石灰岩の峰々のあいだを駆け抜ける
このコースの景色は、ほかのどこでも見られません。チャンアンはカルスト地形が広がる土地です。平らな田んぼとゆったり流れる緑の川から、切り立った石灰岩の峰がまっすぐにそびえています。そのあいだを縫うように、小道や村の道が続きます。ユネスコは2014年、自然と文化の両面で価値があるとして、「チャンアンの景観関連遺産」を世界遺産に登録しました。
チャンアン・マラソンは、この風景の中を走る国際ロードレースです。舞台の中心はニンビン省ホアルー(Hoa Lu)のチュオンイエン(Trường Yên)村です。チュオンイエンには、10世紀にベトナムの都が置かれたホアルーがあります。丁朝と前黎朝の王たちが守りの要として選んだのと同じ谷を、ランナーたちは走ることになります。
2026年11月15日:開催日とエントリーページ
2026年大会の開催日は2026年11月15日です。開催日、会場、種目の距離、チケットのリンクは、主催者の公式サイトに掲載されています。エントリーの詳細やスタート時刻、ゼッケンの受け取り方法もすべて公式サイトにまとまっています。変更の可能性がある数字は、このガイドでは繰り返し載せないことにします。
11月中旬のベトナム北部は乾季にあたります。夏に比べると朝は涼しく、湿度も低めのことが多いです。北部でロードレースといえば秋が定番なのはこのためです。ベトナムのロードレースは夜明け頃にスタートするのが一般的なので、昼の強い日差しが照りつける前にゴールできます。
チュオンイエンへのアクセス
チュオンイエンはハノイの南およそ90〜100キロにあり、車ならたいてい2時間ほどで着きます。よく使われる行き方は次のとおりです。
- 列車: ニンビン駅は南北統一鉄道の駅で、ハノイからの列車が1日に何本も停車します。
- バス・リムジンバン: ハノイのザップバット(Giap Bat)バスターミナルからの便や、ホテルまで迎えに来てくれるバンの送迎サービスが数多くあり、ニンビン市内まで運んでくれます。
- 専用車・ツアーの送迎: レース用の荷物を抱えたグループには、この方法がよく選ばれています。
ニンビン市内から北西のチャンアン地区までは、タクシーやグラブ(Grab)ですぐです。タムコックやチャンアン周辺のホームステイの多くでは自転車やバイクを借りられるので、最後の数キロはそれで移動することもできます。
ニンビン流のレース週末
ニンビンは小さな省なので、大きなレースがあると宿はすぐに埋まってしまいます。ランナーの宿泊先は、主に2通りです。ひとつは大きめのホテルがそろい、道路へのアクセスもよいニンビン市内です。もうひとつは、タムコックやチャンアンの田んぼの中に点在するホームステイです。
ホームステイのオーナーは日の出前に出発する客にも慣れていて、夜明けのスタートに合わせてタクシーやバイクを手配してくれることもよくあります。
現地での過ごし方の目安をまとめました。
- 支払い: ホテルや大きめのレストランではカードが使えます。屋台や小さなカフェ、船着き場の軽食売りは、たいていベトナムドンの現金払いです。
- 応援: ベトナムの観客は「コーレン!(Cố lên!)」と声をかけてくれます。「がんばれ!」といった意味です。沿道の子どもたちに同じ言葉を叫び返すと、決まって笑顔が返ってきます。
- 食事: 名物は、金色にパリッと焼けたおこげに肉入りのソースをかけたコムチャイ(cơm cháy)と、さまざまな調理法で味わう山羊料理のゼーヌイ(dê núi)です。チャンアン周辺には山羊料理を出す店がたくさんあります。ランナーはレース前夜を避け、レース後のごほうびにとっておくことが多いようです。
- 寺院: ホアルーの寺院やバイディン寺では、肩と膝が隠れる服装にしましょう。ランニングウェアの上に薄手のものを1枚羽織れば十分です。
ニンビン市内ではグラブが使えますが、郊外の村では車が少なくなります。帰りの足は、レース当日の朝までに宿のオーナーと相談して手配しておくランナーが多いです。
ホアルーの寺院と川めぐり
古都はコースのすぐそばにあります。チュオンイエンでは、丁先皇(ディン・ティエン・ホアン)を祀る寺と黎大行(レ・ダイ・ハン)を祀る寺が、歩いてすぐの距離に並んでいます。石畳の中庭と木彫りの堂を備えた両寺は、中国の支配から独立したベトナム最初の王朝を築いた王たちに捧げられたものです。
レースで走る風景を見るなら、多くの人が選ぶのはチャンアンの舟遊びです。地元の漕ぎ手が小さな金属製の手漕ぎ舟を操り、川を下りながら低い石灰岩の洞窟をくぐっていきます。洞窟の天井がとても低いので、乗客は身をかがめて通り抜けます。全ルートを回ると通常2〜3時間かかります。長い距離を走ったあと、座って休みたい脚にはちょうどよい過ごし方です。
ゴールのその先へ
この一帯の見どころは、1日では回りきれないほどあります。チュオンイエンから気軽に行ける場所を紹介します。
- バイディン寺: 数キロ西にある巨大な現代の仏教寺院群です。長い回廊には石の羅漢像がずらりと並んでいます。
- タムコック: 田んぼと洞窟のあいだを進む、もうひとつの川めぐりのルートです。多くのランナーが泊まるホームステイの村もここにあります。
- ムア洞窟: 数百段の石段を登ると、龍の彫刻があり、タムコックの谷を見渡せます。太ももの疲れがとれるまで後回しにするランナーがほとんどです。
- ヴァンロン自然保護区: 静かな湿地を舟で巡れます。運がよければ、崖の上に希少なデラクールラングールの姿を見つけられることもあります。
レースの週末にあわせてニンビンで2〜3泊し、そのあとハノイへ戻ったりハロン湾へ足をのばしたりするランナーもたくさんいます。
よくある質問
2026年のチャンアン・マラソンはいつですか?
2026年のチャンアン・マラソンは、2026年11月15日にニンビン省チュオンイエン(Trường Yên)で開催されます。開催日、種目の距離、スタート時刻は主催者の公式サイトに掲載されています。
チャンアン・マラソンのエントリーやチケットはどこで手続きできますか?
エントリーとチケットのリンクは、チャンアン・マラソンの公式サイトに掲載されています。ゼッケンの受け取り方法や大会規則も同じサイトで確認できます。
ハノイからチャンアン・マラソンの会場まではどう行けばよいですか?
チュオンイエンはハノイの南約90〜100キロにあり、車でおよそ2時間です。ハノイからニンビン駅まで列車で行くか、バスやリムジンバン、または専用車の送迎を使うのが一般的です。チャンアンまでの最後の区間は、タクシーかグラブ(Grab)ですぐです。
ランナーはどこに泊まることが多いですか?
大きめのホテルがそろい、道路へのアクセスもよいニンビン市内に泊まる人が大半です。タムコックやチャンアンの田んぼの中にあるホームステイを選ぶ人もいます。夜明けのスタートに合わせて、移動手段を手配してくれるホームステイも多くあります。
レース会場の近くにはどんな見どころがありますか?
チュオンイエンにあるホアルーの古都の寺院、石灰岩の洞窟をくぐるチャンアンの手漕ぎ舟めぐり、バイディン寺、タムコックの川めぐり、ムア洞窟の石段、ヴァンロン自然保護区の湿地などがあります。
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