19区で過ごす火曜の夜
パリ公演の舞台はル・ゼニット(Le Zénith)です。2026年10月20日、パリ北東部の外れに建つこのアリーナに、ジェイ・パークが2026年ワールドツアーを携えてやって来ます。共演はLNGSHOTです。ツアーはすでにカンヌでのMIDEM LIVE公演で幕を開けているため、パリは初日ではなく、開幕後の公演のひとつになります。
開催日は火曜日です。そのため、夜の雰囲気も週末とは少し違ってきます。仕事帰りや学校帰りにそのまま駆けつけるファンが多く、ヴィレットの芝生で週末のようにピクニックを楽しむ人の姿もほとんど見かけません。土曜日に比べると、帰りの終電の時間もずっと気になるはずです。
アーティストと出演者
ジェイ・パークは韓国系アメリカ人のラッパーで、シンガー、プロデューサーとしても活動しています。韓国で最初に注目を集めたのは2PMのメンバーとしてでした。その後グループを離れ、ヒップホップとR&Bの分野でソロとしてのキャリアを築き上げました。レーベル経営にも携わり、AOMGとH1GHR MUSICを立ち上げたのち、MORE VISIONも設立しています。
こうした経歴は客層にも表れています。彼のライブには、長年のK-POPファンと、韓国のヒップホップやR&Bを追いかけているファンが入り混じって集まるのが常です。今回のツアーでポスターに名を連ねるもう一組がLNGSHOTです。会場には両者のファンが詰めかけ、ペンライトやプリントしたバナー、おそろいのグッズを手にした姿があちこちに見られるでしょう。
「仮設」のはずだったテント型ホール
ル・ゼニットが開館したのは1984年です。設計を手がけた建築家フィリップ・シェとジャン=ポール・モレルは、鉄骨の骨組みに布製の膜を張った構造で、数年だけ使うつなぎのコンサートホールとしてこれを構想しました。ところがパリはそのまま使い続け、やがてこの建物はフランス各地に広がるゼニット系アリーナのお手本となりました。
外から見ると、今も公園の端に大きな灰色のテントが建っているかのようです。中に入ると、ステージ正面にスタンディングフロア(フォス、fosse)が広がり、その後方に階段状の座席が立ち上がっています。収容人数は6,000人を少し上回る程度です。ワールドツアーの演出に十分な広さがありながら、後方の席からでもステージを身近に感じられます。
どのエリアが開放されるかは公演ごとに異なります。スタンディングフロアか階段席かは、チケットの種別で確認できます。
ラ・ヴィレット公園へのアクセス
ゼニットはラ・ヴィレット公園の中にあるため、どのルートを選んでも最後は公園内を少し歩くことになります。主な行き方は次のとおりです。
- メトロ5号線 ポルト・ド・パンタン駅: 最寄り駅です。公園南側の入口までは徒歩数分です。
- メトロ7号線 ポルト・ド・ラ・ヴィレット(Porte de la Villette)駅: 公園の北端、シテ・デ・シアンスのすぐ横にあります。ウルク運河を渡るので、歩く距離は長めです。
- トラムT3b線 ポルト・ド・パンタン停留所: 市の外周部の別のエリアから向かう場合に便利です。
パリ中心部に宿を取り、5号線で会場へ向かう人がほとんどです。5号線はパリ北駅、パリ東駅、レピュブリック、バスティーユから乗り換えなしで行けるので、市内の主なホテル街からならどこからでも気軽にアクセスできます。
ヴィレットの定番コース:運河、フィルハーモニー、そしてライブへ
ラ・ヴィレット公園は、かつて食肉処理場が集まっていた地区を文化公園に生まれ変わらせた場所です。会場までの道のりは、ぜひゆっくり歩いて楽しんでみてください。芝生のあちこちには、ベルナール・チュミが設計した赤い鉄骨の「フォリー(folies)」が点在しています。ポルト・ド・パンタン側の入口近くには、灰色の金属に覆われたフィルハーモニー・ド・パリ(Philharmonie de Paris)がそびえています。
午後に時間のあるファンは、このあたりで過ごすことがよくあります。
- シテ・デ・シアンス・エ・ド・ランデュストリ(Cité des Sciences et de l’Industrie): 公園の北端にある大規模な科学博物館です。
