見学できる「動物病院」
グイラ・オガは動物園ではありません。今も現役で動物を救護しているセンターです。名前はグアラニー語で、一般に「鳥たちの家」と訳されています。ミシオネス州でけがをしたり、親を失ったり、密売業者から押収されたりした動物たちがここへ運ばれてきます。回復した動物は野生に帰されますが、帰れなかった動物はそのままここで暮らします。見学で出会えるのは、そうした動物たちです。
そのため、見学の内容も動物園とは違ってきます。飼育スペースがあるのは、本物の大西洋岸森林の樹冠の下です。アルゼンチンのこの一帯を覆う、緑豊かで湿度の高いパラナ森林(セルバ・パラナエンセ)です。ガイドの案内で土の小道を歩きながら、一頭一頭の来歴を聞いていきます。
なぜここにいるのか、森で生き抜くには何が必要なのかといった話です。交通事故やペット取引、生息地の減少など、動物たちがここへ来ることになった原因について考えさせられることも多いでしょう。
小道で出会える動物たち
木々の下を歩くので日差しは遮られますが、湿気はかなりあります。施設の公式紹介で挙げられているのは次の動物たちです。
- サル:多くの来場者にとって一番印象に残る存在です
- オオハシ:大きなくちばしが緑の葉によく映えます
- オセロット:この森に暮らす、斑点模様の野生ネコです
- その時期に保護されている動物によって、ほかにもさまざまな在来の鳥類や哺乳類がいます
動物は保護されたり野生に帰されたりして入れ替わるため、どんな一覧も目安程度に考えてください。まだ療養中の動物がいる飼育スペースもあります。そうした場所では、ガイドが来場者に距離を取らせたり、見学そのものを省いたりすることがあります。
国道12号線でのアクセス
施設の住所はRN12 1638です。プエルト・イグアスとイグアスの滝国立公園の入口を結ぶ幹線道路沿いにあるので、旅程に組み込みやすいでしょう。プエルト・イグアスのバスターミナルから滝へ向かうバスもこの道を通ります。運転手にグイラ・オガで降りたいと伝えれば、入口で降ろしてもらえます。
町の中心部からタクシーやレミス(ハイヤー)を使っても、すぐの距離です。その場合は、車が帰ってしまう前に帰りの便を手配しておきましょう。幹線道路沿いでは客待ちのタクシーがいないからです。自分の車で来る人は、道路から少し入った入口に駐車場があります。
見学の時間帯
現在の営業時間は毎日9:00am–4:30pmです。自然の中の施設なので、季節や祝日によって営業時間が変わることがあります。出発前に公式サイトで確認してください。見学はガイド付きなので、夕方近くに着くと最終グループに間に合わないこともあります。
平日・週末を問わず、最も空いているのは9am〜10amです。この時間帯はグループの人数が少なく、朝なので涼しく歩きやすいのも利点です。週末の12pm〜2pmはなるべく避けましょう。ツアーが満員になり、小道も混み合うピークの時間です。
所要時間はおよそ1時間半です。ちょっと立ち寄るつもりで計画するのはやめましょう。午前中にここを訪れ、午後は町で過ごすのがおすすめの組み合わせです。プエルト・イグアスに到着した日に訪れるのもよいでしょう。アルゼンチン側の滝と同じ日に詰め込むと、たいていどちらも慌ただしくなってしまいます。
ガイドと歩くときの心得
次のことを守れば、見学がスムーズに進みます。
- グループから離れないこと。 ここでは単独行動はできません。歩く速さも立ち止まる場所も、ガイドが決めます。
- 声は小さめに。 ストレスを抱えていたり療養中だったりする動物が多く、騒音はセンターの目的そのものに反します。
- どんなに人懐っこく見えるサルでも、餌を与えたり手を伸ばしたりしないこと。 人に慣れた動物ほど、野生に帰れる可能性が低くなります。
- 言語についてはチケット窓口で確認を。 ツアーの多くはスペイン語で行われます。ほかの言語のツアーがあるかどうか、到着したら尋ねてみましょう。
- 料金は出かける前に、入口か公式サイトで確認を。 料金は変わることがあり、支払ったお金は救護活動の資金になります。
気になることはどんどん質問しましょう。ガイドは動物の世話を担当している人であることも多く、特定の一頭がどうやってここへ来たのかを尋ねると、とっておきの話が聞けます。
森へ持っていくもの
歩くのは湿度の高い亜熱帯の森です。街歩きの観光ではなく、森歩きのつもりで準備しましょう。
- 虫よけ:ミシオネス州では一年中欠かせません
- 水:日陰にいても湿気で体力を奪われます
- つま先の覆われた靴:小道は土なので、雨のあとはぬかるみます
- ある程度ズームのきくカメラ:多くの動物は飼育スペースの奥にいて、近づくことはできません
小雨ならたいていツアーは中止になりません。森の樹冠がある程度雨を受け止めてくれます。ただし激しい嵐となると話は別です。空模様が怪しいときは、町を出る前に施設に問い合わせましょう。
よくある質問
グイラ・オガが最も空いている時間帯はいつですか?
平日・週末ともに9am〜10amです。最も混み合う週末の12pm〜2pmの昼どきは避けましょう。
プエルト・イグアスからグイラ・オガへはどう行けばよいですか?
施設は町とイグアスの滝国立公園の間、国道12号線沿い(RN12 1638)にあります。プエルト・イグアスのバスターミナルから滝行きのバスに乗り、グイラ・オガで降りたいと伝えてください。タクシーやレミス(ハイヤー)でもすぐの距離です。
見学にはどのくらい時間がかかりますか?
ガイド付きの散策でおよそ1時間半、これに移動時間が加わります。現在は毎日9:00am–4:30pmの営業ですが、季節によって変わることがあるので公式サイトで確認してください。
自由に歩き回ることはできますか?
できません。ここは動物の救護とリハビリのためのセンターなので、ガイドと一緒にグループで見学します。グループから離れず、静かにし、動物には絶対に餌を与えないでください。
グイラ・オガとイグアスの滝を同じ日に回れますか?
滝へ向かう道沿いにあるので可能ですが、どちらも慌ただしくなります。別の日の午前中か、到着した日に訪れるほうがおすすめです。
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