湖畔の散歩道の先にある博物館
メンドーサの自然史博物館は、公園散策と一緒に楽しめる場所です。建っているのは、街の西側に広がる広大な植樹公園、サン・マルティン将軍公園(Parque General San Martín)の中のラス・ティパス通り(Av. las Tipas)沿いです。すぐ隣には湖があり、バラ園「ロセダル」(Rosedal)も目と鼻の先にあります。
多くの人は公園の木陰を歩いてやって来ます。このあとピクニックやサイクリングを予定している人も少なくありません。館名はフアン・コルネリオ・モヤノにちなんだものです。メンドーサの観光スポットのなかでも特にレビュー数が多く、評価も安定して高いので、家族連れを中心にいつもそれなりに人がいると思っておきましょう。
館内の見どころ
展示は大きく2つの分野に分かれていて、どちらもこの地域に根ざした内容です。
- 自然科学: 化石や古生物学の展示に加え、アンデス山脈やメンドーサ周辺に広がる乾燥したクージョ地方の平原に暮らす動植物を紹介しています。
- 人類学・考古学: スペイン人の到来の前後に、この谷あいで暮らしてきた人々を取り上げています。
- 年齢を問わず楽しめる展示: 建物は近代的です。展示は大人だけでなく学校の団体も想定してつくられているので、子どもでも十分楽しめます。
解説パネルはほとんどがスペイン語です。スペイン語が読めない場合は、カメラ翻訳機能付きの翻訳アプリを使うのがいちばん手軽です。アンデスの高地へ足をのばす予定があるなら、地域の動物を紹介する展示室で、現地で出会えるかもしれない生き物を予習しておくとよいでしょう。
ラス・ティパス通りへのアクセス
博物館は独立広場(Plaza Independencia)から西へ約3〜4 kmです。華やかな装飾の鉄門「公園の門」(Portones del Parque)をくぐった先にあります。行き方はいくつかあります。
- タクシー・配車アプリ: いちばん簡単な方法です。運転手には「エル・ムセオ・モヤノ、エン・エル・パルケ、アル・ラド・デル・ラゴ(公園の中の、湖のそばのモヤノ博物館へ)」と伝えましょう。
- 自転車: メンドーサは平坦な街で、公園内にも自転車道が通っています。
- 徒歩: 中心街からエミリオ・シビット通り(Avenida Emilio Civit)を西へ進み、そのまま門を抜けて公園に入ります。所要時間はおよそ45分です。
- 路線バス: 公園へ向かう路線がいくつかあります。運賃はSUBEカードで支払います。カードは車内では買えないため、キオスクで購入・チャージしておきましょう。
訪れるタイミング
出かける前日には、開館日を確認しておきましょう。現在は月曜が休館で、日曜は午後2時からしか開かないため、日曜の午前中に訪れることはできません。火曜〜土曜は午前9時〜午後7時の開館です。
開館時間は季節や祝日によって変わるので、その月のスケジュールは公式サイトで確かめてください。平日の午前中は、遠足の学校団体が来ることが多い時間帯です。午前9時の開館直後か午後の半ばに行くと、展示室の団体客が少ないことがよくあります。
展示の見学には1.5〜2時間ほどかかります。メンドーサの夏は暑く乾燥しています。いちばん暑い時間帯は冷房の効いた博物館で過ごし、夕暮れどきに湖畔へ戻るのが賢い過ごし方です。
メンドーサっ子流の楽しみ方
博物館は公園で過ごす1日の立ち寄り先のひとつと考えて、計画を立てるのがおすすめです。
- 入館時にはスタッフにあいさつを。 アルゼンチンでは、受付で「ブエン・ディア(おはようございます)」や「ブエナス・タルデス(こんにちは)」とひと声かけるのが礼儀です。
- 入館料は入口で確認を。 料金は入口と公式サイトに掲示されています。列に並ぶ前に使える支払い方法を確かめ、念のためペソの現金も持っておきましょう。
- マテ茶の水筒は見学後のお楽しみに。 地元の人たちは湖のまわりの芝生でマテ茶を飲みながらくつろいでいます。ただし、展示室に飲食物は持ち込まず、外に置いておきましょう。
- シエスタのリズムに合わせて。 街なかでは、昼食後に数時間閉まる店がたくさんあります。博物館は火曜〜土曜なら午後も通して開いているので、その時間を過ごす場所にぴったりです。
- 学校団体のにぎやかさは覚悟して。 クラスの団体で展示室がいっぱいになっていたら、先に次の部屋へ進み、あとで戻ってくるとよいでしょう。
湖のほとりから丘の上へ
その日の残りの見どころも、歩いてすぐのところに集まっています。公園の整形式バラ園であるロセダルは湖のほとりにあります。湖岸の遊歩道では、メンドーサの人々がジョギングやボート漕ぎ、犬の散歩を楽しんでいます。
さらに西へ進むと、公園を見下ろすようにグロリアの丘(Cerro de la Gloria)がそびえています。頂上に立つのは、サン・マルティンによるアンデス越えをたたえるブロンズ像、アンデス軍記念碑(Monumento al Ejército de los Andes)です。丘への道は急坂なので、上りはタクシーを使い、下りは歩くという人がほとんどです。
公園内には、旧市立動物園のエコパルケ(Ecoparque)や、マルビナス・アルヘンティーナス・スタジアム(Estadio Malvinas Argentinas)もあります。これらを合わせれば、緑の中から出ることなく、のんびり半日を過ごせます。
よくある質問
メンドーサのモヤノ博物館は具体的にどこにありますか?
サン・マルティン将軍公園の中のラス・ティパス通り(Av. las Tipas)沿いにあります。公園の湖のそばで、バラ園ロセダルのすぐ近くです。独立広場からは西へ約3〜4 kmで、タクシーならすぐ、歩くとおよそ45分です。
月曜日は開いていますか?
いいえ、開いていません。現在は月曜が休館で、火曜〜土曜は午前9時〜午後7時、日曜は午後2時〜7時に開館しています。開館時間は季節や祝日によって変わることがあるので、出かける前に公式サイトで確認してください。
見学にはどれくらいの時間が必要ですか?
自然科学と人類学の展示室を見て回るには、1.5〜2時間ほどみておきましょう。湖畔の散策やロセダルの見学、グロリアの丘への登頂もするなら、さらに数時間を加えてください。
展示に英語の解説はありますか?
解説パネルはほとんどがスペイン語だと思っておいてください。カメラ翻訳機能付きの翻訳アプリがあると便利です。化石や動物の展示は、文字をあまり読まなくても十分楽しめます。
周辺にはほかにどんな見どころがありますか?
博物館のすぐ隣に公園の湖とロセダルがあります。アンデス軍記念碑の立つグロリアの丘やエコパルケ、「公園の門」(Portones del Parque)も、すべてサン・マルティン将軍公園の中にあります。
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