇場はそれぞれ独自の営業時間を設けているので、別途確認してください。
どのくらいの時間を見ておけばよいですか?
広場だけなら45分〜1時間ほどで十分です。スペイン広場、イタリア広場、チリ広場、サン・マルティン広場まで歩いて巡るなら、1〜2時間を見ておきましょう。
手工芸品市はいつ開かれていますか?
職人たちの屋台が広場の小道沿いに並ぶのは、主に週末です。平日でも噴水のまわりには何軒か露店が出ています。
近くには何がありますか?
広場に面してインデペンデンシア劇場(Teatro Independencia)と、旧プラザホテルを改装したパーク ハイアットが建っています。広場の地下には市立近代美術館(Museo Municipal de Arte Moderno)があります。東端からはカフェが並ぶ歩行者専用のサルミエント通りが始まります。
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