調布での3日間、シリーズはここで締めくくられます
グランプリシリーズの最後を飾るのがこの大会です。2026年のNHK杯は、11月27日から29日まで東京の京王アリーナTOKYOで開かれます。ISUグランプリシリーズの第6戦にして最終戦で、主催は日本スケート連盟です。
最終戦という位置づけが、この大会を特別なものにしています。それまでの大会ではポイントが積み上がっていきますが、グランプリファイナルに誰が進むのかが最終的に決まるのはこの最終戦です。進出ラインぎりぎりで東京に乗り込んでくる選手にとっては、メダルだけでなく12月の舞台への切符もかかっています。
大会が始まったのは1979年で、1995年にシリーズが発足して以来、ずっとグランプリシリーズの一戦として開催されてきました。開催地は年ごとに国内の都市を巡るため、東京で観られるシーズンはそう多くありません。
スタジアムの隣に建つアリーナ
京王アリーナTOKYOは、東京西部の住宅都市・調布市にある大型の近代的なスポーツ施設です。ネーミングライツ契約が結ばれるまでは「武蔵野の森総合スポーツプラザ」という名称で、地元の人々や古い案内表示では今もこの名前がよく使われています。メインアリーナには、リンクを囲んでおよそ1万人分の客席があります。
すぐ隣には、大型サッカー場の味の素スタジアムがあります。スケートの大会が開かれる週末には、2つの建物の間がファンでいっぱいになります。トートバッグを提げた人や、横断幕を丸めて小脇に抱えた人、選手への贈り物を詰めた紙袋を持った人の姿があちこちで見られます。
フルサイズのリンクを備えた会場はどこも同じですが、客席はかなり冷え込みます。リンクに通い慣れた人は重ね着で来場し、スタンドではブランケットやカイロを使う人の姿もよく目にします。11月下旬は外も寒いため、駅から歩いても体はあまり温まりません。
飛田給へのアクセス
会場へは電車で向かうのが簡単です。最寄り駅は京王線の飛田給駅で、アリーナまでは坂のない短い道のりを歩いて5分ほどです。
- 新宿から: 京王線で西へ向かいます。速達タイプの列車は飛田給に停まらないことが多いため、調布駅で各駅停車に乗り換えて、もうひと駅乗る人がたくさんいます。
- 調布駅から: 京王線でそのまま向かえます。外の空気を楽しみたい人は、少し長めの道のりを歩いて行くこともできます。
- 最終セッションの後: 飛田給駅のホームは一気に混み合います。調布まで歩いたり、改札付近の混雑が落ち着くまで近くのカフェで待ったりするファンも少なくありません。
大会当日は会場周辺の駐車場が限られるため、観客の多くは電車で来場します。
大会の流れ
NHK杯では通常、グランプリシリーズの標準的な4種目が行われます。
- 男子シングル
- 女子シングル
- ペア
- アイスダンス
各種目とも、まずショートプログラム(アイスダンスではリズムダンス)を滑り、続いてフリースケーティングに臨みます。メダルは競技日程を通じて決まります。最終日には恒例のエキシビションが行われ、採点のない舞台で、メダリストたちが衣装替えや小道具を交えた肩の力を抜いた華やかなプログラムを披露します。
セッションの順番や開始時刻、出場選手は、日本スケート連盟の公式サイトとISUのグランプリシリーズのページに掲載されます。主催者はまだ具体的な出場選手を発表していないため、ほかの場所で選手名を見かけても、非公式の情報として受け止めてください。
ぬいぐるみと花束、そしてリンクを回る回収係
日本のグランプリ大会ならではの光景は、演技が終わった瞬間に始まります。選手がお辞儀をしていると、あらゆる客席から花束やぬいぐるみが氷上に降り注ぎます。その選手を象徴するキャラクターが、何個も何個も投げ込まれることもよくあります。
おそろいの衣装を着た若いスケーターたちは「フラワーガール」などと呼ばれ、次の選手の6分間練習が始まるまでに、リンクへ滑り出て贈り物をすべて回収します。日本の大きな大会では、この回収の様子そのものがちょっとした見どころになっています。
