ライブデータで事実確認 · 2026年10月15日

イベント ベルリン

スヌーカー・ジャーマン・マスターズ(ベルリン):開催日程・チケット・会場ガイド

このガイドの作り方

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スヌーカー・ジャーマン・マスターズ(ベルリン)(ベルリン、ドイツ)
Photo: Andrej146 / Wikimedia Commons (CC0)

アンハルター駅の脇には、かつて線路が広がっていた土地があります。その上にそびえるのが、先の尖った白い屋根です。中に入ると照明は落とされ、光が当たるのは緑の長方形ひとつだけ。毎年冬の1週間、テントのような形をしたテンポドロームのアリーナは、スヌーカー界で最もにぎやかな会場のひとつになります。ショットの合間には歓声が響き渡り、ショットの最中は水を打ったように静まり返るのです。

ジャーマン・マスターズは、ワールドスヌーカーツアーに組み込まれたプロのランキング大会です。2027年大会は2027年1月25日〜31日に開催され、今回もベルリンのテンポドロームが舞台となります。

ラシャのテーブルを覆うテント屋根

テンポドロームは、コンクリートと鋼鉄でサーカスのテントをかたどったような建物です。設計を手がけたのは建築事務所フォン・ゲルカン・マルク・アンド・パートナーズで、2001年に開館しました。前身はテント式の会場で、そのルーツはベルリンのオルタナティブ・アートシーンにさかのぼります。

この形はスヌーカー観戦にとって大きな意味を持っています。アリーナのフロアを四方から囲むように客席が急勾配でせり上がっているため、後方の列からでもテーブルを横からではなく見下ろす形で観られるのです。選手たちも以前から、ベルリンの観客はイギリス国外のツアー会場の中でも特に人数が多く、声援が熱いと口にしています。

2027年1月25日〜31日:1週間の流れ

大会は7日間にわたって行われます。1週間通して観戦するファンは、出場選手が日に日に絞られていく様子を目にすることになります。にぎやかだったフロアは、決勝ではライトに照らされたテーブル1台だけになります。

この種のランキング大会では、序盤のラウンドは複数の試合が同時に進行するのが一般的です。勝負が大詰めに近づくにつれて、テーブルは1台に絞られます。各日はいくつかのセッションに分かれており、チケットは基本的に1日単位ではなく1セッション単位です。

実際の観戦では、次のような違いがあります。

  • 週の前半:試合数も出場選手も多く、お目当ての選手を観られるチャンスが広がります。
  • 週末:試合数は減りますが、1フレームが長くなり、会場は最も混み合います。
  • 最終日:行われるのは1試合だけで、2セッションにまたがることも珍しくありません。

組み合わせやセッションのスケジュール、試合結果は、ワールドスヌーカーツアーの公式サイトで発表されます。

アンハルター駅からテンポドロームへのアクセス

会場の所在地はクロイツベルク地区のMöckernstraße 10で、ポツダム広場(Potsdamer Platz)の近くです。最寄りの鉄道駅はアンハルター駅(Anhalter Bahnhof)で、SバーンのS1、S2、S25、S26が停まります。駅からは旧駅舎のレンガ造りの玄関跡を横目に、歩いて数分で到着します。この廃墟となった玄関は、かつてベルリン有数のターミナル駅だった建物の唯一の名残です。

ほかにも次のような行き方があります。

  • Uバーンのメッケルン橋駅(Möckernbrücke)(U1、U3、U7)からは南へ少し長めに歩きます。
  • ポツダム広場(SバーンおよびU2)は、ミッテ(Mitte)地区に滞在している方なら歩いて行ける距離です。
  • BER空港からは、地域列車やSバーンで市中心部まで出られます。アンハルター駅への乗り換えも簡単です。

会場周辺は駐車スペースが限られているため、観客のほとんどは公共交通機関を利用しています。

テントの中の静寂:スヌーカー観戦のマナー

スヌーカーには独自の暗黙のルールがあり、ベルリンの観客はそれをよく心得ています。選手がショットの構えに入った瞬間、満員の会場がしんと静まり返ります。その光景を味わうのも、観戦の醍醐味のひとつです。

常連の観客は、次のような点に気を配っています。

  • ショット中は動かないこと。選手の視界に入る場所で動くのは、会場で最も嫌われる行為です。
  • 移動はフレームの合間に。フレームが終わるまでは係員が入口で入場を止めるのが一般的です。フレームの途中で席を立つと、外で待たされることになりかねません。
  • 携帯電話はマナーモードにし、フラッシュは使わないこと。着信音が鳴れば審判に注意され、周囲の観客からも冷たい視線を浴びます。
  • 拍手のタイミングを見極めること。フレームを決めるショットやロングポット、高得点のブレイクの後に拍手を送ります。ボールがまだ動いている間は控えましょう。
  • 審判の指示に従うこと。審判が静粛を求めると、会場は数秒で静まります。

