公園を見下ろす30階
ここから眺めるルンピニー公園は、まるで深緑の絨毯のようです。アイリス&ワイルド・アイリスは、ソー・バンコクの最上部にあたる29階と30階に入っています。ホテルが建つのはラマ4世通り(Rama IV Road)とノース・サトーン通りが交わる角です。そのため、遮るものなく公園を真下に見渡せます。
この角地にある意味は、まさにこの眺めにあります。バンコクのルーフトップの多くは、見えるものといえば周りの高層ビルばかりです。ところがここから見えるのは、バンコク中心部でいちばん広い緑地です。その縁を囲むように、シーロムとサトーンの高層ビル群がそびえています。
開業は2026年で、その年に誕生した高層階スポットのなかでもたちまち話題の店となりました。コンセプトのもとになっているのは、地中海沿岸のリビエラです。熱帯のバンコクにいながら、陽光あふれるあの海辺のように、ゆったりとした休暇気分に浸れます。
「リビエラ風」が意味するもの
公式には「リビエラをイメージした」店とうたわれています。この言葉から、どんな店なのかがおおよそ見えてきます。肩の力を抜いた、海辺らしいヨーロッパ寄りのルーフトップということです。タイの屋台料理を出すテラスでも、重低音が響くクラブ風のデッキでもありません。
メニューやドリンクの内容、料金については、本ガイドの執筆時点で確認できていません。出かける前に店の公式情報をチェックしてください。ただし、店のスタイルについては次のように考えて差し支えありません。
- 2フロアに2つの名前。 29階と30階にまたがってレストランとバーがあります。しっかりディナーを楽しむことも、景色を眺めながら一杯だけ飲むこともできます。
- ホテルならではの環境。 実績あるデザインホテル、ソー・バンコクの館内を通って上がります。サービスも会計もホテルの水準だと考えておきましょう。
- 新しい店。 開業して間もない店は、最初の数か月のうちに営業時間やメニュー、予約ルールを見直すことがよくあります。先月ネットで見た情報が、すでに古くなっているかもしれません。
ルンピニーの夕暮れ
訪れるなら夕暮れどきに合わせるのがおすすめです。赤道に近いバンコクでは、日の入りは一年を通してほぼ変わらず、6時から6時半ごろです。つまり一度の予約で、2つの景色を楽しめるのです。
まだ明るいうちに到着しましょう。眼下の公園には池や木々の緑、ジョギングコースが広がり、南側にはシーロムの高層ビルが立ち並びます。日が傾くにつれて緑は黒く沈み、周りの道路にはヘッドライトの光が列をなして灯りはじめます。
公園の南端に沿って走るのがラマ4世通り、東側を走るのがウィッタユ通り(Wireless Road)です。30階の高さからは、長方形の公園をぐるりと囲む夕方の車の流れを目で追えます。暗くなってから訪れると、このショーは後半しか見られません。
アクセス
ソー・バンコクへは鉄道で簡単に行けます。夕方のラマ4世通りは渋滞でタクシーが長時間動かなくなることもあるので、これは大きな利点です。
- MRTブルーラインのルンピニー駅。 ラマ4世通りとサトーン通りの交差点にある最寄り駅で、ホテルまで歩いてすぐです。
- MRTブルーラインのシーロム駅、またはBTSシーロム線のサラデーン駅。 どちらも公園の南西角にあります。そこからはラマ4世通り沿いに、公園の縁を歩いて向かいます。
- タクシーや配車アプリ。 行き先は「So Sofitel」または「So Bangkok, North Sathorn」と伝えましょう。運転手にはルーフトップの店名よりも、ホテル名のほうが通じます。
館内に入ったら、ロビーのスタッフが上層階行きのエレベーターを案内してくれます。ディナーが始まる時間帯にはホテルのエレベーターホールが混み合うので、数分の余裕を見ておきましょう。
予約・会計・入店時の注意
ここで良い席を確保するには、バンコクのホテル系ルーフトップでは定番のいくつかの心得が役立ちます。
- 予約のうえ、眺めの良い席をリクエスト。 話題の新店だけに、日没どきに予約なしで行くのは賭けになります。予約の際は、ルンピニー公園に面した席を希望しましょう。バーとレストランで予約が別になっているかどうかも確認しておくと安心です。