氷上に投げ入れる贈り物は、リンク上でばらけないよう包装するのが決まりです。ファンは花束をセロハンで包み、ぬいぐるみを透明な袋に入れて用意します。そのため、たくさん投げ入れるのは、上層階の観客よりもフェンス近くの席の観客です。
常連ファンにならった観戦のしかた
日本のスケートファンは、知識が豊富でマナーが良いことで知られています。その流れに合わせて観戦すると、会場の雰囲気をいちばん楽しめます。
- 演技中は静かに。 音楽が始まると場内は静まり返ります。拍手が起こるのは、ジャンプが決まったときとフィニッシュのポーズのときです。
- バナーはタイミングを見て。 国旗や選手名のバナーは選手紹介のときに掲げ、後ろの人の視界をさえぎらないよう、その後は下ろします。
- 席の移動はグループの合間に。 選手が滑っている間は動かず、整氷の休憩時間に移動するのが一般的です。
- グッズ売り場は最初に。 公式グッズ売り場には長い列ができるため、開場と同時にまずそちらへ向かい、客席へは後から入るファンが大勢います。
国内の主要なスケート大会のチケットは、これまで日本のチケット販売サイトでの抽選販売が一般的でした。こうしたシステムは日本語にしか対応していないことが多く、国内の電話番号を求められる場合もあります。そのため海外のファンは、日本在住の友人に手伝ってもらって申し込むことがよくあります。販売情報やチケット購入ページへのリンクは、日本スケート連盟の公式サイトで案内されます。
セッションの合間に、深大寺でそばを
セッションの間に長い空き時間ができるのはよくあることですが、調布にはその時間を楽しく過ごせる場所があります。東京屈指の古刹である深大寺は、アリーナから北へバスかタクシーで少し行ったところにあります。参道に軒を連ねるそば店で知られ、この土地の名物として何世紀も前から親しまれてきました。
お寺の隣には神代植物公園があります。11月下旬には、周辺の木々が色づき始めます。
あまり遠くへ行きたくない場合は、京王線でひと駅の調布駅周辺に、ショップや飲食店がそろっています。遠方から訪れるファンの多くは新宿に宿を取ります。ホテルの選択肢が最も多く、毎朝乗り換えなしでリンクへ向かえるからです。
よくある質問
2026年のNHK杯はいつ、どこで開催されますか?
2026年11月27日〜29日に、東京西部・調布市の京王アリーナTOKYOで開催されます。主催は日本スケート連盟で、ISUグランプリシリーズの第6戦、つまり最終戦にあたります。
京王アリーナTOKYOへはどう行けばよいですか?
京王線の飛田給駅で降りれば、アリーナまでは歩いて約5分です。新宿から乗る場合、速達タイプの列車は飛田給に停まらないことが多いため、調布駅で各駅停車に乗り換える人がたくさんいます。
NHK杯のチケットはどこで販売されますか?
販売情報やチケット購入ページへのリンクは、日本スケート連盟の公式サイトで案内されます。国内の主要なスケート大会では、これまで日本のチケット販売サイトでの抽選販売が一般的でした。こうしたサイトは日本語にしか対応していないことがよくあります。
花束やぬいぐるみをリンクに投げ入れてもよいですか?
はい、日本の大会では昔から続く習慣です。リンク上で中身が散らばらないよう、花束はセロハンで包み、ぬいぐるみは透明な袋に入れるなど、包装して投げ入れるのが決まりです。投げ入れられた贈り物は、演技の合間に若いスケーターたちが回収します。
セッションの合間に、アリーナ周辺で楽しめる場所はありますか?
北へバスかタクシーで少し行くと、参道に並ぶそば店で知られる深大寺と、神代植物公園があります。すぐ隣には味の素スタジアムがあり、ひと駅先の調布駅周辺にはショップや飲食店がそろっています。
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