ドイツのファンは、高得点のブレイクだけでなく、見事なセーフティにも惜しみなく拍手を送ります。うまく決まったショットに一緒に拍手をするのが、会場の雰囲気に溶け込むいちばんの近道です。

客席を埋める観客たち

ジャーマン・マスターズにはさまざまな観客が集まり、その顔ぶれの多彩さが大会の個性にもなっています。ドイツでは長年にわたるユーロスポーツでのテレビ中継を通じてスヌーカー人気が大きく高まり、テンポドロームは国内でこの競技の中心的な舞台となりました。

また、中国をはじめとするアジアのファンも大勢詰めかけます。中国人選手がテーブルに立つと、国旗や横断幕が掲げられ、サポーターが1フレームごとに熱心に見守る姿がよく見られます。ベルリンで開かれるほかのスポーツイベントと比べても国際色が豊かだと感じる来場者は少なくありません。

チケットとセッションの選び方

大会を運営するのはワールドスヌーカーツアーで、チケットへのリンクは公式サイトに掲載されています。チケット料金は公式サイトや販売元のページで確認できます。本ガイドでは料金は紹介していません。

常連のファンは、だいたい次のように選んでいます。

  • お目当ての選手がいるファンは、試合数が最も多い序盤のセッションを選びます。
  • 雰囲気を楽しみたい初観戦の方は、週末の夜のセッションを選ぶのが一般的です。
  • 最終日の席は最も入手が難しく、真っ先に売り切れる傾向があります。

フロアに近い席なら、テーブルを間近で観られます。上の列からはボールの配置全体が見渡せるため、戦術的なフレームを追うにはこちらのほうがよいという観客も多くいます。

1月下旬のベルリン、クロイツベルク周辺

1月下旬のベルリンは真冬です。日は短く、気温は氷点前後で推移することが多いため、Sバーンの駅から会場まで歩くだけでも冷え込みます。それでもアリーナ内は暖房が効いており、ロビーにはバーもあるので、長いセッションも快適に過ごせます。

セッションの合間に気軽に歩いて行ける見どころもたくさんあります。

  • ドイツ技術博物館(Deutsches Technikmuseum):蒸気機関車や航空機が展示されています。運河沿いを南へ少し歩けば到着します。
  • テロのトポグラフィー(Topographie des Terrors):ゲシュタポ本部の跡地に建つ屋内の資料館です。屋外にはベルリンの壁の一部が残っています。
  • ポツダム広場:映画館やレストランが集まり、ソニーセンターの屋根も見られます。
  • リキドローム(Liquidrom):テンポドロームの建物内にあるスパで、塩水プールを備えています。

夜のセッションの後に食事をするなら、運河の南側、ベルクマン通り(Bergmannstraße)やメーリングダム(Mehringdamm)周辺のクロイツベルクの街並みがおすすめです。ケバブ店やカリーヴルストの屋台、夜遅くまで開いているバーが並んでいます。寒い夜でも徒歩や短い移動で宿に戻れるよう、来場者の多くはポツダム広場、ミッテ、クロイツベルクのいずれかに滞在しています。

よくある質問

2027年のジャーマン・マスターズはいつ開催されますか?

2027年のジャーマン・マスターズは、2027年1月25日〜31日にベルリンのテンポドロームで行われます。セッションごとのスケジュールや組み合わせは、ワールドスヌーカーツアーの公式サイトで発表されます。

テンポドロームへはどう行けばよいですか?

テンポドロームの所在地はクロイツベルク地区のMöckernstraße 10です。最寄り駅はアンハルター駅(S1、S2、S25、S26)で、歩いて数分です。Uバーンのメッケルン橋駅(U1、U3、U7)やポツダム広場からも徒歩圏内です。駐車スペースが限られているため、ほとんどの観客は公共交通機関で来場します。

1セッションはどのくらいの長さで、何セッション観ればよいですか?

大会の各日はいくつかのセッションに分かれており、チケットは基本的に1セッション単位です。多くの来場者は、より多くの選手を観られる週前半のセッションと、満員の会場の熱気を味わえる週末のセッションを1つずつ選んでいます。

スヌーカー観戦にはどんなマナーがありますか?

選手がショットを打つ間は動かず静かにしていること、携帯電話はマナーモードにし、フラッシュ撮影は控えることが基本です。席の出入りはフレームの合間だけにしましょう。拍手はフレームを決めるショットやロングポット、高得点のブレイクの後に送ります。ボールがまだ転がっている間は拍手を控えてください。

セッションの合間にテンポドローム周辺で楽しめることはありますか?

ドイツ技術博物館、テロのトポグラフィー、ポツダム広場はいずれも歩いて行ける距離にあります。テンポドロームの建物内にはスパ施設のリキドロームもあります。観戦後の食事なら、ベルクマン通りやメーリングダム周辺のクロイツベルク地区に、夜遅くまで営業している店がたくさんあります。

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