ライブデータで事実確認 · 2026年10月2日

穴場 ケルン

東方三博士の聖遺物箱|ケルン観光ガイド(4.8★)

このガイドの作り方

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東方三博士の聖遺物箱(ケルン、ドイツ)
Photo: Arminia / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

人混みを抜けて、祭壇の奥へ

ほとんどの人は身廊で足を止めます。天井のヴォールトを見上げて写真を撮ったら、そのまま帰ってしまう人がほとんどです。そこで引き返さず、交差部を越えて東へ進んでみてください。高祭壇の奥で、ガラスケースに収められた黄金の聖遺物箱が待っています。

この大聖堂は、そもそもこの聖遺物箱のために建てられました。1164年、大司教ライナルト・フォン・ダッセル(Rainald von Dassel)が、東方三博士の遺骨と伝えられる聖遺物をミラノからケルンへ持ち帰りました。その後は巡礼者がひっきりなしに訪れるようになり、聖遺物を納めるための新しいゴシック様式の大聖堂が1248年に着工されたのです。ケルン市の紋章に描かれた3つの王冠も、この三博士を表しています。

見どころ

西洋世界で最大の聖遺物箱で、おおよそ1190年から1225年にかけて制作されました。初期の制作を率いたのは金細工師のヴェルダンのニコラ(Nicholas of Verdun)です。全体は小さなバシリカの形をしています。3つの石棺でできており、2つを横に並べて、その上に3つ目を載せた構造です。

じっくり見たいポイントは次のとおりです。

  • 金めっきを施した銀の人物像:長い側面には、預言者や使徒たちが座った姿でぐるりと並んでいます
  • エナメルと線条細工(フィリグリー):アーチのひとつひとつを帯状に縁取っています
  • 宝石と古代のカメオ:表面一面にちりばめられ、なかには聖遺物箱より何世紀も前に彫られたものもあります
  • 正面:玉座の聖母と、幼子を礼拝する三博士の場面が表されています

正面のパネルは、毎年1月6日の公現祭のころに開けられるのが伝統です。このときは、王冠をかぶった頭蓋骨を中から見ることができます。巡礼者が大勢集まるので、この時期は内陣のあたりがいつもより混み合うと思っておきましょう。

大聖堂の中の回り方

大聖堂の所在地はDomkloster 4で、ケルン中央駅のすぐ隣です。大聖堂前の広場の真下には地下鉄のドーム/中央駅(Dom/Hbf)駅もあるので、電車を降りて数分で聖遺物箱の前に立てます。

身廊へは無料で入れます。宝物館と塔の登頂はそれぞれ別料金で、料金はそれぞれの入口に掲示されています。東側まで来たら、すぐ近くにある次の名品もあわせて見ておきましょう。

  • ゲロの十字架(970年ごろ):アルプス以北に現存する大型の磔刑像としては最古級のひとつです。内陣に面した専用の礼拝堂に安置されています
  • シュテファン・ロッホナー作「市の守護聖人の祭壇画」:聖母礼拝堂にあり、ここにも三博士が描かれています
  • 大聖堂宝物館(Domschatzkammer):入口は建物の外、北側にあります

大聖堂でのマナー

ここは博物館ではなく、現役の教会です。ミサの間は観光客が立ち入れない区域ができ、内陣の近くを歩いていると係員に止められることもあります。周歩廊にロープが張られているときは、すり抜けようとせず、礼拝が終わるまで待ちましょう。

  • 男性は帽子を脱ぎます。館内では誰であっても飲食禁止です
  • フラッシュ撮影は禁止です。礼拝中は撮影そのものができません
  • 声は小さめにしましょう。ヴォールトの下では音がよく響きます
  • 大きな荷物は持ち込まないようにしましょう。係員が持ち物を確認することがあります

日曜は朝の礼拝があるため、開館が午前11時と遅めです。平日に午前10時の開館直後に着けば、たいていは団体ツアーが東側に来る前に見学できます。もっと近くで見たい人は、大聖堂のガイドツアーに参加しています。ツアーでは、個人では入れない内陣の区域まで案内してもらえることもあります。詳しくは大聖堂の公式サイトで確認してください。

よくある質問

東方三博士の聖遺物箱は、具体的にどこにありますか?

ケルン大聖堂(Domkloster 4)の中にあります。場所は内陣の東端で、高祭壇の奥です。身廊をいちばん奥まで歩き、周歩廊から見学してください。

見学できる時間を教えてください。

月曜から土曜は午前10時から午後7時まで、日曜は午前11時から午後7時までです。礼拝のため大聖堂の一部が閉鎖されることもあるので、予定には余裕を持たせておきましょう。

公共交通機関ではどう行けばよいですか?

電車ならケルン中央駅(Köln Hauptbahnhof)、路面電車なら地下鉄のドーム/中央駅(Dom/Hbf)駅で降ります。どちらの駅も大聖堂前の広場のすぐ隣です。

所要時間はどのくらいですか?

聖遺物箱だけなら20〜30分です。ゲロの十字架やロッホナーの祭壇画、大聖堂宝物館もまわるなら、1時間以上は見ておきましょう。

中にある頭蓋骨は見られますか?

普段は見られません。正面のパネルは公現祭(1月6日)のころに開けられるのが伝統で、その時期には王冠をかぶった頭蓋骨を見ることができます。

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