觀德路(クァンドンノ)の屋根の下で
市場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのはオレンジ色です。ハルラボンをはじめとする済州の柑橘類がピラミッド状に積み上げられ、帰りの飛行機に合わせてブランド箱に詰められています。その果物売り場の奥では、水を使う商売である鮮魚売り場が並びます。
銀色に輝くタチウオ(ガルチ)の帯や、ピンク色のアマダイ(オクトム)が氷の上に並べられ、店主たちは客と客の合間にコンクリートの床へホースで水をまいています。
この市場が開かれたのは1945年、韓国の解放直後のことで、島内最古の常設市場にあたります。今では番号付きのゲートが並ぶ屋根付きの碁盤目状の通路となっており、食品だけでなく衣料品や乾物、キッチン用品なども扱っています。済州市内でも屈指のレビュー数を誇るスポットなので、通路では他の客と肩を並べることになるでしょう。
食べるもの、持ち帰るもの
ほとんどの店は一品専門で、その分量も豊富です。狙い目は以下の品々です。
- 刺身(フェ)の盛り合わせ:鮮魚店がその場でさばき、発泡スチロールのトレーに詰めてくれます。レタスやチョゴチュジャンのタレが添えられることも多いです。
- オメギトック:小豆やきな粉をまぶした済州のきび餅で、デザート店で販売されています。
- 済州黒豚:精肉店では生肉で、夜市の屋台では串焼きや網焼きで味わえます。
- ハルラボンと柑橘(カムギュル):バラ売り・箱売りのほか、ジュースやチョコレート菓子などの派生商品もあります。
- 干しタチウオや海藻類:真空パックされていて軽いので、スーツケースにも収まります。
夕方になると、8番ゲート付近の夜市エリアが鉄板を囲む屋台でにぎわい始めます。炙り済州黒豚やアワビキンパ、みかんジュースなどが並びます。夜市は昼間の店とは別スケジュールで動いているので、営業時間は現地で確認するようにしましょう。
買い物と会計のコツ
ここは実際に商いが行われている市場であり、テンポの速いやり取りが基本です。袋に入れる前に、必ず1個あたり、または1箱あたりの値段を確認しましょう。指をさして確認し、支払う――この流れがスムーズです。多くの店は韓国のカードも海外発行のカードも使えますが、一部の小さな屋台では現金の方が話が早いこともあります。チップの習慣はこの市場にはありません。
配送サービスも当たり前に利用されています。果物店では宅配便(テッペ)を使って韓国国内に箱を発送してもらえるので、自分で持ち歩く必要はありません。鮮魚店では国内線のフライトに対応した密閉式の保冷ボックスに海鮮を詰めてくれるので、飛行機に乗ることと搭乗時間を伝えておきましょう。
刺身は最後に、出発直前に買うのがおすすめです。大きな飲食スペースはないため、多くの旅行者はホテルに持ち帰ったり、塔洞(タプドン)の海辺で食べたりしています。
魚を買うなら、開店直後の午前8時過ぎがベストです。氷が最も新しく、品揃えも最も豊富だからです。屋台グルメは夕方向きです。鮮魚エリアは通路が狭く床も濡れているので、大きな荷物は体に引き寄せ、台車が通るときは道を譲りましょう。
アクセスと周辺スポット
市場があるのは済州市の旧市街(済州市)で、済州国際空港からタクシーで15〜20分ほどです。市内バスや空港バスの多くが「東門市場」または東門ロータリーに停車します。韓国国内ではGoogleの乗り換え案内の精度が今ひとつなので、リアルタイムのルート検索にはKakao MapかNaver Mapを使いましょう。
見学時間は1〜2時間を見ておけば十分ですが、夜市まで楽しむならもう少し長めに。見学後は、西へ少し歩けば觀德亭(クァンドクジョン)や済州牧官衙(チェジュモッカンア)の敷地に行けます。市場のすぐ東側を流れる山地川(サンジチョン)は港まで続いており、塔洞(タプドン)の防波堤までは北へ徒歩10分ほどです。
よくある質問
東門市場の営業時間は?
営業時間は毎日午前8時から午後9時までです。夜市エリアの屋台は独自のスケジュールで営業しているため、そこで夕食を考えている場合は事前に現地で確認しておきましょう。
済州空港から東門市場へはどう行けばいい?
タクシーならおよそ15〜20分です。市内バスや空港バスの多くが「東門市場」または東門ロータリーに停車します。最新のルートはKakao MapやNaver Mapで確認してください。
海鮮やみかんは飛行機に持ち込める?
国内線であれば持ち込み可能です。鮮魚店では海鮮を密閉式の保冷ボックスに詰めてくれますし、果物店なら宅配便で韓国国内に発送してもらうこともできます。予定を店員に伝えておきましょう。国際線を利用する場合は、渡航先の食品に関する税関規則を事前に確認してください。
滞在時間の目安は?
鮮魚・果物・グルメの通りを一通り見るなら1〜2時間で十分です。夜市の屋台まで楽しむ場合は、もう少し長めに時間を取りましょう。
東門市場の周辺には何がある?
西へ少し歩くと觀德亭(クァンドクジョン)や済州牧官衙(チェジュモッカンア)があります。市場のすぐ横には山地川(サンジチョン)が流れており、塔洞(タプドン)海岸までは北へ徒歩約10分です。
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