ソウルでは、ゲーミングチェアが家具の一つとして扱われ、コンビニが入るビルの半分ほどは上の階にPCバンがあります。そんな街を舞台にしたプレデターリーグ・コリア2027の会期は2026年11月21日〜22日です。秋も終わりに近い、冷え込む時期の土曜・日曜にあたります。本記事では、大会の概要や詳細情報の掲載先に加え、2日間の観戦をソウル旅行にどう組み込むのが一般的かをご紹介します。
2026年の週末に「2027」の名を冠する理由
大会名と日程の年が一致していませんが、これは珍しいことではありません。大会名はプレデターリーグ・コリア2027ですが、会期は2026年11月21日・22日です。
eスポーツのサーキットでは、暦年ではなくシーズン名で大会を呼ぶことがよくあります。「2027」はシーズンを示す表記だと考えてください。航空券やホテルの手配で大切なのは、2026年11月の2日間のほうです。
航空券やホテルの割引を探す際に、ここで勘違いする方が少なくありません。検索するのは2027年の日付ではなく、2026年11月下旬です。
どんな大会なのか
プレデターリーグは、エイサーが自社のゲーミングブランド「Predator(プレデター)」のもとで運営しているeスポーツ大会です。アジア太平洋地域で長年続いており、各国の大会を勝ち抜いたチームが地域サーキットへ進む仕組みになっています。
近年の大会では、チーム制シューターとMOBAを中心にトーナメントが組まれてきました。タイトルの中にはDota 2やVALORANTも含まれています。今回の韓国大会の採用タイトルや出場チームは主催者が発表する情報のため、本記事では推測による記載は控えています。
ハードウェアブランドが手がけるeスポーツイベントには、おおむね次のような特徴があります。
- チームブースが並ぶステージと、試合中継を映す大型スクリーン
- 主に韓国語で試合を盛り上げる実況・解説陣
- Predatorのノートパソコンやモニターを実際に試せるブランド展示
- 2日間の構成で、勝敗を決める試合はたいてい2日目
会場とチケット:情報の掲載先
主催はエイサーで、会場、スケジュール、チケットのリンクは同社の公式プレデターリーグサイトとSNSで公開されています。韓国のイベントでは、インターパークチケット(Interpark Ticket、NOL)、Yes24、メロンチケット(Melon Ticket)といった国内のプラットフォームで販売されるのが一般的です。入場無料のeスポーツイベントの場合は、当日受付や事前登録制をとることもあります。
ソウルには、この規模のイベントを開ける大型ホールがいくつもあります。この街のeスポーツシーンは、鍾路にある専用アリーナのLoL Parkから蚕室(チャムシル)周辺のアリーナまで、さまざまな会場を満員にしてきました。なお、今回の大会の会場名は確認済みの情報に含まれていないため、本記事では記載していません。
海外からの来訪者にとって、韓国のチケットサイトは使いにくいと感じることがあります。韓国の電話番号や国内での本人認証を求められる場合があるためです。インターパークには英語のグローバルサイトが別に用意されており、同サイトで販売されるイベントの場合、海外ファンの多くはこちらを利用しています。
試合当日の移動
ソウルの会場なら、ほぼどこへでも地下鉄で簡単に行けます。運行本数が多く、駅には英語の案内表示があり、大型ホールの多くは出口から歩いてすぐです。
到着時に旅行者がよく準備しておくものは次のとおりです。
- T-money(ティーマネー)カード:コンビニや空港のカウンターで買えるチャージ式の交通カードです。地下鉄やバスのほか、多くのタクシーでも使えます
- NAVERマップまたはカカオマップ:韓国ではGoogleマップの徒歩ルート案内が不完全なため、出口や歩くルートまで表示してくれるこの2つの地元アプリが便利です
- カカオT(Kakao T):タクシーを呼ぶ際の定番アプリで、試合が遅くまで続いた日に役立ちます
- 空港アクセス:仁川国際空港からソウル駅まではAREX(空港鉄道)が走っています
宿は、会場まで乗り換えなしで行ける地下鉄沿線に取るのがおすすめです。2日続けて同じホールへ通うとなると、乗り換えの手間が積み重なります。
韓国のeスポーツ会場での応援
韓国のeスポーツファンは、統率がとれているうえに声援も大きいのが特徴です。各チームのファンは手作りのボードやチームカラーのグッズ、印刷した横断幕を持ち込むことが多く、コールはばらばらに上がるのではなく、客席全体でそろって響き渡ります。
周りの観客と足並みをそろえるには、次のような習慣を知っておくとよいでしょう。
- ボードは胸の高さで掲げます。後ろの列の人もスクリーンが見えるようにするためです
