東洋風の屋根の下に韓国のラッパーが立ちます
まず目に飛び込んでくるのは建物の正面です。オスマン様式のアパルトマンが並ぶヴォルテール大通りで、色鮮やかに塗られたバタクランのファサードは中国の楼閣のように見えます。反り返った仏塔風の軒飾りと派手な縁取りがあり、入口の上には縦長の看板が掛かっています。2026年10月22日、その看板にはBewhYの「POP IS CRYIN’」ツアーのパリ公演の名前が掲げられます。
BewhY(本名イ・ビョンユン)が韓国全土で一躍有名になったのは2016年のことです。テレビのラップ・コンテスト番組『SHOW ME THE MONEY』の第5シーズンで優勝しました。その番組から生まれた「Forever」は、今も海外ファンにとって彼の代名詞といえる曲です。言葉を緻密に詰め込んだ技巧的なラップに、信仰をはっきりと打ち出すのが彼のスタイルです。アリーナよりも、このくらいの規模のホールのほうがよく映えます。
日程・会場・チケット
押さえておきたい基本情報は次のとおりです。
- 公演: BewhY「POP IS CRYIN’」ツアー
- 日時: 2026年10月22日(木曜日)
- 会場: バタクラン(Le Bataclan)、50 boulevard Voltaire, 75011 Paris
- チケット: バタクランの公演は、会場の公式サイトのほか、フナック・スペクタクル(Fnac Spectacles)やチケットマスター・フランス(Ticketmaster France)などフランスの大手チケット販売網で取り扱われています
この公演の料金と開場時間は把握していないため、このページには掲載していません。どちらもチケット本体に印字されています。韓国のアーティストがヨーロッパの首都で一夜限りの公演を行う場合、SNS上の転売話にだまされるケースがよくあります。有効なバーコード付きのチケットを確実に手に入れたいファンの多くは、公式の販売元だけを利用しています。
バタクランの館内
ホールはこぢんまりとしています。大部分は平らなスタンディングフロアで、一段高いステージと向き合う造りです。その上を馬蹄形のバルコニー席が三方から囲んでいます。収容人数はおよそ1,500人です。同じくらい名の知れたパリのほかの会場に比べると、後方にいてもステージがぐっと近く感じられます。
建物は建築家シャルル・デュヴァルの設計で、1865年に開業しました。名前の由来はジャック・オッフェンバックのオペレッタ『バ・タ・クラン』です。カフェ・コンセールとして始まり、映画館やミュージックホールの時代を経てきました。ここ数十年は、パリを代表するロックとヒップホップの会場のひとつです。
また、ここは2015年11月13日の同時多発テロで90人が命を落とした場所でもあります。会場は2016年11月に営業を再開しました。外の大通りには追悼の銘板があります。多くの観客は静かにその前を通り過ぎていきますが、しばし足を止める人もいます。ここではごく自然な光景です。
ヴォルテール大通りへのアクセス
地下鉄を使えば迷うことはありません。最寄り駅はオベルカンフ(Oberkampf)駅(5号線・9号線)です。出口を出るとヴォルテール大通りに面していて、入口までは歩いて1分です。
オベルカンフ駅を通らない路線を使う場合は、次の駅も便利です。
- サン・タンブロワーズ(Saint-Ambroise)駅(9号線):東へ1駅の場所にあり、大通りを少し引き返すだけで会場に着きます
- フィーユ・デュ・カルヴェール(Filles du Calvaire)駅(8号線):会場の西にあり、シルク・ディヴェールの前を通って徒歩約5分です
- レピュブリック(République)駅(3・5・8・9・11号線):ヴォルテール大通りを歩いて10分ほどです。パリの北部や西部から来る場合に便利です
タクシーや配車サービスでも大通りまで乗りつけられますが、開演前後は道路が混み合います。たいていの人は地下鉄を利用しています。
フランス流、歩道での並び方
いくつかの習慣を知っておくと、当日をスムーズに過ごせます。
