バタヴィアに乾杯するバー
ジャカルタが港町として産声を上げた場所が、コタ・トゥア(Kota Tua)です。1619年、オランダ東インド会社(VOC)はこの地のバタヴィアをアジアの拠点に定めました。以来、香辛料や交易の航路を目指す船が何世代にもわたって、少し北にあるスンダ・クラパ(Sunda Kelapa)の港を埋め尽くしてきました。
デ・ティガー(De Tiger)は、この時代そのものをコンセプトに据えています。ハウス・オブ・トゥグ(House of Tugu)の中にひっそりと隠れたバーで、この港町が世界でも指折りの賑わいを見せていた頃へ、訪れる人を連れ戻すように設計されています。店名はオランダ語で「虎」を意味し、植民地時代という舞台設定をまっすぐに表しています。
店の周りに広がるコタ・トゥア
旧市街の名所に囲まれた場所にあるので、散策の締めくくりに一杯飲むのが最適です。次のスポットは、どれも歩いて気軽に行き来できる距離にあります。
- ファタヒラ広場:旧市街の中心にある石畳の広場
- ジャカルタ歴史博物館(ファタヒラ博物館):旧バタヴィア市庁舎を利用した博物館
- ワヤン博物館:広場の西側にある、インドネシアの人形劇を専門とする博物館
- カフェ・バタヴィア:広場に面して建つ植民地時代のカフェ
- スンダ・クラパ港:今も伝統的な木造帆船ピニシが停泊する港
明るいうちに着けば、店に入る前に建物のファサードや広場の景色を楽しめます。このあたりの博物館は午後に閉まるところがほとんどです。先に博物館を回り、バーは夜のお楽しみに取っておきましょう。
コタ・トゥアへのアクセス
いちばん簡単なのは鉄道です。ジャカルタ中心部から走るKRLコミューターラインの終点、ジャカルタ・コタ駅(Jakarta Kota)を出ると、そこはもう旧市街の端です。1920年代に建てられたアール・デコ様式の駅舎も、それ自体が見どころになっています。
トランスジャカルタのコリドー1は、タムリン通り(Jalan Thamrin)とスディルマン通り(Jalan Sudirman)を経由してコタまで走っています。ジャカルタ北部はラッシュアワーに渋滞しやすいため、たいていは車より電車のほうが早く着きます。夜の帰り道には、コタ・トゥア一帯で配車アプリのGrabとGojekが使えます。乗車地点は広場ではなく、ハウス・オブ・トゥグの住所に設定してください。
デ・ティガーをスムーズに見つけるために
隠れ家バーは、少し下調べをしておくと格段に楽しめます。デ・ティガーは開業したばかりで、ジャカルタの新しい店は営業時間や予約、入店ルールが頻繁に変わります。出発前にハウス・オブ・トゥグへ問い合わせるか公式の情報を確認し、到着後の入口の見つけ方も聞いておきましょう。
- 事前に予約・問い合わせを。 小規模なコンセプトバーはすぐに満席になります。予約しておけば、街を横断して無駄足を踏むこともありません。
- 服装はスマートカジュアルで。 トゥグの施設はどこも時代の趣を大切にしているので、ビーチ用の短パンは浮いてしまいます。
- 会計明細は要チェック。 ジャカルタの高級店ではサービス料と税金が上乗せされるのが一般的です。チップを足す前に確認しましょう。
- 支払い方法は確認を。 市内ではカードやQRISのモバイル決済が広く普及していますが、念のため店で確かめてください。
- テーマを楽しんで。 スタッフはたいてい、店の背景にあるバタヴィアの物語を話してくれます。質問してみるのも体験のうちです。
店内での滞在は1〜2時間、夕食も一緒にとるならもう少し長めに見ておきましょう。料金は事前に公表されていないため、最新の価格は店のメニューで確認してください。
よくある質問
デ・ティガーは正確にはどこにありますか?
ジャカルタの旧市街コタ・トゥアに建つハウス・オブ・トゥグの中にある隠れ家バーで、ファタヒラ広場から歩いて行ける距離です。入口の見つけ方はハウス・オブ・トゥグに尋ねてください。
公共交通機関でデ・ティガーへ行くにはどうすればよいですか?
KRLコミューターラインでジャカルタ・コタ駅へ、またはトランスジャカルタのコリドー1でコタへ向かい、そこから旧市街まで歩きます。夜の帰りはGrabやGojekを使うのがいちばん手軽です。
予約は必要ですか?営業時間は?
開業して間もないため、本ガイドの作成時点では営業時間を確認できていません。出かける前に、営業時間と予約についてハウス・オブ・トゥグへ直接問い合わせてください。
どのくらいの時間を見ておけばよいですか?
バーでの滞在は1〜2時間ほどです。その前にファタヒラ広場やジャカルタ歴史博物館、ワヤン博物館を巡るなら、さらに2時間ほど加えておきましょう。
近くにはほかに何がありますか?
ファタヒラ広場、ジャカルタ歴史博物館、ワヤン博物館、カフェ・バタヴィア、そして木造帆船ピニシが停泊するスンダ・クラパ港があります。
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