ブオナ・ビスタで過ごす火曜日の夜
2026年10月27日、韓国のバンド、ザ・ローズ(The Rose)が「ROSETOPIA」アジアツアーでシンガポールにやって来ます。会場はワン・ノース(one-north)地区にあるザ・スター・シアター(The Star Theatre)です。ショッピングモール「ザ・スター・ビスタ(The Star Vista)」の上にそびえる大型ホールです。
今回は平日の夜、しかもオフィス街での公演です。会場までの移動も、夕食も、帰りの足も、何よりこの点に左右されます。
日程や会場、チケット購入ページへのリンクは、主催者の公式サイトに掲載されています。座席カテゴリーや入場ルールもチケットページにまとめられているので、座席に関することはそちらを正式な情報として確認してください。
ギターを鳴らすバンドの素顔
ザ・ローズは2017年にソウルで結成されました。「K-POP」と聞いて多くの人が思い浮かべるダンスポップではなく、インディーロックに近いサウンドで知られるようになったバンドです。楽器はメンバー自身が演奏し、韓国語と英語の両方で歌います。
メンバーは次の4人です。
- ウソン:ボーカル、ギター
- ドジュン:ボーカル、ギター、キーボード
- ハジュン:ドラム
- ジェヒョン:ベース
ファンの呼び名は「ブラックローズ(Black Rose)」です。初期のシングル「Sorry」や「She’s in the Rain」でファンを増やし、アルバム『Heal』『Dual』を経てアリーナ規模のツアーを行うまでになりました。ステージで聴けるのは、本物のアンプとドラムを使ったバンド演奏です。音源と振り付けで見せるタイプのライブではありません。
ザ・スター・シアターの館内
収容人数は約5,000人です。ただ、実際に入ってみると数字の印象よりずっとこぢんまりと感じられます。ステージと同じ高さのフロアから客席が急な傾斜でせり上がっているので、上層階の席からでも、だだっ広い平らなホールを横から眺めるのではなく、バンドを見下ろす形になるのです。
建物はブオナ・ビスタから一目でわかります。ガラス張りの正面の上に、劇場の大きな四角いボリュームが浮かんでいるように見えるのが目印です。劇場へは、モールの吹き抜けのフロアをエスカレーターで上っていきます。
館内は全館冷房完備の全席指定です。ザ・ローズは激しいギターナンバーと静かなピアノバラードを行き来するバンドなので、スタジアムよりも、見通しと音響を考えて設計された劇場のほうがよく似合います。
ワン・ノースの火曜日のラッシュアワー
多くの来場者が甘く見がちなのがこの点です。ワン・ノースにはオフィスや研究施設、大学の建物がひしめいています。MRTブオナ・ビスタ駅は東西線(緑)とサークル線(オレンジ)が交わる混雑した乗換駅で、平日の夕方は帰宅ラッシュの通勤客であふれます。
ブオナ・ビスタ駅のExit Cからザ・スター・ビスタまでは、屋根付きの通路を歩いて約5分です。サークル線のMRTワン・ノース駅を使う手もあり、こちらは会場の反対側から少し歩けば着きます。
市内中心部から来るファンの多くは、サークル線か東西線で会場まで直行しています。平日はモールの駐車場も周辺道路もオフィス関係の車で埋まってしまうため、車は避けるのが一般的です。
10月のシンガポールはモンスーンの合間の時期にあたり、午後に激しい雷雨が起こりやすくなります。MRT駅からは屋根付きの通路でつながっているので濡れずに到着できますが、それ以上歩く場合に備えて折りたたみ傘があると安心です。
ザ・スターでのライブの過ごし方
この会場でのライブの夜は、シンガポールではおなじみの流れで進みます。常連が実践しているポイントは次のとおりです。
- 支払い:モール内ではタッチ決済対応の銀行カードやモバイルウォレットがほぼどこでも使えます。MRTの改札でも切符を買わずに同じカードをタッチして乗車できます。
- 行列:ファンは開場の1時間以上前に到着するのが普通です。グッズ売り場には客席の開場よりかなり前から列ができることが多く、K-POPの公演では人気サイズの売り切れがよく不満の種になります。
