目抜き通りに建つ王宮
王家の敷地は、ラヤ・ウブド通り(Jl. Raya Ubud)にじかに面しています。入口に構える割れ門(チャンディ・ブンタル)は、赤レンガに灰色の石彫を組み込んだものです。通りの向かいはもうウブド市場で、入口からわずか数メートル先をスクーターやタクシーがひっきりなしに行き交っています。
ところが門をくぐると、喧騒はすっと遠のきます。彫刻を施した戸口を抜けるたびに、次の中庭が現れます。一段高い石の基壇の上には壁のない東屋(バレ)が建ち、階段の両脇では守護像がにらみをきかせています。
ここは今も使われている現役の王宮です。1800年代初頭の統治者にまでさかのぼる家系を持つウブド王家が、今も奥の居住区で暮らしています。見学者が入れるのは外側の中庭までです。
見どころをじっくり読み解く
プリ・サレンでは、バリの王宮がどのような配置で造られているのかがよくわかります。中庭から中庭へは、計算された順序で並ぶ門を通って進む造りです。次の点に注目してみてください。
- 彫刻の門: 通りに面したチャンディ・ブンタルと、内側に建つ屋根付きのより背の高い門です。花模様や魔物の顔のレリーフがびっしりと刻まれています。
- 東屋: 装飾豊かな彩色の梁を持つ開放的なバレで、儀式や舞踊に使われます。
- お供え物: 祠や階段には、葉を編んだ小さな供物(チャナン・サリ)が置かれています。決してまたがず、よけて歩きましょう。
- 金箔の扉と石の守護像: 奥へ通じる入口の周りほど、細工が緻密になっていきます。
中庭の見学には30~45分ほどみておきましょう。時間の大半は彫刻の鑑賞に費やすことになりますが、ゆっくり眺めるほど味わいが深まります。
入場の心得と夜の王宮
ここでは、時間帯よりも敬意を払うことのほうが大切です。実用的なポイントをまとめました。
- 服装: 肩と膝が隠れる服装にしてください。バリの儀礼空間ではサロンと腰帯の着用が基本です。特に儀式が行われているときのために、自分で用意して持っていきましょう。
- ロープで仕切られた場所: 王家の私的な居住区です。ロープの先には立ち入らないでください。祈りを捧げている人を間近で撮影するのも控えましょう。
- 儀式: お供え物を捧げていたり、行列の準備をしていたりするときは、脇によけて待ちましょう。祈っている人の前を横切ってはいけません。
- 舞踊のチケット: 夜になると前庭が舞台に変わり、ガムラン楽団の演奏に合わせてレゴンなどの伝統舞踊が上演されます。チケットは門の近くやラヤ・ウブド通り沿いの売り子から購入できます。料金とその夜の演目もそこに掲示されているので、当日に確認してください。
- 座席: 舞踊の夜は自由席です。開演よりかなり早めに着けば、たいてい門がよく見える席を確保できます。この門はどの公演でも舞台の背景になります。
昼と夜の開場時間は変わることがあるので、出かける前に確認しておきましょう。入口や宿泊先のゲストハウスで尋ねることができます。
ベモ・コーナー周辺
王宮が建つのは、ラヤ・ウブド通りとモンキーフォレスト通り(Jl. Monkey Forest)が交わる交差点です。地元の人はここをベモ・コーナーと呼んでいます。車だと渋滞しやすく駐車場もほとんどないので、ゲストハウスから歩いてくるか、交差点で降ろしてもらうのがおすすめです。
歩いて気軽に組み合わせられるスポットは次のとおりです。
- ウブド市場(Pasar Ubud): 王宮の真向かいにあります。日中は工芸品や織物の店が並び、早朝には青果も売られています。
- サラスワティ寺院(Pura Taman Saraswati): ラヤ・ウブド通りを西へ数分歩いたところにあります。蓮池の奥に建つ寺院で、夜にはここでも舞踊が上演されます。
- モンキーフォレスト通り: カフェやショップを眺めながら南へ進むと、突き当たりがモンキーフォレスト(Sacred Monkey Forest Sanctuary)です。
1日の過ごし方の一例をご紹介します。朝は市場を訪れ、昼食前に王宮の中庭を散策し、日が暮れてから舞踊を観に再訪するプランです。同じ門が見せる昼と夜、2つの表情を楽しめます。
よくある質問
プリ・サレン・アグン・ウブドの正確な場所はどこですか?
ギャニャール県ウブド中心部のJl. Raya Ubud No.8にあります。ウブド市場の向かい側で、モンキーフォレスト通り(Jl. Monkey Forest)との交差点(ベモ・コーナー)のすぐそばです。
王宮の見学にはどのくらい時間をみておけばよいですか?
昼間に中庭を見て回るなら30~45分が目安です。舞踊公演を観るなら、夜に改めて訪れる必要があります。
どんな服装で行けばよいですか?
肩と膝が隠れる服装にしてください。バリの儀礼空間ではサロンと腰帯を身に着けるのが慣習で、儀式が行われているときは特に大切です。
ここで舞踊公演を観るにはどうすればよいですか?
王宮の門の近くか、ラヤ・ウブド通り沿いの売り子からチケットを購入します。演目と料金はそこに掲示されています。席は自由席なので、よく見える場所で観たいなら早めに到着しましょう。
周辺には何がありますか?
真向かいにはウブド市場があり、西へ少し歩けばサラスワティ寺院(Pura Taman Saraswati)です。モンキーフォレスト通りを南へ進むと、モンキーフォレスト(Sacred Monkey Forest Sanctuary)に行き着きます。
ウブド旅行の準備
上記リンクの一部はアフィリエイトリンクです。このリンクから予約すると、追加料金なしでWander Atlasが少額の手数料を受け取ります。こうしてすべてのガイドを無料で提供しています。