食べ歩きのための路地
クーニャ通りは、向かい側の人と会話ができるほど狭い路地です。路面にはポルトガル風の石畳が敷かれ、パステルカラーに塗られた低い建物が並んでいます。そのほとんどの1階が、通りに面したカウンター式の店になっています。看板には中国語とポルトガル語が並んで書かれており、マカオという街のすべてがひと目で見渡せるような光景です。
地元では「官也街(グンヤーガイ)」と呼ばれています。車は乗り入れできないので、紙袋を片手に通りの真ん中を歩けます。路地自体は短く、脇道を抜けるとタイパ村のほかのエリアにつながっています。ひと回りするだけなら10分ほどですが、食べながら歩けばずっと長くかかります。
クーニャ通りで食べたいもの
この路地で売られているのは、座って食べる料理よりも手に持って食べられるものがほとんどです。同じジャンルの店が何軒も続くので、歩きながら比べられます。ぜひ探してみてほしいのは次のとおりです。
- ポークチョップバーガー(猪扒包):下味をつけた骨付きの豚ロースを、外側がカリッとしたパンで挟んだマカオ名物のストリートサンドイッチです。この料理の代名詞ともいえる大利來記(Tai Lei Loi Kei)は、タイパで創業しました。
- アーモンドクッキー:型押しして焼いた、ほろほろと崩れる丸いクッキーです。缶入りや箱入りで売られています。この通りの老舗は鉅記(Koi Kei)と咀香園(Choi Heong Yuen)です。
- 豚肉・牛肉のジャーキー:甘いタレを塗って乾燥させたシート状の肉です。注文するとハサミで切り分けてくれます。
- エッグタルト:サクサクのパイ生地に、表面に焦げ目のついたカスタードがのっています。
- セラドゥーラ:「おがくずプディング」とも呼ばれるデザートです。クリームと砕いたビスケットが層になっていて、たいていはカップに入れて冷たい状態で出されます。
- マンゴーデザートとアイスクリーム:しょっぱいものを食べ歩く合間の、口直しにぴったりです。
クッキーやジャーキーは、無料で試食させてくれるカウンターがたくさんあります。どの店で買うかを決めるためにも、まずは味見をしてみましょう。
タイパ村への行き方
タイパ村があるのはマカオの旧タイパ側で、コタイ・ストリップのすぐ北です。ザ・ベネチアンやギャラクシーといったコタイの大型リゾートからは、その裏手の通りを抜けて歩いて15〜20分ほどです。タクシーなら歩行者専用エリアの端で降ろしてもらえます。
マカオ半島からの路線バスは、村の近くのコレイア・ダ・シルヴァ通り(Rua Correia da Silva)に停まります。路線は変わることがあるので、出発前に最新のバス路線図を確認してください。香港からフェリーで来る場合は、マカオに2つあるターミナルのうちタイパ・フェリーターミナルのほうが近くて便利です。
クーニャ通りでの注文・支払い・試食
この路地では、カウンターでの手早いやりとりが基本です。指さして注文し、支払いを済ませたら脇へよける、という流れです。次のような点を押さえておくとスムーズです。
- 通貨:マカオ・パタカも香港ドルも広く使えます。おつりはたいていパタカで返ってくるので、香港ドルは高額紙幣ではなく小額紙幣を使うのがおすすめです。
- モバイル決済:MPayやアリペイなどのQRコード決済は、多くのカウンターで使えます。大きな土産物店ではカードも使えますが、小さな屋台では使えないこともあります。
- チップ:カウンターでは不要です。
- 注文:主な店では英語が通じます。陳列されている商品を指させばどこでも注文できますし、広東語で「ありがとう」を意味する「ムゴイ(唔該)」と言うと喜ばれます。
食べ歩きはシェアしながら楽しむのがコツです。ポークチョップバーガーを2人で分ければ、エッグタルトやセラドゥーラ、2周目の試食を楽しむ余裕が残ります。箱入りのクッキーは、行きではなく帰りに買いましょう。そうすれば午後じゅう荷物を抱えて歩かずに済みます。
半島よりも落ち着いている理由
セナド広場や聖ポール天主堂跡の周辺の混雑に比べると、タイパ村の空気はゆったりとしています。団体ツアーは半島側に集まりがちなので、マカオのこちら側は比較的のんびり過ごせることが多いです。クーニャ通りから少し離れれば、なおさらです。
とはいえ、香港からの日帰り客が気軽に立ち寄れる場所なので、週末や祝日は路地が人でいっぱいになります。平日の早い時間帯に訪れれば、カウンター前の人混みは少ないことが多いです。店ごとに営業時間が異なるため、お目当ての店がある場合は事前に確認してから予定を立ててください。
屋台の先にも見どころが
路地の突き当たりを過ぎると、村の景色がぱっと開けます。数分歩くだけで、次のような場所にたどり着けます。
- タイパ・ハウス博物館:プライア通り(Avenida da Praia)沿いに建つ、ミントグリーンのコロニアル様式の邸宅5棟です。かつては海に面していましたが、現在は湿地を見渡せます。
- カルモ教会:邸宅群を見下ろす丘の上にある、黄色い小さな教会です。隣には庭園があります。
- 北帝廟:村の小さな広場に面した、静かな道教寺院です。
- クレリゴス通りとカモンエス広場:カフェやレストランが並ぶ脇道で、週末にはタイパ・フリーマーケットが開かれます。
路地を歩いてこれらの見どころをひと回りするなら、1〜2時間は見ておきましょう。そこから南へ歩けば、わずか数分でコタイのカジノ街に着きます。村とはまったく違う景色が広がっています。
よくある質問
タイパ・フードストリートは具体的にどこにありますか?
マカオのタイパ島にあるタイパ村の歩行者専用路地、クーニャ通り(官也街/Rua do Cunha)のことです。コタイ・ストリップのリゾート群のすぐ北に位置しています。
コタイのホテルからはどう行けばよいですか?
ザ・ベネチアンやギャラクシー周辺から北へ歩いて15〜20分ほどです。タクシーを使えば、歩行者専用エリアの端まで短時間で行けます。半島からのバスはコレイア・ダ・シルヴァ通り(Rua Correia da Silva)に停まりますが、最新の路線を事前に確認してください。
最初に何を食べればよいですか?
まずはポークチョップバーガーを食べ、そのあとはアーモンドクッキーや豚肉・牛肉のジャーキー、エッグタルト、セラドゥーラを少しずつ食べ歩いてみてください。クッキーやジャーキーの店では無料の試食を活用して、買う店を選ぶのがおすすめです。
滞在時間はどれくらい見ておけばよいですか?
1〜2時間ほどあれば、路地を歩いたうえで、タイパ・ハウス博物館やカルモ教会、北帝廟まで足を延ばせます。
香港ドルやスマートフォンで支払えますか?
はい、支払えます。香港ドルもマカオ・パタカも広く使えますし、MPayやアリペイなどのQRコード決済も多くの店で使えます。おつりはパタカで返ってくると思っておいてください。
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