- ラ・ジェオード(La Géode): その隣に立つ鏡面仕上げの鋼鉄の球体で、中は大型スクリーンの映画館になっています。
- グランド・アル・ド・ラ・ヴィレット(Grande Halle de la Villette): 19世紀に建てられた鉄とガラスの旧家畜市場で、現在は展覧会やイベントの会場として使われています。
- ウルク運河(Canal de l’Ourcq): 公園の真ん中を流れる運河です。岸辺の遊歩道を南西へたどると、ラ・ヴィレット貯水池(Bassin de la Villette)や、スターリングラード(Stalingrad)周辺の運河沿いのバーへと続いています。
10月下旬の火曜日は日が暮れるのが早い時期です。アンコールのあとに一杯飲みたい人は、街灯に照らされた運河沿いの道を歩いて市街へ戻るのが定番です。
ル・ゼニットの入場について
パリの会場では、入口での手荷物検査が当たり前に行われています。荷物は小さなバッグひとつか手ぶらで来るのが、いちばん早く通過できるコツです。大きなリュックや、本格的なカメラ機材に見えるものは、セキュリティで引っかかりやすいので注意してください。
K-POPのライブでは、開場よりかなり早くから列ができるのが普通です。スタンディングフロアの前方を狙うファンなら、なおさらです。待ち時間には、トレカやステッカー、手作りのバナーといった無料配布物を交換し合う光景もよく見られます。気軽に行われているので、フランス人と各国からのファンが入り混じる列の中で、会話のきっかけにするのにぴったりです。
会場内のバーやグッズ売り場では、パリのほかの場所と同じく、カード払いやタッチ決済が普通に使えます。覚えておくと役立つフランス語をいくつか紹介します。
- フォス(fosse):スタンディングフロア
- グラダン(gradins):階段席
- ヴェスティエール(vestiaire):クローク(当日営業している場合)
- ソルティ(sortie):出口
終演後は、観客の大半が一斉にポルト・ド・パンタン駅へ向かいます。混雑を避けたいなら、公園を北へ抜けて7号線のポルト・ド・ラ・ヴィレット駅まで歩くのがおなじみの方法です。
ツアー情報の確認先
ジェイ・パーク&LNGSHOT ワールドツアーの日程や会場の詳細、チケット情報は、ツアーの公式チャンネルと会場の公式案内で確認できます。ル・ゼニットの公式サイトには公演ごとのプログラムが掲載されており、2026年10月20日の本公演もそこに載っています。
パリ公演は、カンヌでのMIDEM LIVEで幕を開けた2026年ワールドツアーの一環です。ヨーロッパのほかの地域から訪れるファンは、ゼニットでの一夜に合わせて数日パリに滞在することも多く、メトロで会場まで乗り換えなしで行けるパリ北駅やレピュブリック周辺に宿を取るのが一般的です。
よくある質問
ジェイ・パーク&LNGSHOTのパリ公演の会場はどこですか?
パリ19区のラ・ヴィレット公園内にあるル・ゼニットです。公演日は2026年10月20日(火)です。
ル・ゼニット・パリの最寄りのメトロ駅はどこですか?
いちばん近いのはメトロ5号線のポルト・ド・パンタン駅で、トラムT3b線もここに停まります。公園の北端には7号線のポルト・ド・ラ・ヴィレット駅もありますが、こちらからは公園内を長めに歩くことになります。
スタンディングですか、それとも座席ですか?
ル・ゼニットには「フォス」と呼ばれるスタンディングフロアと、「グラダン」と呼ばれる階段席があります。開放されるエリアは公演ごとに変わるため、自分の場所はチケットの種別で確認してください。
開演前に会場周辺で楽しめるスポットはありますか?
ラ・ヴィレット公園には、フィルハーモニー・ド・パリやシテ・デ・シアンス、ラ・ジェオード、グランド・アル・ド・ラ・ヴィレットがあります。ウルク運河沿いの遊歩道を歩けば、ラ・ヴィレット貯水池やスターリングラード周辺のバー街へ向かうこともできます。
パリ公演はツアー全体の中でどんな位置づけですか?
ジェイ・パークがLNGSHOTとともに回る2026年ワールドツアーの公演地のひとつです。ツアーはこれに先立ち、カンヌでのMIDEM LIVE公演で開幕しています。
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