予約する前に知っておきたいこと
まずは名前について整理しておきましょう。Googleではボルジョミ・パーク(borjomi-park)は宿として登録されており、住所は5 Ketevan Tsamebuli Stです。町の名所であるミネラルウォーター公園とは関係ありません。「ボルジョミ パーク」で検索すると、この2つがしょっちゅう混ざって表示されます。自分がどちらを探しているのか、しっかり確かめてください。
口コミの件数はそれほど多くない小さな宿ですが、宿泊客からの評価は一貫して高めです。川沿いに並ぶ大型ホテルに比べると、落ち着いた穴場といえるでしょう。客室や朝食、設備については私たちには保証できないので、最新の掲載情報でご確認ください。ここでご紹介できるのは、目覚めたときに広がるボルジョミの町の姿です。
宿から歩いて巡るボルジョミ
ボルジョミは、サムツヘ=ジャワヘティ州を流れるムトクヴァリ川の、松に覆われた細い渓谷にあります。町は川の両岸に沿って広がり、その両側には谷の斜面が急角度でそびえています。町のどこにいても、森に包まれた山肌が目に入ります。
中心部の多くは、ボルジョミがロシア帝国時代、そしてのちのソ連時代に保養地として栄えた頃に建てられたものです。そのため、次の2つが隣り合う光景に出会えます。
- 彫刻が施された木のバルコニーや、パステルカラーの19世紀の邸宅
- ソ連時代に建てられたコンクリート造りのサナトリウム
町はこぢんまりとしているので、中心部に泊まればここで紹介する見どころのほとんどへ歩いて行けます。タクシーが必要かどうかは、Ketevan Tsamebuli Stから公園の入口までの距離を地図で確かめてから判断するとよいでしょう。
源泉でボトルに水を汲む
ボルジョミを訪れたら欠かせないのがこの体験です。「ミネラルウォーター公園」とも呼ばれるボルジョミ中央公園の中には蛇口のついたパビリオンがあり、町の名物である水が源泉から直接流れ出ています。天然の炭酸水で、ボトル入りのものは旧ソ連圏の各地で売られています。
ただ、蛇口から出てくる水は冷たくすっきりしたものではありません。ぬるくて塩気があり、ミネラルの味が強烈で、飲み水というより薬に近い味わいです。小さなカップで口にして顔をしかめたあと、もう一杯おかわりしに戻る人がほとんどです。遊歩道を登りながら飲みたい方は、空のボトルを持参しましょう。
公園の入場ルールや料金がかかる場合の金額は、入口に掲示されています。
渓谷を登って硫黄泉へ
公園のメインの遊歩道は、ボルジョムラ川に沿って渓谷の奥へと続いています。道中には歩道橋や古いパビリオンがあり、深い森が広がります。そのまま約3 km歩くと、屋外の硫黄泉にたどり着きます。
谷の最奥の木々に囲まれた、天然の湧き水を引いた石造りの温かい浴槽です。硫黄泉ですから、もちろん硫黄のにおいがします。タオルと水着は各自で持参し、帰り道のための着替えも用意しておきましょう。
登りはゆるやかな坂が続き、のんびり歩いてもたいていの人は1時間かからずに着きます。湯につかる時間も含め、往復で半日ほどみておくと安心です。営業時間は季節によって変わるので、午後遅くに出かける場合は事前に現地で確認してください。
トビリシからボルジョミへのアクセス
ボルジョミはトビリシの西約160 kmに位置しています。主な移動手段は次の3つです。
- マルシュルートカ(乗り合いミニバス): 最も一般的な方法です。トビリシのディドゥベ・バスターミナルから発車し、所要時間は2.5〜3時間ほどです。
- 列車: ムトクヴァリ川の谷を走る路線で、時間はかかりますが料金は安めです。時間に余裕があり、車窓の景色を楽しみたい方に向いています。
- タクシーまたは運転手付きの車: 最も融通が利く方法です。途中でゴリやウプリスツィヘに立ち寄る旅行者も多くいます。
クタイシやバトゥミから向かう場合は、東西を結ぶ幹線道路からボルジョミ方面への道が分岐するハシュリで乗り換えます。時刻表は変わることがあるので、出発の直前に確認しておきましょう。
ジョージアの小さな宿でのチェックイン
このくらいの規模の宿では、ホテルとは勝手が違います。24時間対応のフロントがないこともあるので、次の点を心がけてください。
- 到着時刻を事前に知らせましょう。 予約したサイトを通じて連絡し、マルシュルートカが遅れた場合は当日にもう一度伝えると安心です。
