バルセロナの観光名所の多くがまだ存在しなかった時代から、この大会を開いてきたクラブがあります。そこで4日間にわたり障害飛越競技が繰り広げられるのが、CSIOバルセロナの魅力です。通算114回目となる2026年大会の会期は10月1日〜4日、会場はレアル・クルブ・デ・ポロ・デ・バルセロナ(Real Club de Polo de Barcelona)でした。
この回はロンジン・リーグ・オブ・ネーションズ(Longines League of Nations)の決勝の舞台でもあり、競技としての重みも本物でした。同リーグは、シーズンを首位で終える障害飛越の国別チームを決める団体戦です。
観光客を呼び込むために急ごしらえされたフェスティバルではありません。この街に観光客を引き寄せる名所の多くよりも、CSIOバルセロナのほうが歴史は古いのです。その伝統の重みは大会形式にも表れています。国別チームの出場、ネーションズカップ方式の団体戦、個人のグランプリ競技が、夜のショー1回に詰め込まれることなく4日間に振り分けられています。
4日間の流れ
構成はCSIO5つ星大会の形式に沿っています。木曜と金曜に予選と団体戦を重ね、週末に個人・団体の大きな決勝を迎える流れです。2026年のプログラムの目玉はロンジン・リーグ・オブ・ネーションズ決勝でした。シリーズの決勝には、例年その週で最も強い顔ぶれがそろいます。
- ネーションズカップ方式の団体戦(週の前半)
- 個人のグランプリ競技とスピード競技
- ロンジン・リーグ・オブ・ネーションズ決勝(週末)
- ジュニア競技や併催の馬術競技(過去の大会で実施)
競技の順番や開始時刻は、出場人数や放送枠に応じて毎年変わります。
会場、レアル・クルブ・デ・ポロ・デ・バルセロナ
クラブはディアゴナル・マール(Diagonal Mar)地区の近くにあり、ゴシック地区の中心部よりも海寄りです。敷地内のポロ競技場や馬場では、20世紀初頭から国際大会が開かれてきました。単発のイベントのために建てられたスタジアムではなく、現役のスポーツクラブであることが、会場全体の雰囲気を形づくっています。
グランドスタンド席はメインアリーナに面しています。敷地内には例年、ホスピタリティエリアやスポンサーのパビリオンが設けられ、馬場入り前のウォームアップを見学できるスペースもあります。10月のバルセロナは日が沈むと冷え込むことがあり、歩き回らずに座って観戦している人はとくに肌寒く感じます。
レアル・クルブ・デ・ポロへのアクセス
クラブがあるのは市内のディアゴナル・マール側で、地下鉄の路線が集まる中心部からは離れています。駅の目の前というわけにはいきません。
- タクシー・配車サービス:中心部の多くのホテルから最も簡単な方法
- 地下鉄:最寄りは4号線のマレスメ・フォルム(Maresme Fòrum)駅か2号線の駅で、そこから徒歩か、バス・タクシーで少し移動
- 車:大きな大会の際には観客用の駐車場を確保できるだけの広い敷地がありますが、時間がたつにつれて埋まっていきます
大きな大会の開催日は、入場方法やシャトルバス、駐車場の案内が通常のクラブの日とは異なることがあります。
チケットと日ごとの料金
2026年は1日券と複数日パスの両方が販売され、決勝のある日ほど料金が高くなる設定でした。一般入場券のほかにホスピタリティ席やグランドスタンド席もあり、手頃な1日券から、見やすい席と食事が付いた高めのパッケージまで幅がありました。
チケットの種類や価格は大会ごとに変わるため、前年の金額が今の料金と一致することはまずありません。
リーグ・オブ・ネーションズ決勝が特別な理由
この競技を追いかけている選手や観客にとって、CSIOバルセロナをありふれた障害飛越の週末と分けるのがこの点です。ロンジン・リーグ・オブ・ネーションズは、複数の国を転戦しながらシーズンを通して争われる団体シリーズです。その決勝がバルセロナで開かれるため、最強クラスの国別チームがシーズンの行方をかけて乗り込んできます。
