滝へと下っていく通り
クリフトン・ヒルは、短くて坂が急で、とにかくにぎやかな通りです。坂の下からなら、ナイアガラ峡谷を見下ろす手すりまで歩いて数分しかかかりません。ところが坂の上に立つと、その手すりまでの間はチカチカ光る看板で埋め尽くされています。巨大なファイバーグラス製のキャラクター、観覧車、お化け屋敷の外観が並び、開け放たれた扉の奥ではゲーム機の光が揺れています。
オンタリオ州ナイアガラ・フォールズでもっとも有名なアトラクション街で、それ以外の顔を見せようとはしていません。目的はあくまで滝と割り切り、この坂は途中で通り抜けるお祭り会場だと考えておきましょう。そう構えておけば、たいていの人は滝とにぎわいの両方を存分に楽しめます。
リバー・ロードから坂を上って歩く
まずは坂の下、クリフトン・ヒルがリバー・ロード(River Road)とフォールズ・アベニュー(Falls Avenue)に交わる地点から歩き始めましょう。すぐ北には、アメリカへ渡るレインボー・ブリッジ(Rainbow Bridge)が架かっています。峡谷の向こうにはアメリカ滝とブライダルベール滝が正面に見えるので、ネオン街に足を踏み入れる前から滝を眺められます。
坂を上っていくと、通りの両側にアトラクションがひしめいています。
- ナイアガラ・スカイホイール(Niagara SkyWheel):通りのシンボルになっている、密閉式の大観覧車です
- ろう人形館:観覧車に次いで、この通りの名物として知られています
- ミニゴルフ:恐竜をテーマにした大きなコースもあります
- お化け屋敷やホラー系アトラクション:仮装を施した店構えで客を呼び込みます
- ゲームセンター、縁日ゲーム、みやげ物店:アトラクションの間のほぼすべての隙間を埋めています
- レストラン:大手チェーンやテーマレストランが中心です
坂はかなりの勾配です。坂道が苦手な人が一緒なら、上のヴィクトリア・アベニュー(Victoria Avenue)から歩き始め、川へ向かって下っていくとよいでしょう。
滝が見える唯一の乗り物、スカイホイール
坂にあるアトラクションのなかで、ここへ来た目的である滝といちばん直接つながっているのがスカイホイールです。ゴンドラは完全に密閉されているため、屋外の乗り物ではつらい肌寒い季節でも運行しています。てっぺんからは峡谷を一望でき、その先にアメリカ滝とカナダ滝(ホースシュー滝)の両方を見渡せます。
チケットは単体でも、セット券の一部としても販売されています。日が暮れると滝がライトアップされるため、夜の乗車が人気です。料金と最新の営業時間は、乗り場の掲示とクリフトン・ヒルの公式サイトで確認できます。
財布を空にせずに楽しむコツ
料金が隠されているわけではありません。各アトラクションの前の看板やウェブサイトに書かれていますが、積み重なるとすぐに大きな額になります。次のような心がけが役に立ちます。
- 行く前に決めておく。 アトラクションはつい衝動買いしたくなるように作られています。あらかじめ2~3か所に絞っておきましょう。
- セット券は実際に使う分と比べる。 クリフトン・ヒルでは複数のアトラクションに入れるパスを販売していますが、元が取れるのは含まれる施設の大半を回る場合だけです。
- 支払いはカードで。 アトラクションやレストラン、ほとんどの縁日ゲームはカードやタッチ決済に対応しています。とはいえ、小さな売店用に現金も少し持っておくと安心です。
- 着席型のレストランではチップを。 カナダのテーブルサービスの習慣に従い、会計の15~20%が一般的です。カウンター式の店では任意です。
- お化け屋敷は少人数ずつの入場と心得る。 数人ずつ案内されることが多く、行列は見た目より進みが遅くなります。
家族連れは、入口に掲示された年齢や身長の目安も確認しておきましょう。ホラー系アトラクションの中には本当に刺激の強いものがあり、スタッフからもそう説明があります。
通りに明かりがともるとき
日が暮れると、坂の表情はがらりと変わります。昼間は眺めのいい屋外ゲームセンターといった趣ですが、夜になると看板の光が主役になり、眼下の滝もナイアガラ・パークス(Niagara Parks)が定めたスケジュールに沿って、移り変わる色に照らし出されます。
夏には、ナイアガラ・パークスが決まった夜に滝の上で花火を打ち上げます。思い込みで出かけず、ナイアガラ・パークスのウェブサイトで最新のスケジュールを確認してください。混雑のピークは言うまでもなく夜と夏の週末です。日帰り客もホテルの宿泊客も、この数百メートルほどの通りに一斉に集まってくるからです。
行列を避けたいなら、夜のラッシュよりも平日の早い時間帯に訪れるほうがたいてい快適です。
