ハーディ・ガーディとブラストビートに浸る水曜の夜
エルヴェイティがラズマタズ(Razzmatazz)のステージに立つのは2026年12月2日です。この日は水曜日にあたります。客層から帰りの終電まで、平日の夜であることが一晩の過ごし方を大きく左右します。
出演するのは3か国から集まった3バンドです。ヘッドライナーはスイスのフォークメタル、中盤をスウェーデンのインダストリアルメタルが担い、フィンランドのメロディック・デスメタルが夜を彩ります。ポブレノウ(Poblenou)地区のはずれで長年営業を続けるラズマタズほど、こうした公演にふさわしい会場は市内でもそう多くありません。
出演バンド
エルヴェイティは2002年、フロントマンのクリーゲル・グランツマンによってヴィンタートゥールで結成されました。メロディック・デスメタルを土台に、アンプの壁の横ではめったに見かけない楽器を組み合わせたサウンドが特徴です。ステージでは次のような楽器が登場するはずです。
- ハーディ・ガーディ
- バグパイプ
- ティン・ホイッスルやフルート
- フィドル
歌詞の一部は、古代のスイスやフランスで話されていた死語のケルト語、ガリア語を再構築したものです。今では誰も話さない言葉なのに、観客の一部が音だけを頼りに一緒に歌うのはそのためです。
ペイン(PAIN)は、ヒポクリシーでの活動で知られるスウェーデンのミュージシャン兼プロデューサー、ピーター・テクグレンによるインダストリアルメタル・プロジェクトです。思わず跳びはねたくなる、打ちつけるような電子ビートを楽しめます。ウルフハート(Wolfheart)はフィンランドのギタリスト、トゥオマス・サウッコネンが率いるバンドです。
冷たく叙情的なメロディック・デスメタルを鳴らし、ファンからは「ウィンターメタル」とも呼ばれています。12月の夜の幕開けにぴったりのバンドです。
ラズマタズの館内
ラズマタズが入っているのは、かつてゼレステ(Zeleste)があった工場建築です。ゼレステは1980年代からバルセロナのライブシーンを支えてきた重要な会場でした。現在の館内はいくつもの独立したフロアに分かれています。この規模のツアーバンドが使うのは大型のメインホール、サラ1(告知によっては「ラズ・クラブ」とも表記)です。
メインホールは天井が高く、暗く広々とした空間です。一段高いバルコニー席があり、両サイドにはバーが並んでいます。フロアはスタンディングのみなので、バグパイプが鳴り出すと前半分はたいていピットに変わります。もみくちゃにされずにステージをよく見たい人は、後方や高くなったエリアへ移動するのが一般的です。
ポブレノウへの行き方と帰り方
会場の入口はアルモガベルス通り(Carrer dels Almogàvers)にあり、パンプローナ通り(Carrer de Pamplona)側にも第2入口があります。場所は旧工場地帯のポブレノウで、海岸から数ブロック内陸に入ったところです。
- マリーナ駅(Marina/L1・赤線):徒歩約5分
- ボガテイ駅(Bogatell/L4・黄線):反対側から同じくらいの距離
- リャクナ駅(Llacuna/L4):ランブラ・デル・ポブレノウ沿いに帰るなら便利
バルセロナの地下鉄は、月曜から木曜までは深夜0時ごろに運行を終えます。3バンドが出演する水曜の公演では、これが大きく響きます。アンコールの途中で会場を抜け、マリーナ駅へ直行する人も少なくありません。主要な大通りを朝まで走る夜行バスのニットバス(NitBus)を使う人もいれば、ディアゴナル通り(Avinguda Diagonal)やプジャデス通り(Carrer de Pujades)でタクシーを拾う人もいます。
ラズマタズのメタルナイトの流れ
会場のコンサートチケットは公式サイトで販売されており、ほとんどのファンはそこで購入しています。入場時は、スマートフォンに表示したチケットをスキャンしてもらうのが一般的です。入口では手荷物検査が当たり前に行われるので、身軽な人ほど列をスムーズに抜けられます。
知っておきたい習慣をいくつか挙げておきます。
- バーでの支払い:バルセロナではカード払いやタッチ決済が広く普及しており、バーでもスマートフォン決済が問題なく使えます。
- チップ:コンサート会場のバーでは必要ありません。お釣りの小銭を置いていけば十分です。
- 上着:12月の海辺の夜は冷えますが、ホールの中はすぐに暑くなります。常連はピットで上着を抱えているより、クロークに預けることが多いようです。
- ピットでのマナー:スペインのメタルファンは声が大きく激しくぶつかり合いますが、互いへの気配りも忘れません。誰かが倒れれば、周りの人がすぐに引き起こしてくれます。
柵の近くを確保したいファンは、開場よりかなり前からアルモガベルス通りに並ぶのが定番です。通りにはこの地区らしい低い倉庫の建物が続き、待機列は歩道に沿って伸びていきます。フォークメタルの公演では、仮装やキルト、何十年にもわたるツアーのバンドTシャツ姿の観客がよく見られます。列そのものが見どころの半分といってもいいほどです。
開演前後のポブレノウ
ポブレノウの雰囲気はゴシック地区とはまったく異なります。碁盤の目のように広い通りが走り、新しいIT企業のオフィスの合間に古いレンガ造りの煙突がそびえています。ランブラ・デル・ポブレノウ(Rambla del Poblenou)はこの地区の中心を貫く歩行者通りで、バーやレストランが軒を連ねています。会場から徒歩10分ほどの距離にあり、開演前の食事どころとしてよく利用されています。
バルセロナの夕食は遅く、多くの店のキッチンが混み始めるのは午後9時を過ぎてからです。公演のある夜は、サポートアクトの前に食事を済ませたり、ランブラで軽くつまんだりする人が大勢います。南へ少し歩けばボガテイ・ビーチ(Bogatell)があります。一日かけてこの地区を楽しむなら、少し北にあるポブレノウ中央公園(Parc del Centre del Poblenou)やトーラ・グロリアス(Torre Glòries)に足を延ばすのもいいでしょう。
よくある質問
エルヴェイティのバルセロナ公演はいつ、どこで開催されますか?
2026年12月2日(水)に、バルセロナのポブレノウ地区にあるラズマタズで開催されます。サポートアクトはペインとウルフハートです。
チケットはどこで購入できますか?
ラズマタズでは、公式サイトでコンサートチケットを販売しています。料金は公式サイトに掲載されており、このガイドでは料金をご案内していません。
地下鉄でラズマタズへ行くにはどうすればよいですか?
L1(赤線)のマリーナ駅、L4(黄線)のボガテイ駅のどちらからも徒歩約5分です。リャクナ駅(L4)も利用できます。平日の地下鉄は深夜0時ごろに終わるため、遅くまで残る人はニットバスかタクシーで帰るのが一般的です。
会場の中はどのような様子ですか?
メインホールは旧ゼレステの建物内にある、スタンディングのみの大きなホールです。両サイドにバーがあり、後方には一段高いエリアがあります。ヘッドライナーの演奏中は、たいていフロア前方がモッシュピットになります。
開演前に近くで食事できる場所はありますか?
会場から徒歩10分ほどのランブラ・デル・ポブレノウに、この地区の主なレストランやバーが集まっています。近くにはボガテイ・ビーチもあるので、開場前に散歩するのもおすすめです。
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