入場待ちの列は大通りの歩道沿いにでき、入口では警備員による手荷物検査があります。小さなバッグなら早く通過できます。フランスの会場では、大きなリュックやプロ仕様に見えるカメラ機材は面倒のもとになりがちです。スマートフォンは問題なく、ヒット曲が始まると多くの人が掲げています。
スタッフはある程度英語を話しますが、パリでは入口でひと言「ボンソワール」と声をかけるだけで印象がぐっと良くなります。館内のバーではタッチ決済のカードで支払うのが一般的です。フランスではバーのスタッフにチップを渡す必要はありません。サービス料は料金に含まれているので、小銭を置いていくのは義務ではなく気持ちの表れです。
ヨーロッパで開かれる韓国ヒップホップの公演には、『SHOW ME THE MONEY』の頃から彼を追いかけてきた韓流ファンと、韓国のシーンに興味を持つ地元のラップファンが入り交じって集まります。韓国語のフックは、ほとんどの人が音で覚えています。ヴァースを知らなくても、「Forever」のサビを一緒に叫べば立派な参加です。
開場前はオベルカンフ、アンコール後はヴォルテールへ
バタクランの夜の楽しみの半分は、11区という場所にあります。通り沿いで飲んだり食べたりするのにうってつけの界隈で、コンサート客は何年も前からそうして過ごしてきました。
開演前は、たいていの人がオベルカンフ通りや、それと並行するジャン=ピエール・タンボー通りへ向かいます。どちらの通りにもバーや自然派ワインのカウンター、手頃な飲食店が並んでいて、平日の夜でもテラス席が埋まります。アムロ通りにあるシルク・ディヴェールは1852年に建てられた多角形のサーカス劇場で、会場から2分の距離です。会場へ向かう途中に眺めていく価値があります。
アンコールが終わると、観客はヴォルテール大通りへとあふれ出します。南のラ・ロケット通りや、バスティーユ周辺の深夜まで開いているバーへ歩いていく人もいれば、北のサン・マルタン運河へ向かう人もいます。運河までは歩いて15分ほどです。
木曜の夜の帰り道
2026年10月22日は平日の夜にあたります。この点が大事です。パリの地下鉄は、平日は午前1時ごろに運行を終えます。それより遅くまで走るのは金曜と土曜だけです。とはいえ、バタクランの公演が普通の時間に終われば、オベルカンフ駅の終電までは十分に余裕があります。
終電を過ぎても11区で遊んでいたいなら、パリ全域を走る夜行バスノクティリアン(Noctilien)があります。レピュブリックを通る路線もいくつかあります。歩いて宿に帰りたい旅行者は、3区、10区、11区に部屋を取ることが多いようです。いずれも会場から徒歩30分圏内です。
よくある質問
BewhYのパリ公演の会場はどこですか?
11区の50 boulevard Voltaireにあるバタクラン(Le Bataclan)です。「POP IS CRYIN'」ツアーのパリ公演は2026年10月22日に行われます。
バタクランの最寄りの地下鉄駅はどこですか?
5号線・9号線のオベルカンフ駅が会場のすぐ隣にあります。サン・タンブロワーズ駅(9号線)、フィーユ・デュ・カルヴェール駅(8号線)、レピュブリック駅(3・5・8・9・11号線)も、いずれも少し歩けば着く距離です。
バタクランは座席指定ですか、それともスタンディングですか?
ほとんどがスタンディングです。メインフロアはステージ前の自由エリアで、その上を馬蹄形のバルコニー席が囲んでいます。収容人数はおよそ1,500人です。
パリ公演のチケットはどこで販売されていますか?
バタクランのコンサートチケットは、会場の公式サイトのほか、フナック・スペクタクルやチケットマスター・フランスといったフランスの主要チケット販売網で扱われています。最新の料金はこのページではなく、これらの公式販売元で確認できます。
コンサートの前後にバタクラン周辺で楽しめることはありますか?
オベルカンフ通りやジャン=ピエール・タンボー通りには、バーや手頃な飲食店がずらりと並んでいます。シルク・ディヴェールまでは2分、北へ15分ほど歩けばサン・マルタン運河に着きます。
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