- 座席でのマナーが守られています。見せ場では立ち上がっても、その後はまた座ります
- 支払いはカードが基本です。韓国の会場や屋台ではほぼどこでもカードが使え、モバイル決済も普及しています
- チップは不要です。会場に限らず、ソウルのどこでも求められません
- ゴミは持ち帰るか、指定のゴミ箱へ捨てます。ソウルは街なかのゴミ箱が少なく、観客は座席をきれいにして帰る傾向があります
グッズ売り場では、少しの韓国語が大きな助けになります。アンニョンハセヨ(こんにちは)とカムサハムニダ(ありがとうございます)だけで十分です。こうしたイベントでは、スタッフがQRコードや案内板を示して入場を誘導することがよくあるため、紙のチケットよりもデータ通信ができるスマートフォンのほうが重要です。
11月下旬のソウル
11月の第3週になると、ソウルは秋から初冬へと移り変わっています。日中は空気がひんやりと澄んでいます。夜は氷点下近くまで冷え込むこともあり、広い大通りには風が吹き抜けます。
旅行者がよく持っていくものは次のとおりです。
- 暖かいコート。会場内は暖房がよく効いているので、室内で持ち歩きやすいものが向いています
- 厚手のセーター1枚より、重ね着できる服
- モバイルバッテリー。チケットのQRコードも地図も交通アプリも、すべてスマートフォンで使うためです
この頃には街路樹のイチョウはほとんど散っていますが、景福宮(キョンボックン)や昌徳宮(チャンドックン)といった宮殿の敷地では、遅い紅葉がまだ残っていることもあります。日照時間は短く、夕方の早い時間には暗くなります。
週末をもっと楽しむ
ソウルには世界のどの都市よりも多くの常設eスポーツ施設があり、プレデターリーグの観戦旅行とも相性抜群です。
- LoL Park:ライアットゲームズが運営するリーグ・オブ・レジェンド専用アリーナです。鍾路のグランソウル(Gran Seoul)ビル内にあり、最寄りは鐘閣(チョンガク)駅(1号線)です。LCKの試合会場で、ソウルで最も有名なeスポーツ施設として知られています。
- 龍山電子商街:龍山(ヨンサン)駅(1号線)のそばに、パーツや周辺機器、ノートパソコンを扱う店が広がっています。ソウルの自作PCファンが何十年も通い続けてきた場所です。
- 弘大(ホンデ)のPCバン:弘大入口駅(2号線)周辺の学生街には、PCバンがひしめいています。高リフレッシュレートのモニターや本格的なゲーミング環境をそろえた店も多く、料金は時間制です。
- 江南とCOEX:三成(サムソン)駅(2号線)のCOEXモールには、ピョルマダン図書館(Starfield Library)や数多くのフードコートがあり、テック系・ゲーム系のショップも長く連なっています。
PCバンの利用方法はシンプルです。受付カウンターかキオスクで座席番号を受け取ってログインすれば、画面上のメニューからインスタントラーメンや軽食を席まで注文できます。大会目当てで訪れた人の多くは、その日の午後にステージで観たのと同じゲームをプレイしながら、少なくとも一晩はこうして夜更かしを楽しんでいます。
よくある質問
プレデターリーグ・コリア2027の日程は?
会場はソウル、会期は2026年11月21日〜22日(土・日)です。大会名の「2027」はシーズンを示す表記で、開催年を表すものではありません。
プレデターリーグ・コリア2027の主催者は?チケット情報はどこにありますか?
プレデターリーグは、エイサーが自社のゲーミングブランド「Predator」のもとで運営しています。会場、スケジュール、チケットのリンクは、エイサーの公式プレデターリーグサイトとSNSに掲載されています。韓国のイベントは、インターパークチケット、Yes24、メロンチケットなどで販売されるのが一般的です。
どのゲームが採用されていますか?
近年のプレデターリーグでは、Dota 2やVALORANTなどのタイトルが採用されてきました。今回の韓国大会の採用タイトルや出場チームは主催者が発表する情報のため、本記事では記載していません。
11月下旬のソウルの天気は?
日中は空気がひんやりと澄んでおり、夜は氷点下近くまで冷え込むこともあります。屋内の会場は暖房が効いているため、旅行者は暖かいコートと重ね着できる服を用意するのが一般的です。
ソウルには、ほかにeスポーツファン向けのスポットがありますか?
鍾路のLoL Park(鐘閣駅、1号線)ではLCKの試合が行われています。ハードウェアを探すなら龍山電子商街が定番です。弘大入口駅(2号線)周辺のPCバンでゲーム漬けの夜を過ごすのも人気です。
ソウル旅行の準備
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