板の道と杭、そしてマングローブの根
サラッコックの目の前に広がるのは、夕日の沈む海ではなく本土の方角です。チャーン島のリゾートは西海岸に集まっていますが、この村は反対の東側、コ・チャーン・タイ地区にあります。マングローブが茂る穏やかな入り江の上に、木の杭で支えられた家々が並んでいます。
村へは、水面の上に木の板を渡した桟橋を歩いて入ります。家々の床下には漁船がつながれていて、建物が途切れたあたりからマングローブの水路が始まります。
旅行者の多くは西側のビーチから出ないため、この村はあまり知られていません。観光用に作られた場所ではありません。人々が漁で暮らしを立てている村で、その合間に観光客を少し迎えている、と考えておくとよいでしょう。
島の反対側へ向かうには
半日がかりの小旅行として計画しましょう。チャーン島の海岸道路は島を一周しておらず、南側では西海岸と南東部がつながっていません。ホワイトサンドビーチやカイベー、ロンリービーチからは、いったんフェリー乗り場を過ぎて北へ戻り、そこから東海岸の道路を南へ下ることになります。
- スクーターかレンタカー: いちばん自由に動ける手段です。東海岸の道路は西側より交通量が少なめです。
- タクシーかソンテウの貸し切り: 事前に手配しておきましょう。乗り合いのソンテウは、ほとんどが西海岸を行き来しているだけです。
- 本土から来る場合: トラートのレームゴップから出るフェリーは島の北東部に着きます。目指す東側にすでに着いているので好都合です。
村での滞在は1〜2時間を見込んでください。カヤックに乗るなら、さらに時間をとっておきましょう。
潮の時間を選んで入り江を漕ぐ
ここを訪れるいちばんの目的はカヤックです。村が共同で運営するレンタルがあり、マングローブの根の間を縫う細い水路を抜けて、穏やかな入り江へ漕ぎ出せます。波が立ちにくい場所なので、初心者でも無理なく楽しめます。
出かける前に潮の時間を確かめておきましょう。干潮時は入り江の一部が干潟になり、浅すぎて漕げなくなる水路もあります。満ちていく途中か満潮のときが、いちばん広く動き回れます。
漕ぎ終えたら、水上に建つ高床式のシーフード店で昼食をとるのが定番です。その朝に船で揚がったものを、焼くか蒸すかで頼んでみてください。
村でのマナーと訪れる時間
この家々では実際に人が暮らしています。桟橋は住人の玄関先を通る道だと思って歩きましょう。
- 早めに着きましょう。 村は毎日午前8時に開きます。平日も週末も、午前8時から10時の間ならほかの観光客は少なく、光もやわらかです。
- 週末の昼間は避けましょう。 週末の午前11時から午後4時は日帰り客で桟橋が混み合い、カヤックも足りなくなりがちです。
- 午後5時までに切り上げましょう。 毎日この時間に閉まります。遅めにカヤックに乗るなら、余裕をもって漕ぎ出してください。
- 人を撮影するときや家の中をのぞくときは、ひと声かけましょう。 笑顔で「サワディー・クラップ/カー」とあいさつするだけで、ずいぶん印象が違います。
- 支払いはタイバーツの現金です。 カヤックや料理の値段は、レンタル受付やメニューに書かれています。小額紙幣があると便利です。
- 桟橋では控えめな服装を心がけましょう。 水着の上にはシャツを羽織ってください。
もっとゆっくり過ごすなら、同じ海岸をさらに南へ走り、もうひとつの高床式集落であるサラペット(Salak Phet)まで足を延ばすのもよいでしょう。北へ戻る途中、東側の道路沿いにあるタンマヨム滝(Than Mayom Waterfall)に立ち寄るのもおすすめです。
よくある質問
サラッコックがいちばん空いているのはいつですか?
平日も週末も、午前8時から10時の間です。週末は午前11時から午後4時がもっとも混み合うので、この時間は避けてください。
営業時間を教えてください。
日曜日も含めて毎日、午前8時から午後5時までです。
西海岸のビーチからはどう行けばいいですか?
フェリー乗り場を過ぎるまで北へ走り、そこから東海岸の道路を南へ下ります。南側では海岸道路が東西をつないでいないためです。スクーターやレンタカー、事前に予約したタクシーを使うのがいちばん便利です。
滞在時間はどのくらい見ておけばいいですか?
桟橋を歩いて食事をするなら1〜2時間です。カヤックに乗り、近くのサラペットにも立ち寄るなら半日みておきましょう。
カヤックの経験がなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。入り江もマングローブの水路も波が立ちにくく、水面は穏やかです。ただし干潮時は入り江の一部が浅すぎて漕げなくなるので、中潮から満潮の時間帯に出かけてください。
チャーン島旅行の準備
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