ゴルフ場跡に広がる55エーカーの庭園
この土地は、もとはショーネシー・ゴルフコースの一部でした。住宅地として開発される計画が持ち上がると、住民が反対運動を起こして土地を守りました。こうして1975年に開園したのが、バンデューセン植物園です。園内を歩くと、その歴史が地形に残っているのがわかります。なだらかな芝生がどこまでも続き、池はかつてのウォーターハザードを思わせます。小道もまっすぐには延びず、ゆったりと曲がりくねっています。
現在の敷地は、オーク・ストリートとウェスト37番街(West 37th Avenue)の角に広がる約55エーカーです。植栽は地域やテーマごとに分かれています。そのため、ひと回りするだけでヒマラヤのシャクナゲから太平洋岸北西部の自生植物の木立まで、数分で移動できます。Googleの紹介文にも、季節ごとに表情を変える緑と花、アート作品に加えて、本格レストランと気軽なカフェがそろっていると書かれています。
4時間の開園時間をどう使うか
見学のプランは開園時間しだいで決まります。Googleには現在、毎日午前10時〜午後2時と掲載されています。かなり短い時間ですが、これは日の短い時期の設定であることが多く、開園時間は季節によって変わります。出かける前に、公式サイトでその月の時間を確かめておきましょう。
開園時間が4時間しかないなら、開園直後に着くのがいちばんです。平日の午前10時〜11時はもっとも落ち着いていて、閉園まで時間を目いっぱい使えます。週末は午前11時までに着くようにしましょう。それ以降、午後2時の閉園までは小道もカフェも迷路も人でいっぱいになります。
ゆっくり見て回るなら2〜3時間が目安です。主要な周回コースを歩いて迷路に立ち寄り、コーヒーを飲んでも、その週に咲いている花を探して寄り道する時間が残ります。
エリザベス朝様式の迷路
来園者が真っ先に尋ねるのが迷路です。生け垣の迷路はエリザベス朝様式で、シダーで作られています。生け垣は小さな子どもには向こうが見えない高さですが、大人ならたいてい見渡せます。場所は園の南寄りで、園内マップにもはっきり描かれています。
10分ほどで抜けられる小さな迷路ですが、挑戦する価値は十分にあります。昼前からは家族連れが集まってくるので、混み合う週末はまず迷路へ向かいましょう。静かな庭園は後回しにしても大丈夫です。
季節ごとの花の見どころ
この庭園にオフシーズンはなく、季節ごとに見どころが移り変わるだけです。
- 春: 園の主役はシャクナゲとツツジです。モクレンやサクラも咲きそろいます。
- 5月下旬: ラバーナム・ウォークでは、キングサリの黄色い花房がトンネルのように垂れ下がります。2週間ほどの見頃のあいだは、園内でいちばんの撮影スポットになります。
- 夏: バラや多年草のボーダー花壇が見頃を迎え、池にはスイレンが浮かびます。
- 秋: 湖のまわりでカエデや落葉樹が色づきます。
- 冬: 木の幹や木の実、針葉樹、冬に咲く低木を楽しめます。12月にはフェスティバル・オブ・ライツも開かれます。
フェスティバル・オブ・ライツは夜のイベントで、チケットも開催日も通常の入園とは別です。昼間の開園時間はあてにせず、毎年公式サイトに掲載されるスケジュールを確認してください。
オーク・ストリートと37番街への行き方
車がなくても簡単に行けます。住所は5251 Oak Stで、通りの西側、33番街と37番街のあいだにあります。
- バス: オーク・ストリートを走る17番「Oak」が入口の近くに停まります。ダウンタウンからはこれがいちばん直接的なルートです。
- スカイトレイン: カナダラインでオークリッジ–41st アベニュー駅まで行きます。そこから静かな住宅街を西と北の方向へ15〜20分ほど歩きます。
- 車: 正面入口の脇に専用駐車場があります。週末の昼どきには満車になるので、その意味でも早めの到着がおすすめです。
33番街を東へ少し歩くと、クイーン・エリザベス公園があります。丘の頂上に建つドームがブローデル温室です。ふたつを組み合わせれば、一日たっぷり緑を楽しめます。ただし、バンデューセン植物園は閉園が早いので、先に訪れるように計画しましょう。
混雑を避けて園内を回るコツ
回る順番を工夫するだけで、見学はぐっと楽になります。まずは入口でマップを受け取りましょう。小道は輪になったり枝分かれしたりしているうえ、案内表示には方角ではなくコレクションの名前が書かれています。その週に何が咲いているかは、受付で尋ねてみてください。スタッフやボランティアが開花状況を細かく把握しているので、限られた時間をどこで過ごすか決めるにはそれがいちばんです。
覚えておくと役立つポイントもあります。
- 小道を外れて花壇に入らないようにしましょう。植物の根元にある名札は読むためのものなので、動かさないでください。
- 介助犬を除いて、犬は原則として入園できません。連れて行く前に最新のルールを確認しましょう。
- 入園料は入口でカードで支払います。最新の料金はゲートと公式サイトに掲示されています。
- 1年に何度も訪れるつもりなら、1回分のチケットを買う前に受付で年間会員について聞いてみましょう。
芝生でのピクニックは、バンクーバーの庭園ではおなじみの楽しみ方です。湖のあたりは吹きさらしなので、夏以外は上着を持って行きましょう。
園内での食事
入口の近くに飲食店が2軒あります。ひとつはコーヒーやスープ、軽食を楽しめる気軽なカフェ、もうひとつは腰を据えて食事ができる本格レストランです。午後2時に閉園することを考えると、カフェのほうが使い勝手がよいでしょう。せっかくの静かな午前10時台を食事で使ってしまわないよう、食事は早めに済ませるか、園内をひと回りしてからにしましょう。
レストランを利用する場合は、事前に予約しておきましょう。営業時間が植物園の開園時間と異なることもあるので、見学の予定に合うかも確かめておくと安心です。見学のあとにもっと幅広く食事の店を選びたいなら、東にあるオークリッジやキャンビー・ストリート沿いの店へ。バスでも徒歩でもすぐです。
よくある質問
バンデューセン植物園がすいているのは何時ごろですか?
平日の午前10時〜11時がもっとも落ち着いています。週末は午前11時〜午後2時が混雑のピークです。土日しか行けない場合は、午前10時の開園に合わせて到着するのがおすすめです。
バンデューセン植物園の開園時間を教えてください。
Googleには現在、毎日午前10時〜午後2時と掲載されています。ただし開園時間は季節によって変わります。また、フェスティバル・オブ・ライツは夜間に独自のスケジュールで開催されます。その月の時間は、バンデューセン植物園の公式サイトで確認してください。
車がなくても行けますか?
17番「Oak」のバスに乗れば、入口(5251 Oak St)の近くで降りられます。カナダラインでオークリッジ–41st アベニュー駅まで行き、そこから西と北の方向へ15〜20分ほど歩く方法もあります。
見学にはどのくらい時間をみておけばよいですか?
2〜3時間が目安です。現在の開園時間は4時間ですが、それだけあれば主要な周回コースを歩き、エリザベス朝様式の迷路を楽しんで、カフェでひと休みすることもできます。
近くにほかの見どころはありますか?
33番街(33rd Avenue)を東へ少し歩くと、クイーン・エリザベス公園とブローデル温室があります。バンデューセン植物園は閉園が早いので、先に訪れておきましょう。
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