- 住所はジョージア文字で用意するか、地図にピンを立てておきましょう。 ボルジョミのタクシー運転手には、英語の宿名よりも通りの名前のほうが通じやすいです。
- 2つの言葉を覚えておきましょう。 ガマルジョバ(こんにちは)とマドロバ(ありがとう)を使うだけで、ぐっと打ち解けられます。年配のジョージア人にはロシア語が広く通じますが、観光業以外では英語はあまり通じません。
- ラリの現金をいくらか持っておきましょう。 ボルジョミの多くの店やレストランではカードが使えますが、小さなゲストハウスやミニバス、市場の屋台では現金が好まれることが多いです。
ジョージアではチップは控えめで構いません。サービス料が会計に含まれているレストランも多いので、上乗せする前に伝票を確認しましょう。家族経営の宿では、ホストが自家製ワインや果物をすすめてくれることがよくあります。少し口をつけるだけでもいいので、小さなグラスを受け取るのが礼儀です。
町の外へ:リカニ、国立公園、ククシュカ
ボルジョミの真価は中心部の外にあるので、2泊目を取る価値は十分にあります。
ボルジョミ=ハラガウリ国立公園はコーカサス地方でも有数の広さを誇り、歴史の古さでもトップクラスの自然保護区です。町外れにあるビジターセンターでは地図を配布しており、トレイルを歩くハイカーの登録も受け付けています。コースは数時間で歩けるものから、山小屋を利用する数日がかりのルートまでさまざまです。
ボルジョミのすぐ西にあるリカニには、ロマノフ家のかつての夏の離宮があります。川のほとりに建つ小塔つきの石造りの建物で、見学は通常外観のみです。道中では、ペルシャ領事のために建てられた青い縁取りの木造邸宅、フィルーザ邸にも注目してください。町でも指折りの撮影スポットです。
ククシュカは、ボルジョミからスキーリゾートのバクリアニまでゆっくりと登っていく狭軌鉄道です。エッフェルの時代に造られた鉄橋を渡り、森の中を縫うように進みます。速さではなく、移動そのものを楽しむ列車です。運行は1日に数本だけなので、最新の時刻表を駅で確認しておきましょう。
訪れるのにおすすめの時期
季節ごとに異なる魅力があります。
- 5月〜6月: 山肌が緑に染まり、散策にちょうどよい気候です。
- 9月〜10月: 渓谷の混交林が黄金色に色づきます。
- 夏: トビリシからの週末客が訪れ、町が最もにぎわいます。
- 冬: 静かで冷え込み、丘は雪に覆われます。ククシュカに少し乗れば、バクリアニのゲレンデです。
公園と硫黄泉、さらに郊外への小旅行を1つ、慌てずに楽しむなら2泊の計画がおすすめです。
よくある質問
ボルジョミ・パークとボルジョミ中央公園は同じ場所ですか?
いいえ、別の場所です。ボルジョミ・パークは5 Ketevan Tsamebuli Stにある宿として登録されています。一方のボルジョミ中央公園は「ミネラルウォーター公園」とも呼ばれ、泉と渓谷を擁する町の公園です。到着前に、地図で両者の距離を確かめておきましょう。
トビリシからボルジョミへはどう行けばよいですか?
ディドゥベ・バスターミナルからマルシュルートカに乗るのが一般的で、所要時間は2.5〜3時間ほどです。時間はかかりますが列車もあり、約160 kmの道のりをタクシーや運転手付きの車で移動することもできます。ジョージア西部から向かう場合は、ハシュリで乗り換えます。
ボルジョミには何泊すればよいですか?
2泊がおすすめです。半日をミネラルウォーター公園と硫黄泉までの散策にあて、もう1日を国立公園やリカニ、あるいはバクリアニ行きのククシュカ列車に使えます。
硫黄泉には何を持っていけばよいですか?
水着、タオル、着替えに加え、途中で湧き水を汲むための空のボトルがあると便利です。硫黄泉は公園の遊歩道を約3 km登った先にあり、営業時間は季節によって変わるため、まず現地で確認してください。
チェックインは何時からですか?
チェックイン時間はここでは公開されていません。予約したサイトを通じて、到着時刻をホストに伝えておきましょう。24時間対応のフロントがない場合もあるので、マルシュルートカで向かう方は特に連絡を忘れずに。
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