大会の概要
この大会はハノイで毎年開催される最大級のロードレースで、2026年10月4日に5回目の開催を迎えます。同じ朝に5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンの4種目がスタートします。コースは旧市街(オールドクォーター)を縫うように進み、街の歴史的な名所の前を通り抜けるため、無機質なビジネス街ではなく、フランス植民地時代の建物や寺院の門、湖畔の遊歩道といった景観の中を走ることになります。
冠スポンサーであるテクコムバンクは、ベトナムを代表する大手銀行の一つで、同国最大級のロードレースにこうした企業がスポンサーとして名を連ねるのは一般的なことです。このスポンサーシップこそが、5回の開催を通じて大会を国際レベルの規模へと成長させてきた背景にあり、ベトナム国内のクラブランナーだけでなく、大会の週末に合わせて旅行を組む海外からのランナーも呼び込んでいます。
スタート・ゴール地点について
大会の舞台となるのは、ホアンキエム湖の北側に広がる、狭い通りが密集する旧市街です。ハノイ中心部でこの規模の大会を開くとなれば、湖そのものが自然な拠点となることから、スタート・ゴール地点は湖の近くに設けられると考えてよいでしょう。この地区の通りは普段から狭く一方通行が多いため、大会当日の朝には一帯が広範囲にわたって通行止めとなります。
- スタート地点まで歩いて行きたい場合は、旧市街またはホアンキエム湖周辺に宿泊先を構えるのがおすすめです
- 通行止めは早朝から午前遅くまで続くと見込まれ、フルマラソンの後方ランナーがゴールする頃まで解除されません
- 規制区域内のホテルにはタクシーや配車アプリが到達しづらいため、当日朝は車よりも徒歩の方が早いことが多いです
正確なスタートライン、ゴールライン、通行止めのマップは公式イベントサイトで確認してください。これほどの規模の大会における街路レベルの詳細情報は、過去大会からの推測に頼らず、直接そこで確かめるのが最善です。
4つの距離、それぞれに向いているランナー像
参加者は5km、10km、ハーフマラソン(21.1km)、フルマラソン(42.2km)の中から種目を選び、いずれも同じ朝にスタートします。5kmと10kmは、本格的なトレーニングを積んでいなくてもコースと雰囲気を味わいたい旅行者に向いています。一方でハーフマラソンとフルマラソンには、ペースメーカーや、自己ベスト更新・記録達成を狙う海外からの参加者を含む、本気の選手層が集まります。
4種目すべてが同じ道路を共有し、限られた午前の時間帯に集中して行われるため、スタート時刻は距離ごとにずらして設定されています。全員一斉スタートだと思い込まず、正確な組ごとのスタート時刻は公式スケジュールで確認してください。
千年の歴史を駆け抜けるコース
このコースが他の国際マラソンと一線を画すのは、走る距離そのものよりも、道すがら何を目にするかという点です。ハノイの旧市街はおよそ千年前からこの街の商業の中心地として栄えてきた地区であり、コースは寺院や植民地時代の建物、そして湖そのものを迂回するのではなく、その真ん中を貫くように設計されています。
ホアンキエム湖に浮かぶ小島に建つ亀の塔(タップルア)は、地区の端に位置していることから、スタートまたはゴール付近で目を引くランドマークとして登場する可能性が高いでしょう。
このコースは、記録を狙う速く平坦なタイプのレースというよりも、街を巡るツアーに近い性格を持っています。狭い路地を抜けると一瞬湖畔の視界が開け、その後すぐにまた旧市街ならではのチューブハウス(うなぎの寝床状の家屋)が並ぶ細い通りへと戻っていきます。タイムを狙うランナーは、広い大通りを走る都市型マラソンにはない、旧市街特有の急なカーブや街路の障害物がタイムに影響を及ぼす点を念頭に置いておくべきです。
大会週末に向けたハノイへのアクセス
ハノイの玄関口となるのはノイバイ国際空港で、交通状況にもよりますが、タクシーや空港バスで旧市街まで約45分かかります。10月は夏のモンスーンによる湿気が明け、冬の冷え込んだ湿った空気が訪れる前の、ハノイが乾燥して涼しくなる季節にあたります。大会が10月初旬に設定されているのも、こうした気候が理由の一つです。
大会週末に向けては、旧市街またはホアンキエム湖畔の宿泊施設を早めに予約しておきましょう。コース周辺の部屋は、他都市から訪れるベトナム国内のクラブランナーと、ハノイ旅行をマラソンに合わせて計画する海外の参加者の両方によって、あっという間に埋まってしまいます。
エントリーとゼッケン受け取り
ベトナムのマラソン大会では通常、レース当日前の数日間にエキスポやゼッケン受け取りイベントが開催され、ランナーはそこでレースナンバー、計測チップ、レース当日用のキットを受け取ります。正確なゼッケン受け取り場所や日程、種目ごとのエントリー受付期間については、公式イベントサイトが情報源となります。
海外からのオンライン登録が直前まで開いていると思い込まないでください。この規模のベトナムのマラソン大会では種目ごとに定員が設けられていることが多く、ハーフマラソンとフルマラソンの枠は5kmや10kmより先に埋まってしまいます。旅行の計画を立てる十分前に、日程とチケットについて公式サイトで確認しておきましょう。
ホアンキエム湖畔での応援
自分は走らないという方には、湖畔が最も観戦しやすい場所です。ホアンキエム湖を囲む舗装された遊歩道は、ランナーが周回してくる様子を途切れなく見渡せる絶好の観戦スポットで、周辺の通りにはコーヒーショップが並んでいるため、席に座ってランナーの群れが過ぎていくのを眺めながら休憩することもできます。
- 通行止めで街の横断が難しくなる前に、早めに湖畔で場所を確保しておきましょう
- 路上の屋台で売られているベトナム式アイスコーヒー(カフェ・スア・ダー)は、地元の人々が観戦の朝を乗り切るための定番の一杯です
- ハーフマラソンやフルマラソンの先頭ランナーがゴールに近づく頃、通常は早い組のスタートから数時間後になりますが、会場の熱気が最も高まる時間帯になります
コース周辺にある小規模なコーヒースタンドや軽食の屋台の多くはカード決済に対応していないため、湖の周りで買い物をする際は小額紙幣の現金を用意しておきましょう。
よくある質問
テクコムバンク・ハノイ国際マラソンはいつ開催されますか?
2026年10月4日に開催予定で、今回で5回目を迎えます。正確な日程や変更の有無については、旅行の予約前に必ず公式イベントサイトで確認してください。
どの距離を走ることができますか?
5km、10km、ハーフマラソン(21.1km)、フルマラソン(42.2km)の4種目が用意されており、いずれも同じ朝に開催されますが、距離ごとにスタート時刻がずらして設定されています。
スタートとゴールはどこにありますか?
コースはハノイの旧市街を通り、ホアンキエム湖周辺の歴史的な名所の前を走り抜けます。正確なスタート地点・ゴール地点や交通規制のマップについては、公式イベントサイトで確認してください。
大会当日の朝、ハノイ市内の移動手段はどうすればよいですか?
旧市街の道路は早朝から午前遅くまで通行止めになると考えておいてください。規制区域内ではタクシーや配車アプリよりも徒歩の方が確実な場合が多いため、可能であれば徒歩圏内に宿泊するのがおすすめです。
大会に合わせてハノイを訪れるなら、10月は良い時期ですか?
はい、良い時期です。10月初旬は夏のモンスーンが明けた後の、ハノイが涼しく乾燥する季節にあたり、蒸し暑い夏場に比べてランニングにも観戦にも快適です。
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