- ファンプロジェクト:ブラックローズのファングループが、列に並んでいる人に無料のバナーや小さな印刷物を配ることがよくあります。受け取るのはごく普通のことで、曲の途中で掲げるよう呼びかけられたら一緒に参加するのも定番です。
- カメラ:写真撮影や録音に関するルールはチケットの規約で定められています。シンガポールの会場では入場時の手荷物検査が一般的なので、荷物は少ないほうがスムーズに入場できます。
- チップ:チップの習慣はありません。レストランの会計にはすでにサービス料が含まれています。
英語のサビは一緒に歌って構いませんが、静かな曲の間はほとんどのファンが声を出さずに聴き入ります。バラードもこのバンドの大きな魅力で、会場全体が耳を傾けます。
開場前の夕食
ザ・スター・ビスタの下層階には気軽に入れるレストランやカフェがそろっていて、仕事帰りにそのまま向かう人には便利です。ただし公演日は、ライブの来場者とオフィスワーカーが同じ時間帯に押し寄せるため混み合います。
選択肢を広げたいなら、サークル線で一駅のホランド・ビレッジ(Holland Village)がおすすめです。バーやカフェ、レストランが路地に並ぶ、西エリアで古くから親しまれてきた食事スポットです。ここで食事をしてから、開場に合わせて電車で戻るファンもたくさんいます。
予算を抑えたいなら、ホランド・ビレッジのホーカーセンターが狙い目です。チキンライスや麺料理といったシンガポールの定番が味わえます。相席のテーブルは、店ごとのトレー返却ルールに応じて、スタッフが片付ける場合と自分で片付ける場合があります。
アンコールのあとは
5,000人が一斉に会場を出て、そのほとんどが同じMRTの入口を目指します。最初の数分間は、モールを下るエスカレーターで誰もがのろのろとしか進めません。
混雑を避けたい来場者は、たいてい次の3つのうちどれかを選んでいます。
- 人が引くまで、モール内でグッズを見たり一杯飲んだりして時間をつぶす。
- ブオナ・ビスタ駅ではなくワン・ノース駅まで歩く。
- メインの降車場から少し離れた乗車ポイントでGrabを呼ぶ。
市内中心部に宿泊する場合は、東西線でラッフルズ・プレイス(Raffles Place)やシティ・ホール(City Hall)まで乗り換えなしで行けます。静かな場所に泊まりたい人は、ブオナ・ビスタやホランド・ビレッジのホテルを選ぶこともあります。そうすれば、ライブ後は少し歩くだけで宿に帰れます。
よくある質問
ザ・ローズの「ROSETOPIA」アジアツアー、シンガポール公演はいつ、どこで行われますか?
2026年10月27日(火)に、ブオナ・ビスタのショッピングモール「ザ・スター・ビスタ」の上にあるザ・スター・シアターで行われます。
ザ・スター・シアターへの最寄りのMRT駅はどこですか?
東西線とサークル線が交わるブオナ・ビスタ駅です。Exit Cからザ・スター・ビスタまでは、屋根付きの通路で約5分です。近くにあるサークル線のワン・ノース駅も利用でき、終演後の帰りはこちらのほうが楽なことがよくあります。
チケットや座席の詳細はどこで確認できますか?
日程や会場、チケット購入ページへのリンクは主催者の公式サイトに掲載されています。座席カテゴリーや入場ルールも同じページで確認できます。
ライブの前にどこで食事ができますか?
ザ・スター・ビスタの下層階に、気軽に入れるレストランやカフェがあります。サークル線で一駅のホランド・ビレッジは選択肢がさらに豊富で、手頃にローカルフードを味わえるホーカーセンターもあります。
会場は屋内ですか?天気は気にしたほうがいいですか?
ザ・スター・シアターは冷房完備の完全屋内型で、全席指定のホールです。10月のシンガポールはモンスーンの合間の時期で、午後に嵐が起こりやすくなります。そのため、MRT駅からの屋根付き通路の外を歩くときに備えて、折りたたみ傘を持ち歩くファンが多くいます。
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