今も現役のビクトリア朝様式のホール
フリーマントル・マーケットの建物は、石灰岩とれんがでできています。1897年に建てられたビクトリア朝様式のマーケットホールで、サウス・テラス側入口の上の切妻には市場の名前が刻まれています。中に入ると長い屋根トラスが頭上に続き、その下には細い通路が延びています。両側に屋台がぎっしり並んでいるため、ベビーカー2台がすれ違うのもやっとです。
西オーストラリア州でも指折りの口コミ数を誇る観光名所で、評価も安定して高い場所です。そのぶん人出は多めだと考えておきましょう。メインホールに店を出しているのは、主に作り手や商人たちです。アクセサリーや衣類、石けん、版画、オーストラリアらしい雑貨、お土産などが並びます。一方、生鮮品と食べ物のエリアは、地元の人たちが週末の買い物をする場所になっています。
注目したいポイントは次のとおりです。
- 生鮮品エリアに並ぶ果物や野菜、デリの品々
- 気軽にランチを済ませられる温かい料理の屋台
- 小さな店が手がける手作りのクラフトや洋服
- サウス・テラス側とヘンダーソン・ストリート側の通りで演奏する大道芸人たち
サウス・テラスの角への行き方
パースから向かうなら、電車がいちばん簡単です。フリーマントル線の終点がフリーマントル駅で、駅からマーケット・ストリートを南へ歩くと、10分ほどでサウス・テラスに出ます。無料のフリーマントル・キャット(CAT)バスもこの一帯を巡回しているので、港から戻るときに便利です。
車でも行けますが、フリーマントルの駐車場は週末になるとすぐに埋まってしまいます。有料駐車場は市営駐車場や路上の駐車枠など各所に点在しており、料金と時間制限はそれぞれのメーターに表示されています。パースのバラック・ストリート桟橋(Barrack Street Jetty)とフリーマントルを結ぶフェリーもあります。利用するつもりなら、事前にトランスパースで最新の時刻表を確認しておきましょう。
通路を上手に回るコツ
みんなが休みになる週末は、どうしても混み合います。午前9時の開場に合わせて着けば、昼どきの混雑が始まる前にゆったり見て回れることが多いです。金曜日は仕事に出ている人が多く、比較的落ち着いていることがよくあります。
屋台を利用するときのポイントは次のとおりです。
- 支払い: タッチ決済のカードが一般的です。紙幣しか受け付けない小さな店もたまにあるので、現金を少し持っておきましょう。
- 値段: 表示価格は定価です。オーストラリアの市場には値切る文化がありません。ただし、まとめて買えば値引きしてくれる店もあります。
- チップ: 屋台では必要ありません。
- 買い物袋: 持参しましょう。西オーストラリア州では薄手のレジ袋が段階的に廃止されています。生鮮品を買えば荷物も増えます。
- 営業時間: 現在は金曜〜日曜の午前9時〜午後6時です。祝日は変わることがあるので、連休中に出かける場合は事前に公式サイトで確認してください。
生鮮品を買うつもりなら、先にクラフトのホールを見て、果物や野菜は最後に買いましょう。マンゴーの入った袋を抱えたまま、アクセサリーの屋台の間を歩かずに済みます。
フリーマントルで1日を過ごすなら
マーケットは、ウエストエンド(West End)とその周辺をめぐる散策コースにすんなり組み込めます。
- フリーマントル刑務所: ユネスコ世界遺産に登録された囚人遺跡です。ザ・テラス(The Terrace)の坂を少し上った先にあります。ツアーは終日催行されていますが、予約をしておきましょう。
- サウス・テラスの「カプチーノ・ストリップ」: 歩道にテーブルを出したカフェの並びで、マーケットの入口のすぐ外から始まります。
- フィッシング・ボート・ハーバー(Fishing Boat Harbour): 西へ歩いて10分ほどです。地元の人が水辺でフィッシュ・アンド・チップスを楽しみに訪れます。
- ラウンド・ハウス(The Round House): 現存する西オーストラリア州最古の公共建築で、石灰岩造りの小さな監獄です。ハイ・ストリート(High Street)の突き当たりの岬に建っています。
- エスプラネード公園(Esplanade Park): マーケットと港の間に広がる芝生の公園です。ホールで買ったものを食べるのにぴったりです。
マーケットで1〜2時間過ごしたら、刑務所と港を歩いて巡るのにさらに半日みておきましょう。
よくある質問
フリーマントル・マーケットの営業日はいつですか?
現在は金曜・土曜・日曜の午前9時〜午後6時に営業しており、月曜〜木曜は定休日です。祝日は営業時間が変わることがあります。お出かけ前に公式サイトで確認してください。
パースからフリーマントル・マーケットへはどう行けばよいですか?
トランスパース(Transperth)のフリーマントル線に乗り、終点のフリーマントル駅で降ります。そこからマーケット・ストリート(Market Street)を10分ほど歩けば、サウス・テラスとヘンダーソン・ストリートの角に着きます。無料のフリーマントル・キャット(CAT)バスも近くを走っています。
フリーマントル・マーケットの所要時間はどのくらいですか?
クラフトの並ぶホールと、生鮮品や屋台のエリアを回るなら1〜2時間で足ります。フリーマントル刑務所やフィッシング・ボート・ハーバーにも足を延ばすなら、さらに半日みておきましょう。
フリーマントル・マーケットの店ではカードが使えますか?
ほとんどの店でタッチ決済のカードが使えます。ただ、ときどき現金を好む店もあるので、少しだけ現金を持っておくと安心です。値段は決まっていて、チップの必要もありません。
フリーマントル・マーケットの周辺には何がありますか?
マーケットの入口を出たところから、サウス・テラスのカフェ通りが始まります。坂を少し上ればフリーマントル刑務所です。フィッシング・ボート・ハーバー、エスプラネード公園、ラウンド・ハウスへも、いずれも歩いて10〜15分ほどで行けます。
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