湖畔にそびえるコンクリートの塔
トロントのダウンタウンでは、ほとんどどの通りからでもこのタワーが目に入ります。高さ553.3メートルの灰色のコンクリートの柱が1本まっすぐに伸びています。その3分の2ほどの高さにドーナツ形の展望ポッドがあり、さらに上には細いアンテナが立っています。開業は1976年です。2007年にドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまで、30年以上にわたって世界一高い自立式建造物でした。
遠くから眺めたときの印象よりも、足元はずっとにぎやかです。タワーの根元にはリプリーズ水族館(Ripley’s Aquarium of Canada)があり、すぐ隣にはロジャーズ・センター(Rogers Centre)が建っています。広場の向かいにあるのはラウンドハウス・パーク(Roundhouse Park)で、昔の鉄道の転車台が残されています。数ブロック南へ進み、ガーディナー・エクスプレスウェイを越えた先がオンタリオ湖です。
ブレムナー・ブールバードへのアクセス
住所は290 Bremner Blvdです。いちばん楽なのは、最初から最後まで屋内を通って行けるルートです。
- 地下鉄: 1号線(ヤング・ユニバーシティ線/Yonge–University)に乗り、ユニオン駅(Union Station)で降ります。
- ユニオン駅から徒歩: 「スカイウォーク(SkyWalk)」の案内表示に従って進みます。線路の上を渡るガラス張りの屋内通路で、出るとタワーと水族館のすぐ横です。
- GOトランジット/UPエクスプレス: どちらもユニオン駅に停車するので、ピアソン空港や郊外からも乗り換えなしで来られます。
- 路面電車: 509系統と510系統がクイーンズ・キー(Queens Quay)とスパダイナ(Spadina)沿いを走っています。停留所からは南や西へ少し歩きます。
ダウンタウンは車だと渋滞しやすく、駐車料金もかなり高めです。ロジャーズ・センターでブルージェイズの試合がある日は特に注意が必要です。
下から順に見る各フロア
まず印象に残るのがエレベーターです。前面がガラス張りで、1分もかからずに柱の中を駆け上がります。耳がツンとするうちに、街並みがみるみる足元へ遠ざかっていきます。その先でどこへ行けるかは、チケットの種類によって変わります。
- ルックアウト・レベル(LookOut Level/346 m): 床から天井まで窓が続く、屋内の円形メインフロアです。晴れた日にはトロント諸島や島の空港のほか、長く続く湖岸線まで見渡せます。
- グラス・フロア(Glass Floor/342 m): 強化ガラスのパネルの上に立ったり、座ったり、寝そべったりできます。はるか下の広場までさえぎるものは何もありません。ほとんどの人は、まず片足だけそっと乗せてみるようです。
- 屋外スカイテラス(SkyTerrace): 同じ342 mの階にあり、安全用の金網で囲まれています。風を肌で感じ、上空から車の音を聞くことができます。
- スカイポッド(SkyPod/447 m): 別のエレベーターで上がる、より高い位置にある小さめの展望台です。追加料金がかかりますが、タワーの高さを存分に味わいたいなら上がる価値があります。
エッジウォーク(EdgeWalk) は、安全ハーネスを着けてメインポッドの外周を歩く体験です。開催は季節限定で、公式サイトからの事前予約が必要です。
食事中に景色がめぐる回転レストラン
360レストランは、約72分かけてゆっくりと1周します。席を立たなくても、食事のあいだに湖や島々、ダウンタウンの高層ビル群を順に眺められます。料金は高めで、記念日のお祝いや夕暮れどきの時間帯に予約する人が多いようです。
予約に何が含まれるかや営業時間は、レストラン専用の予約ページで確認してください。展望フロアとは営業時間が異なります。
混雑を避けるコツ
カナダでも指折りのレビュー数を誇る観光スポットだけに、行列もそれなりにできます。列ができやすいのは、セキュリティチェック、エレベーター、グラス・フロアの3か所です。何よりも大切なのは、訪れる時間帯です。
- 早めに行きましょう。 平日は午前9時〜午前11時がもっとも空いています。週末は落ち着いている時間が短く、午前9時〜午前10時です。
- 週末の午後は避けましょう。 土日の午後12時〜午後9時は列が伸び、長い状態が続きます。週末しか行けない場合は、最初の入場枠に合わせて入口に着いておきましょう。
- 時間指定チケットをオンラインで購入しましょう。 料金やチケットの種類はCNタワーの公式サイトに掲載されています。事前に予約しておけば、チケット売り場に並ばずに済みます。
- 荷物は少なめに。 入場時には全員が空港と同様のセキュリティチェックを受けます。大きなバッグは時間がかかるうえ、持ち込みを断られることもあります。
- まずは見通しを確認しましょう。 雲が低いと、景色がまったく見えないこともあります。チケットを買う前にポッドを見上げ、上部が霧に隠れているようなら別の日にしたほうが無難です。
館内ではどこでもカードやタッチ決済が使えます。カナダでは、テーブル席のレストランでチップを渡すのが一般的で、目安は15〜20パーセントです。カウンター式のカフェでは必要ありません。
光に合わせて訪問時間を選ぶ
現在Googleでは、営業時間は毎日午前9時〜午後9時30分と案内されています。展望フロアの営業時間は季節や特別イベントによって変わるため、出かける前に公式サイトで当月のスケジュールを確認してください。
ルックアウト・レベルとグラス・フロアを見るなら、90分〜2時間ほど見ておきましょう。スカイポッドや食事を加える場合は、さらに時間が必要です。明るいうちに到着し、夜まで残って街に明かりが灯っていく様子を眺める人も大勢います。
地上に戻ると、夜にはタワーの柱がLEDの光で色を変えます。祝日や社会的な活動にちなんだ色になることも多くあります。眺めるのにおすすめなのは、クイーンズ・キー沿いのウォーターフロントや、トロント諸島から戻るフェリーの上です。
よくある質問
CNタワーがいちばん空いている時間帯はいつですか?
平日は午前9時〜午前11時、週末は午前9時〜午前10時がもっとも空いています。週末の午後12時〜午後9時は最も混み合うため、避けたほうがよいでしょう。
地下鉄でCNタワーへ行くにはどうすればよいですか?
1号線(ヤング・ユニバーシティ線/Yonge–University)でユニオン駅まで行きます。駅からは「スカイウォーク」の案内表示に従ってください。屋内通路を進むと、ブレムナー・ブールバード(Bremner Blvd)にあるタワーの根元に出ます。
CNタワーの所要時間はどれくらいですか?
ルックアウト・レベル、グラス・フロア、屋外テラスを見るなら、90分〜2時間ほどを見込んでおきましょう。スカイポッドやエッジウォークに参加する場合や、360レストランで食事をする場合は、さらに時間に余裕を持たせてください。
CNタワーの営業時間を教えてください。
現在Googleでは、毎日午前9時〜午後9時30分と案内されています。季節やイベントによって変わることがあるため、出かける前にCNタワーの公式サイトで確認してください。
CNタワーの近くにはほかに何がありますか?
すぐ隣にリプリーズ水族館とロジャーズ・センターがあり、広場の向かいにはラウンドハウス・パークがあります。南へ少し歩けば、クイーンズ・キーのウォーターフロントやトロント諸島行きのフェリー乗り場です。
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