ソ連時代のホールに、ロシアのポップスターがやって来ます
2026年11月7日、ヴァレリヤがタシケントのステージに立ちます。会場は人民友好宮殿で、ウズベク語ではハルクラル・ドゥストリギ・サロイ(Xalqlar Do’stligi saroyi)と呼ばれています。市内で最もよく知られた大型コンサートホールで、ロシア語圏のアーティストが何十年にもわたってツアーで公演を重ねてきた場所です。
この組み合わせがしっくりくるのは、客席を埋める人たちがいるからです。タシケントでは今もロシア語が広く話されており、1990年代から2000年代にかけてのヴァレリヤのヒット曲を聴いて育った世代がいます。会場に集まるのは、物珍しさで訪れる初めての客というより、どのサビも口ずさめる家族連れやカップルが中心になるでしょう。
ヴァレリヤとはどんな歌手か
ヴァレリヤは1968年、ロシア・サラトフ州のアトカルスクに生まれました。本名はアラ・ペルフィロワです。1990年代初めからロシアのポップス界で第一線に立ち続けており、「ロシア人民芸術家」の称号を持っています。夫であるプロデューサーのイオシフ・プリゴジンとは、長年にわたって二人三脚で活動してきました。
洗練されたメロディアスなポップバラードと、軽快なラジオ向けシングルが彼女の持ち味です。観客になじみのある曲には、次のようなものがあります。
- 「チャシキ」(「小さな時計」)
- 「ネーバ・ロンドナ」(「ロンドンの空」)
- 「ティ・グルスチシュ」(「あなたは悲しい」)
今回の公演のセットリストや上演時間については、ここでは確かな情報がありません。ただ、これほど長いキャリアを持つ歌手の公演では、特定のアルバムに絞るよりも、各年代の曲をひととおりたどる構成になるのが一般的です。
人民友好宮殿の中はこうなっています
宮殿が開館したのは1981年で、建物にはその時代らしさがよく表れています。石とガラスでできた横に広い重厚な建物で、正面には大きな広場があります。開場前、観客はこの広場に集まります。
メインホールは傾斜のついた大きな客席を持ち、固定席が額縁型のステージに向かって並んでいます。着席して楽しむポップスのコンサートにちょうどよい広さです。ほとんどの人は座ったまま観ていますが、いちばん盛り上がるサビになると立ち上がって体を揺らします。タシケントの多くの会場ではホール内にコートを持ち込まないため、11月はロビーのクロークが欠かせません。
ハルクラル・ドゥストリギへのアクセス
いちばん近くまで行けるのは地下鉄です。チランザル線(赤のライン)のハルクラル・ドゥストリギ駅が宮殿のすぐ隣にあります。タシケントの多くの駅と同じく、ソ連時代の装飾が施されたホームがあるので、通りがかりにぜひ眺めてみてください。
ほかの行き方もあります。
- 中心部から: 独立広場駅(Mustaqillik Maydoni)からチランザル線で西へ向かいます。わずか数駅です。
- タクシーで: タシケントでは配車アプリのヤンデックス・ゴー(Yandex Go)が定番です。運転手にはウズベク語の名称で伝わります。
- 徒歩で: 宮殿はアリシェル・ナヴォイの名を冠した国立公園のはずれに建っています。近くに滞在しているなら、公園を抜けて歩くのも気持ちがよいでしょう。
大きな公演の終演後は、広場周辺でタクシーの乗車が混み合いがちです。1〜2ブロックほど離れてから車を呼ぶ人や、そのまま地下鉄で帰る人も多くいます。
公演当日:チケット、支払い、ホールでの習慣
宮殿で行われるコンサートのチケットは、たいてい会場のチケット窓口(「カッサ」)と、タシケントのオンラインチケットサイトの2か所で販売されます。全席指定なので、チケットに印字された種別によって座る場所が決まります。
支払いについては、地元の人はウズカード(Uzcard)やフモ(Humo)といった国内カード、クリック(Click)やペイミー(Payme)などのアプリを使っています。海外発行のビザやマスターカードも大きな施設の多くでは使えますが、どこでも使えるわけではありません。そのため旅行者は、クロークやちょっとした軽食、カードを受け付けないタクシー運転手に備えて、ウズベキスタン・スムの現金を少し持ち歩くことがよくあります。
当日を快適に過ごすためのポイントをいくつか挙げておきます。
- 手荷物検査: タシケントの地下鉄駅と同じように、入口でかばんの検査があります。荷物を少なくしておくと、スムーズに通れます。
- 花束: ファンが歌手に花束を贈るのはよくある習慣です。終盤の曲の間にステージの縁まで花を届けに行く人も多くいます。
- 言葉: 館内ではどこでもロシア語が通じます。案内係には、ひと言「スパシーバ」、あるいはウズベク語で「ラフマト」と伝えると喜ばれます。
- 服装: スマートカジュアルが基本です。大物アーティストの公演とあって、少しおしゃれをして来る観客もたくさんいます。
公演の前後に楽しみたいこと
11月のタシケントは夜になると肌寒くなるので、広場で待つ間や地下鉄駅まで歩く際のために、ほとんどの人が上着を用意しています。公演前の数日は、ゆっくりと街を巡るのにぴったりです。
旅程に気軽に加えられるスポットは次のとおりです。
- アリシェル・ナヴォイ国立公園: 宮殿のすぐ隣にあり、並木道やモニュメントが楽しめます。
- 独立広場: チランザル線で東へすぐの場所です。噴水や官庁街があります。
- チョルスー・バザールとクカルダシュ・メドレセ: タシケントの旧市街エリアで、タクシーで気軽に行けます。訪れるなら日中がおすすめです。
開演前の数時間にプロフで昼食をとるのが、地元の人らしい午後の過ごし方です。タシケントのプロフ専門店は主に昼どきに提供しているため、アンコール後の遅い夕食よりも、昼の食事に向いています。
よくある質問
ヴァレリヤのタシケント公演はいつ、どこで開催されますか?
2026年11月7日に、人民友好宮殿(Xalqlar Do'stligi saroyi)で開催されます。タシケントを代表する大型コンサートホールのひとつです。
人民友好宮殿へはどう行けばよいですか?
地下鉄チランザル線(赤のライン)に乗り、ハルクラル・ドゥストリギ駅で降りてください。駅は宮殿のすぐ隣にあります。ほかにはヤンデックス・ゴー(Yandex Go)のタクシーもよく使われています。運転手にはウズベク語の名称で伝えれば通じます。
チケットはどこで買えますか?
宮殿で行われるコンサートのチケットは、会場のチケット窓口(「カッサ」と呼ばれます)や、タシケントのオンラインチケットサイトで販売されるのが一般的です。座席はチケットの種別ごとに指定されています。
コンサートはロシア語で行われますか?
はい。ヴァレリヤはロシアのポップ歌手で、ロシア語の楽曲を歌います。タシケントにはロシア語を話す人が多く、現地の観客の多くは彼女の曲をよく知っています。
会場の周辺には何がありますか?
宮殿のすぐ隣にはアリシェル・ナヴォイ国立公園が広がっています。チランザル線で東へ数駅行けば独立広場(Mustaqillik)があり、チョルスー・バザール(Chorsu)やクカルダシュ・メドレセ(Kukeldash)へもタクシーですぐです。
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