- ホテルのルーフトップにふさわしい服装で。 バンコクのルーフトップではスマートカジュアルを求められることが多く、タンクトップやスポーツ用の短パン、ビーチサンダル姿の男性は入店を断られがちです。エレベーターの前で知って慌てることのないよう、予約時にドレスコードを確認しておきましょう。
- 「++」の意味を知っておく。 タイのホテルのメニューでは、表示価格に10%のサービス料と7%の付加価値税が加算されるのが一般的です。最終的な支払額は、メニューの価格より高くなります。
- チップは任意。 サービス料がすでに会計に含まれているため、追加のチップは期待されていません。サービスに満足したときに小銭を置いていくのは気持ちの表れであって、義務ではありません。
- カードで支払えます。 バンコクのホテル内の店では、国際クレジットカードが使えるのが当たり前です。
天気が崩れたら
バンコクの雨季はおおむね5月から10月までです。この時期は午後や夕方に激しい雷雨になることが多いものの、1時間ほどで上がるのが普通です。雷が鳴ると、市内のルーフトップは屋外席を閉めたり移動させたりするので、それを見込んで計画を立てましょう。
この時期に予約する場合は、嵐になったら席がどうなるのか、屋内席があるのかを尋ねておきましょう。11月から2月は空気が乾き、少し涼しくなります。この高さで夜をゆっくり過ごすなら、いちばん快適な季節です。
前後の楽しみ方
ビルが建っているのはバンコク中心部でも特に便利な角地なので、ここを軸に一晩のプランを組み立てやすくなっています。
- ルンピニー公園そのもの。 上に上がる前に公園を散策してみましょう。夕方には、ジョギングをする人や屋外で運動するグループに出会えます。池の周りには、公園名物のミズオオトカゲの姿も見られます。そのあとで、同じ小道を30階の高さから眺めてみてください。
- シーロム。 ラマ4世通りを渡ってすぐの場所で、レストランやバーがひしめいているので2軒目にぴったりです。パッポン・ナイトマーケットも、少し歩けば着きます。
- サトーン。 ノース・サトーン通りを進むと、オフィスビル内にホテルのバーやレストランがさらに見つかります。夜を最後まで上品に過ごしたい方に向いています。
ルーフトップ自体には、食事をするなら少なくとも2時間、日没に合わせて飲むだけなら1時間ほどを見ておきましょう。出かける前には、最新の営業時間と予約ルールを店に直接確認してください。これほど新しい店では、どちらもまだ変わる可能性があります。
よくある質問
アイリス&ワイルド・アイリスは、バンコクのどこにありますか?
ノース・サトーン通りに建つホテル、ソー・バンコクの29階と30階にあります。ラマ4世通りとの交差点にあり、ルンピニー公園を真正面に見下ろせます。
最寄りの駅はどこですか?
いちばん近いのはMRTブルーラインのルンピニー駅で、少し歩けば着きます。MRTのシーロム駅やBTSシーロム線のサラデーン駅からも、公園の縁に沿って歩いて行けます。
いつ行くのがベストですか?
日没の少し前に予約するのがおすすめです。バンコクの日の入りは一年を通して6時から6時半ごろです。明るいうちにルンピニー公園を眺め、その後は街に灯りがともっていく様子を楽しめます。天候が最も安定しているのは11月から2月です。
予約は必要ですか?ドレスコードはありますか?
2026年に開業した話題の店のひとつなので、予約を強くおすすめします。日没どきに眺めの良い席を狙うならなおさらです。バンコクのホテルのルーフトップではスマートカジュアルを求められることが多いので、予約とドレスコードのルールはどちらも事前に店へ確認してください。
滞在時間はどのくらい見ておけばよいですか?
ディナーなら約2時間、日没前後に飲むだけなら1時間ほどが目安です。ルンピニー公園を散策したり、シーロムで2軒目に立ち寄ったりするなら、その前後の時間も加えておきましょう。
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