冬は通りそのものが静かになります。それでも密閉式のスカイホイールや屋内アトラクションがあるので、十分に楽しめます。近くで開かれるウィンター・フェスティバル・オブ・ライツ(Winter Festival of Lights)の期間中は、夜の川沿いに再び人が戻ってきます。
アクセスと駐車場
クリフトン・ヒルは、オンタリオ州ナイアガラ・フォールズの観光の中心部にあり、川とヴィクトリア・アベニューの間に位置しています。フォールズビュー(Fallsview)のホテル街に泊まっているなら、坂を下りながら北へ歩けば到着します。テーブルロック(Table Rock)のカナダ滝からは、クイーン・ヴィクトリア公園の脇を通るナイアガラ・パークウェイ(Niagara Parkway)を歩いて、およそ20~25分です。
ナイアガラ・フォールズ駅は、ブリッジ・ストリート(Bridge Street)沿いの数キロ北にあり、VIA鉄道と季節運行のGOトランジットが発着しています。タクシーや地元のWEGOバスを使えば、歩かずに済みます。WEGOはクリフトン・ヒルやフォールズビュー周辺など、主な観光エリアを走っています。
車でのアクセスはわかりやすいものの、悩みどころは駐車場です。坂の周辺には市営・民営の駐車場がたくさんあり、料金は場所によって大きく異なります。どの駐車場も入口に料金を掲示しているので、入る前に看板を読んでおきましょう。川に近いほど、またイベント開催時ほど、料金は高くなる傾向があります。
ネオン街から少し足をのばして
クリフトン・ヒル周辺の本当の見どころは、通りの外にあります。坂を下りきってリバー・ロードを渡ると、峡谷沿いの遊歩道がクイーン・ヴィクトリア公園(Queen Victoria Park)を抜けて南のカナダ滝へと続いています。道中には整えられた庭園や無料の展望スポットが途切れなく現れます。
近くの見どころは次のとおりです。
- ナイアガラ・シティ・クルーズ(Niagara City Cruises):坂の下の船着き場から船が出て、滝つぼの水しぶきの中へと進みます
- レインボー・ブリッジ:徒歩でも車でも、対岸のニューヨーク州ナイアガラ・フォールズへ渡れます(パスポートをお忘れなく)
- テーブルロック・センター(Table Rock Centre):カナダ滝の落ち口にあり、南へ歩いて約20~25分です
- カジノ・ナイアガラ(Casino Niagara)とフォールズ・アベニューのホテル・エンターテインメント施設:坂のふもとにあります
おすすめの回り方は、明るいうちに川辺に着いて滝沿いを歩き、明かりがともり始めるころに坂を上って戻ってくるコースです。ライトアップが始まったら、スカイホイールに乗ってみましょう。
よくある質問
クリフトン・ヒルではどのくらい時間をとればよいですか?
ナイアガラ・スカイホイールに乗り、アトラクションを1~2か所回って食事をするなら、2~4時間あれば十分です。坂を下りて滝の展望スポットまで歩いたり、坂の下の船着き場からナイアガラ・シティ・クルーズの船に乗ったりする場合は、さらに時間を見込んでおきましょう。
クリフトン・ヒルから滝まではどのくらい離れていますか?
坂を下りきったリバー・ロードからは、峡谷の向こう側にアメリカ滝とブライダルベール滝が真正面に見えます。テーブルロックのカナダ滝(ホースシュー滝)までは、ナイアガラ・パークウェイを南へ歩いておよそ20~25分です。
クリフトン・ヒルを訪れるのにおすすめの時間帯はいつですか?
いちばん雰囲気があるのは夜です。看板に明かりがともり、滝もライトアップされます。ただし混雑もピークで、夏の週末はとくに混み合います。行列を避けたいなら、平日の早い時間帯がおすすめです。夏には決まった夜に滝の上で花火が打ち上げられるので、ナイアガラ・パークスのスケジュールを確認してください。
クリフトン・ヒルに行くとき、車はどこに停めればよいですか?
坂の周辺には市営・民営の駐車場が数多くあり、料金は場所によって大きく異なります。料金はそれぞれの入口に掲示されています。フォールズビューに宿泊しているなら、徒歩かWEGOバスを利用すれば駐車場の心配はいりません。
クリフトン・ヒルは子ども連れでも楽しめますか?
はい、おおむね楽しめます。ミニゴルフや縁日ゲーム、ゲームセンター、ろう人形館、密閉式のスカイホイールは家族連れにぴったりです。ただ、お化け屋敷の中には本格的に怖いものもあるので、各入口に掲示されている年齢の目安を確認してください。
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