シーズン半ばの1戦と比べて、出場する人馬のレベルは一段と上がります。観客やスポンサー、報道陣もより国際色豊かになりがちです。1日だけ観戦するなら、リーグ・オブ・ネーションズ決勝のある日を選ぶべきでしょう。
常連のように観戦を楽しむ
CSIOバルセロナの観客は、クラブ会員や家族連れのほか、特定のチームを応援しに来た海外からの来場者などさまざまです。そのため観戦マナーは、サッカースタジアムよりもゴルフのギャラリーに近いものです。
- 拍手は減点なしで走行を終えたあとに送るもので、馬が障害へ向かっている最中には控えます
- 馬が馬場に入ってスタートの位置につくまでは、静かにしているのが基本です
- メイン馬場の周りに並ぶ物販やスポンサーのパビリオンは、競技の合間に歩いてみる価値があります。グランドスタンドからは見えない展示や軽食の売店がよくあります
- ウォームアップエリア近くの柵沿いに立つと、準備中の馬と選手を見られます。本番の走行と同じくらい学べることも少なくありません
地元の人や常連は、メイン競技のかなり前から来て、最終障害がよく見えるグランドスタンド席を確保する傾向があります。専用スタジアムに比べて、席による見え方の差が大きいためです。
ディアゴナル・マールで1日を過ごす
クラブは海の近くにあるため、CSIOバルセロナへの外出はディアゴナル・マールのショッピング街やビーチと組み合わせやすい立地です。多くの旅行者が訪れるゴシック地区やアシャンプラ(Eixample)の人混みとは、ずいぶん趣の違うエリアです。
クラブで丸1日過ごす場合、昼食は会場の飲食ブースやホスピタリティスタンドか、近くのディアゴナル・マールでとり、夜はバルセロナ中心部へ戻る過ごし方になります。帰りはTMBが運行する中心部行きの公共交通機関を使うのが最も簡単ですが、大会開催日の時刻表は事前に確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
CSIOバルセロナ2026の日程はいつでしたか?
2026年大会の会期は10月1日〜4日、会場はレアル・クルブ・デ・ポロ・デ・バルセロナでした。各日の競技スケジュールや開始時刻は、出場人数や放送枠に合わせて毎年変わります。
CSIOバルセロナの会場はどこですか?
会場はレアル・クルブ・デ・ポロ・デ・バルセロナです。市内のディアゴナル・マール(Diagonal Mar)地区の近くにあり、中心部の地下鉄網からは外れています。中心部のホテルからなら、タクシーか配車サービスを使うのがたいてい最も簡単です。
ロンジン・リーグ・オブ・ネーションズ決勝とはどんな競技ですか?
シーズンの王者を決める障害飛越の団体戦決勝で、CSIOバルセロナの一部として行われるものです。各国のトップチームが集まるため、4日間のなかでも出場メンバーが最も充実するのが通例で、1日だけ観戦するならこのセッションが一番の目玉です。
CSIOバルセロナのチケットはどう入手できましたか?
2026年大会では1日券と複数日パスが販売されていました。グランドスタンド席やホスピタリティ席は一般入場券より高めの価格設定です。決勝のある日ほど料金が上がり、チケットの種類は年によって異なります。
車を使わずにレアル・クルブ・デ・ポロ・デ・バルセロナへ行くにはどうすればよいですか?
最寄りの地下鉄は4号線のマレスメ・フォルム(Maresme Fòrum)駅か2号線で、そこから歩くか短い距離をタクシーで移動します。バルセロナ中心部からタクシーや配車サービスを使うと、交通状況にもよりますがおよそ15〜20分です。
バルセロナ旅行の準備
上記リンクの一部はアフィリエイトリンクです。このリンクから予約すると、追加料金なしでWander Atlasが少額の手数料を受け取ります。こうしてすべてのガイドを無料で提供しています。