訪れる理由
ここでしか見られない、アヴィニョンの街並みを見下ろす景色に出会うために訪れる場所です。ジャルダン・デ・ドンは教皇庁の真上、切り立った岩山の上に位置しており、テラスに立つとローヌ川が眼下に大きく広がり、サン・ベネゼ橋が未完の一文のように川の途中まで伸びているのが見えます。
晴れた午後には、遠くにルベロン(Luberon)の丘々が青くかすんで見えることもあります。思わず言葉を失ってしまうような、そんな景色です。
行き方
教皇庁から庭園までは、短いながらも急な坂道を登っていきます。モンテ・デ・ムーランの坂道をたどれば着きますが、足への負担は覚悟してください。坂を登りたくない方のために、教皇庁の近くには岩山の上まで運んでくれる小さなリフト(ケーブルカー)も用意されています。
どちらのルートを選んでも、旧市街の中心にある時計台広場から10〜15分ほどで頂上に到着します。アヴィニョンの中心部はコンパクトで歩きやすいので、車は必要ありません。
見どころ・楽しみ方
公園内は木陰が多く、砂利道が整備されていて、中央にはアヒルが泳ぐ小さな人工池があります。岩の上で甲羅干しをするカメの姿が見られることもあります。プラタナスや傘松の木々の間に続く曲がりくねった小道を歩いていくと、あちこちに川を望むビューポイントのテラスが現れます。
園内には小さなカフェがあり、景色を眺めながらコーヒーや冷たい飲み物を楽しめます。日差しを遮るもののないテラスは夏場かなり暑くなるため、これはありがたい存在です。特に注目したいのは次のポイントです。
- ローヌ川とサン・ベネゼ橋を正面に望むメインの展望テラス
- 木陰のベンチが並ぶ池のほとり(子連れでの休憩にも最適)
- 公園の縁に残る、かつての要塞の城壁跡
さっと一周するだけなら45分ほど、池のほとりに座って川面の光の移ろいをじっくり眺めたいなら1時間ほど見ておくとよいでしょう。
訪れるタイミング
庭園は毎日7:30に開き22:00まで開いているため、早朝と夕方が特におすすめの時間帯です。週末は全体的に8時から22時にかけて比較的落ち着いていますが、正午から20時の間は、特に夏場、最も混み合います。
平日であれば、日帰り観光客が引き上げた後の20時から22時が最も静かで、川面に映る光が金色に染まる時間帯でもあります。晩春から初秋にかけては気温も過ごしやすく、遠くの景色をぼやけさせてしまう7月特有の熱気によるかすみもないため、おすすめの季節です。
地元の人のように楽しむコツ
アヴィニョンのジャルダン・デ・ドンはよく知られたスポットで混み合うため、隠れた入り口を探すよりも、訪れる時間帯を工夫することのほうが重要です。開園直後の7:30すぐか、閉園の22時までに夕食後ふらりと立ち寄るのがおすすめで、どちらの時間帯も比較的空いています。
入場料を気にする必要はないので、そのまま気軽に入っていけます。園内のカフェは、フランスの公園によくあるタイプで、カウンターで注文するか、テーブルでの注文を待つスタイルです。
多くの訪問者がやってしまいがちなのが、教皇庁観光のついでに写真だけ撮ってすぐ立ち去ってしまうことです。一方、地元の人たちはここでしっかりと散策を楽しみます。ぐるっと一周歩き、池のほとりでしばらく過ごし、複数のテラスから景色を眺めます。岩山を回り込むように移動すると、ローヌ川の見え方も少しずつ変わっていくからです。
砂利道を歩き、少し坂を登ることになるので、それに適した靴で訪れましょう。夏場は水を持参することをおすすめします。木陰はそれなりにありますが、開けたテラスでは日差しが思いのほか強く感じられることがあります。麓の教皇庁と組み合わせて訪れるなら、体力があるうちに先に庭園を訪れ、その後坂を下って教皇庁で締めくくるのがおすすめです。
よくある質問
ジャルダン・デ・ドンへはどうやって行けばいいですか?
教皇庁からモンテ・デ・ムーラン(Montée des Moulins)の坂を登っていくルートが一般的で、時計台広場(Place de l'Horloge)からは徒歩10〜15分ほどです。坂を登りたくない場合は、教皇庁近くにある小さなリフト(ケーブルカー)を利用する方法もあります。
入場料はかかりますか?
いいえ、無料です。庭園は毎日7:30から22:00まで、誰でも自由に入ることができます。
一番空いている時間帯はいつですか?
平日であれば20時から22時が最も落ち着いています。週末は8時以降であれば比較的静かですが、正午から20時にかけては混み合うので、この時間帯は避けるのがおすすめです。
どのくらいの滞在時間を見ておけばいいですか?
主要なテラスと池をひと通り見るだけなら45分ほどで十分です。カフェで腰を落ち着けたり景色をゆっくり楽しみたい場合は、1時間ほど見ておくとよいでしょう。
近くには何がありますか?
教皇庁とサン・ベネゼ橋はどちらも坂を下ってすぐの距離にあるため、どちらを訪れる際にもこの庭園を気軽に組み合わせることができます。
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