ライブデータで事実確認 · 2026年10月5日

レストラン リヨン

レッロ:リヨンで食事をするならここ

このガイドの作り方

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レッロ(リヨン、フランス)
Photo: Benoît Prieur / Wikimedia Commons (CC0)

リヨンの食の殿堂で味わうイタリアの食卓

本格的な美食が揃う街リヨンですが、その多くがひとつ屋根の下に集まっています。それが、ラファイエット通り(Cours Lafayette)に面した、横長で背の低い近代的な建物「レ・アル・ド・リヨン・ポール・ボキューズ(Halles de Lyon Paul Bocuse)」です。館内にはガラス張りのカウンターがずらりと並び、牡蠣やソーセージ、チーズ、菓子、ワインが売られています。スツールを置いてその場で食べられるお店も少なくありません。

2026年3月31日、この一角に加わったのがレッロ(Lello)です。フランスの食材で知られる市場に登場した、イタリア料理の新顔です。開店から数週間のうちに、早くも注目店として名前が挙がるようになりました。

お店を率いるのは、リヨンではすでに名の知れた料理人アントネッロ・カブラス(Antonello Cabras)です。カブラスさん自身は自分の料理を「誠実で、みんなで楽しめるもの」と表現しています。格式ばったコース料理ではなく、市場で気軽に食事を楽しむお店だと考えればよいでしょう。レッロの看板の下には、レストラン、ケータリング、高級食材店という3つの業態が同居しています。

レ・アル・ポール・ボキューズでの見つけ方

レ・アル(市場)の住所は、ローヌ川東岸にあたる3区の102 Cours Lafayetteです。プレスキル(Presqu’île)とパールデュー(Part-Dieu)のビジネス街のちょうど間に位置しています。1971年に建てられた市場らしく、外観は飾り気のない実用一点張りの造りです。見どころはすべて館内にあります。

アクセス:

  • 地下鉄:B線でプラス・ギシャール=ブルス・デュ・トラヴァイユ(Place Guichard – Bourse du Travail)駅へ。そこから北へ少し歩くとラファイエット通りに出ます。
  • 鉄道:リヨン・パールデュー(Lyon Part-Dieu)駅から西へ徒歩約10分です。TGVに乗る前後に��ち寄るのにも便利です。
  • プレスキルから徒歩で:ラファイエット橋(Pont Lafayette)でローヌ川を渡り、そのままラファイエット通りをまっすぐ進みます。

館内に入ったら、通路をゆっくり歩いてみてください。お店がぎっしり並んでいるので、目当てのカウンターを探すなら市場に掲示された案内板を見るのがいちばんの近道です。

レストラン、ケータリング、エピスリーがひとつに

出かける前に知っておくと役に立つのが、レッロが3つの業態を兼ねているという点です。わざわざ腰を据えて食事をする必要はありません。高級食材店でもあるので、イタリアの食材だけを買って、自宅やホテルに持ち帰ることもできます。

ケータリングは、リヨンで集まりを予定している人向けのサービスです。アパートに滞在している方やグループをもてなす予定がある方は、直接問い合わせてみてください。メニューや商品リストは入手できなかったため、料理の内容を推測で書くことは控えます。その日に何があるかは、カウンターを見ればわかります。

こうした使い勝手のよさは、レ・アルという場所によく合っています。リヨンの人々は食材の買い出しにここを訪れ、そのまま一皿とワインを一杯楽しんで帰ることもよくあります。買い物と食事の両方ができるお店は、そんな習慣にぴったりです。

リヨンの市場にイタリアンの料理人がいる意味

レ・アルには、ポール・ボキューズの名が冠されています。リヨン料理と最も深く結びついたこの料理人をたたえ、2006年に改称されたのです。何十年もの間、ここで食べるといえばフランスの市場料理の定番でした。なかでもサン・マルスラン(Saint-Marcellin)チーズとリヨンのシャルキュトリーは、この市場を代表する名物です。

そこに、地元で実力を認められた料理人によるイタリアの食卓が加わったことで、顔ぶれに新しい彩りが生まれました。アルプスやトリノへ続く道もほど近いリヨンは、昔からイタリアとのつながりが深い街です。フランス色の強いこの建物の中で、レッロではイタリア料理を味わえます。

好みがばらばらのグループ旅行でも重宝します。ひとりは魚介のカウンターで牡蠣を、もうひとりはレッロで食事を、といった楽しみ方ができます。食後はみんなで菓子のカウンターに集合すればよいのです。

