フォルヴィル市場通りの大屋根の下で
観光客の多くがまだ朝食をとっている頃、カンヌの人々はもうここで夕食の買い出しを済ませています。フォルヴィル市場は細長い屋根付きのホールがひとつだけの市場です。屋根の下には屋台が何列も連なり、架台に載せたテーブルには、その週プロヴァンスで採れたものが山積みになっています。
主役は農産物と花です。そのまわりには、朝獲れの魚を氷に並べた魚屋をはじめ、チーズの売り場、オリーブの店、ハーブを束で売る屋台が集まっています。カンヌでも特にレビューの多いスポットで、評価も常に安定して高いため、ゆっくり独り占めできるとは思わないほうがよいでしょう。
朝の時間配分
市場は昼どきに店じまいを始めるので、昼食の時間を目安に予定を組みましょう。現在の営業時間は次のとおりです。
- 月曜: 8am〜4pm
- 火曜〜金曜: 8am〜12:30pm
- 土曜・日曜: 8am〜1:30pm
平日は8am〜9amがいちばん落ち着いています。午後まで開いているのは月曜だけで、月曜の1pm〜2pmも空いています。週末の10am〜1pmは通路が人でいっぱいになり、人気の屋台には長い列ができます。この時間帯の到着はなるべく避けましょう。
すべての列を歩いて回り、ピクニック用の食材を買い、近くでコーヒーを飲むまで、60〜90分あれば十分です。遅い時間に行くと屋台の半分は空っぽで、いい魚も売り切れています。火曜〜金曜は特にその傾向が強くなります。
地元の常連のように買い物するには
フォルヴィルの流儀は、プロヴァンスのほかの市場と変わりません。それに従うかどうかで、売り手の対応も違ってきます。
- まずはあいさつを。 商品を指さす前に「ボンジュール(Bonjour)」と声をかけましょう。あいさつを省くと失礼だと受け取られます。
- 商品には手を触れないこと。 たいていの屋台では売り手が選んでくれます。欲しい数を伝えるか、「アン・キロ(un kilo)」や「ユヌ・バルケット(une barquette)」と頼みましょう。
- 「プロデュクトゥール(producteur)」の表示を探しましょう。 仕入れた品を売る業者ではなく、自分で育てた作物を売る生産者の目印です。
- 買い物袋と小銭を用意しておきましょう。 カードが使える屋台もありますが、小さな店には現金を好むところが多くあります。値段は各屋台のラベルや黒板に書かれています。
- 試食をお願いしてみましょう。 チーズやオリーブの売り手は、買う前にひと切れ味見させてくれることがよくあります。
あとで食べるつもりなら、「プール・ス・ソワール(pour ce soir、今夜用)」や「プール・ドゥマン(pour demain、明日用)」と伝えてみてください。果物屋さんがちょうどよい熟れ具合のものを選んでくれます。
市場の周辺
ホールは旧市街と新市街の境目に建っているので、朝の散歩の途中に気軽に立ち寄れます。
- ル・シュケ(Le Suquet): 市場の上手に延びる小道を登ると、古城とノートルダム・ド・レスペランス教会にたどり着きます。湾とレランス諸島を見渡す眺めが楽しめます。
- メニャディエ通り(Rue Meynadier): 市場のすぐ近くから始まる歩行者専用の商店街で、総菜店やパン屋が並んでいます。
- 旧港とパレ・デ・フェスティバル: どちらも坂を少し下ればすぐです。市場で買った食べ物を持って、港沿いのベンチで味わってみてください。
- カンヌ駅(Gare de Cannes): 中心街を東へ10〜15分ほど歩くと駅に着きます。
車で行く場合は、市場周辺の路上で空きを探すより、港近くの公営駐車場を利用しましょう。
よくある質問
フォルヴィル市場がいちばん空いているのはいつですか?
平日は8am〜9amがもっとも空いています。午後も開いているのは月曜だけで、この日は1pm〜2pmも落ち着いています。週末は10am〜1pmがいちばん混み合うので、この時間帯は避けましょう。
フォルヴィル市場の営業時間を教えてください。
現在は毎日8amに開場します。閉場は火曜〜金曜が12:30pm、土曜・日曜が1:30pm、月曜が4pmです。営業時間は変わることがあるので、お出かけ前にご確認ください。
カンヌ駅からフォルヴィル市場へはどう行けばよいですか?
中心街を西へ10〜15分ほど歩けば着きます。市場があるのはル・シュケの丘のふもと、旧港のすぐ上手にあるフォルヴィル市場通り(Rue du Marché Forville)です。
滞在時間はどのくらい見ておけばよいですか?
見て回って買い物をするなら60〜90分が目安です。ル・シュケの丘にも登るなら、さらに1時間ほど足しておきましょう。
フォルヴィル市場では何が買えますか?
中心となるのは地元産の果物や野菜、花です。ほかにも魚介やチーズ、オリーブ、ハーブがそろっていて、港のそばでピクニックを楽しむのにぴったりです。
カンヌ旅行の準備
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