リヨン流、市場のカウンターでの食べ方

レ・アルには独自のマナーがありますが、すぐに身につきます。

  • まずはあいさつを。何かを頼む前に「ボンジュール」と声をかけましょう。フランスではあいさつを省くと失礼にあたります。テーブル席でも市場のカウンターでも同じです。
  • 座る前にひと声かけて。市場のカウンター席は数が限られていて、相席になることもよくあります。スツールに座る前に「セ・リーブル?(空いていますか)」と尋ねましょう。
  • 予約、せめて電話を。レッロは開店したばかりで、すでに話題になっています。予約を受け付けているかどうか、出かける前に確認してください。予約なしで座れるとは限りません。
  • 支払い。フランスの屋内市場では、たいていカードが使えます。不安なときは「ジュ・プ・ペイエ・パール・カルト?(カードで払えますか)」と聞いてみましょう。
  • チップ。フランスでは法律によりサービス料が料金に含まれています。サービスがよければ小銭を置いていくと喜ばれますが、期待されているわけではありません。
  • 水。ボトルの水を頼まなくても、「ユヌ・カラフ・ドー」と頼めば無料の水道水を出してもらえます。

訪れる時間帯は、市場のリズムに合わせて選びましょう。レ・アルはあくまで買い物のための市場なので、カウンターが混み合うのは昼どきです。週末の朝には、家族や友人同士が立ったまま牡蠣と白ワインを楽しむ、リヨンならではの光景が見られます。落ち着いて食事をしたいなら、土曜日より平日に訪れるほうがよいでしょう。

レッロを軸に市場めぐりを

レッロを長い市場散歩の立ち寄り先のひとつにすると、旅がいっそう充実します。食事の前後に、次のお店をのぞいてみてください。

  • メール・リシャール(Mère Richard):サン・マルスランで知られるチーズのカウンターです。
  • メゾン・シビリア(Maison Sibilia):ソシソンやリヨンの熟成肉を扱う老舗のシャルキュトリーです。
  • セーヴ(Sève):館内にカウンターを構えるショコラティエ兼パティシエです。
  • オイスターバー:魚介を扱う何軒かのお店で、注文を受けてからカウンターで牡蠣を開けてくれます。

持ち帰り用に買い物をするなら、傷みやすいものは最後に買いましょう。レ・アルはパールデュー駅から歩いてすぐなので、電車に乗る前にチーズやシャルキュトリーを袋いっぱいに買い込む人も多くいます。レッロの食材カウンターも、その流れに無理なく組み込めます。

お出かけの前に

レッロが開店したのは2026年の春です。お店が軌道に乗るまでは、営業時間や定休日、予約の方法などが変わる可能性があります。出かける前に、お店の公式情報とレ・アル・ド・リヨン・ポール・ボキューズのウェブサイトで最新の営業時間を確認してください。

料金についても同様です。情報が得られなかったため、掲載していません。現地に着いたら、カウンターに掲示されたメニューかオンラインのメニューを確認してください。着席しての食事には1時間ほどを見込み、市場の残りをじっくり見て回るなら、さらに1時間を足しておきましょう。

よくある質問

レッロはリヨンのどこにありますか?

3区の102 Cours Lafayetteにある屋内市場、レ・アル・ド・リヨン・ポール・ボキューズの中にあります。地下鉄B線のプラス・ギシャール=ブルス・デュ・トラヴァイユ(Place Guichard – Bourse du Travail)駅から少し歩いた場所で、リヨン・パールデュー(Lyon Part-Dieu)駅からも徒歩10分ほどです。

レッロではどんな料理が食べられますか?

料理人アントネッロ・カブラスさんによるイタリア料理です。ご本人は「誠実で、みんなで楽しめる料理」と表現しています。レッロはレストランであると同時に、ケータリングと高級食材店も兼ねています。その場で食事をするほか、イタリアの食材を買って持ち帰ったり、ケータリングについて相談したりすることもできます。

レッロは予約が必要ですか?

出かける前に確認してください。レッロは2026年3月31日にオープンしたばかりですが、すでに注目を集めています。執筆時点では、予約の方針も営業時間も確認できていませんでした。お店の公式情報を確かめるか、事前に電話で問い合わせてください。

訪問にはどのくらいの時間を見ておけばよいですか?

食事には1時間ほどを見込んでおきましょう。チーズやシャルキュトリー、牡蠣、菓子のカウンターなど、市場のほかの場所も歩いて回るなら、さらに1時間を足してください。

近くにはほかに何がありますか?

市場の中には、サン・マルスランチーズで知られるメール・リシャール、シャルキュトリーのメゾン・シビリア、チョコレートと菓子のセーヴのほか、オイスターバーが何軒かあります。リヨン・パールデュー駅にも、ローヌ川の対岸にあるプレスキルにも、歩いて行ける距離です。

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