ライブデータで事実確認 · 2026年10月21日

観光スポット ゴリ

ウプリスツィヘ:ゴリ旅行ガイド(4.7★)

このガイドの作り方

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ウプリスツィヘ(ゴリ、ジョージア)
Photo: Supanut Arunoprayote / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

崖を削って生まれた町

この町は、ひと続きの砂岩の尾根を丸ごと削って造られています。風に削られた白っぽい岩の斜面を登っていくと、目に入る「建物」はどれも岩を直接ノミでくり抜いた空洞です。戸口もベンチも壁龕も階段も、いま足元にあるのと同じ岩でできています。

人々がここで暮らし、祈りを捧げるようになったのは鉄器時代の初めごろで、その後2000年をゆうに超える間、使われ続けました。4世紀にキリスト教がジョージアに伝わる前は、異教の一大宗教拠点でした。ウプリスツィヘという名前は、おおよそ「主の要塞」という意味です。

眼下では、平らな緑の谷をムトゥクヴァリ川(クラ川)が大きく蛇行しながら流れています。見上げれば、広がっているのはほとんど空ばかりです。シダ・カルトリ平原が四方に開けているので、近づいてくるものは尾根の上からすべて見渡せます。ここに町が築かれた理由もうなずけます。

ゴリやトビリシからのアクセス

遺跡はムトゥクヴァリ川の左岸、クヴァフヴレリ(Kvakhvreli)村のはずれにあります。遺跡へ向かう道には「Uplistsikhe Complex Road」の標識が出ています。公共交通機関では遺跡まで行けないため、多くの人は次のいずれかの方法を使います。

  • トビリシから: ディドゥベ(Didube)・バスターミナルからマルシュルートカ(乗り合いのミニバス)でゴリまで行き、残りの区間はゴリでタクシーに乗ります。
  • ゴリから: タクシーで直接向かいます。駐車場ではタクシーが待っていてくれないので、帰りの便や待ち時間を運転手と決めておきましょう。
  • 日帰りツアー: トビリシ発のツアーには、ウプリスツィヘとゴリを組み合わせたものが多くあり、ムツヘタを含むものもあります。
  • レンタカー: 東西を結ぶ幹線道路を通って、トビリシから1時間ちょっとです。入口の近くに駐車場があります。

見どころをたどる

まずは入口近くのビジターセンターに立ち寄りましょう。そこから、すり減った古い通りがメインの道として旧市街を縫うように上っています。道沿いの案内板に各部屋の名前が書かれていて、特に見応えのある部屋は登り道の中ほどに集まっています。

  • タマル女王の間: 柱とアーチを岩から削り出した大きな部屋です。中世ジョージアの女王にちなんだ名前ですが、部屋そのものは女王の時代よりもずっと古いものです。
  • 劇場の間: 木の梁を模した格天井が彫り込まれた部屋で、すべて石だけで造られています。
  • ワイン貯蔵庫: 穴や貯蔵用のくぼみが残っていて、当時すでにワインがいかに大切だったかがわかります。
  • 異教の神殿: キリスト教以前の時代の大きな祭祀空間で、祭壇や壁龕が見られます。

頂上には、「王子の教会」とも呼ばれるウプリスツリ教会が建っています。9–10世紀ごろに建てられた、レンガと石の小さなバシリカです。異教時代の遺構の真上に、キリスト教時代の建物が重なっているわけです。

川へ続くトンネル

一番の見どころといえる出口を、多くのガイドは素通りしてしまいます。それは、町からムトゥクヴァリ川のほうへ下っていく、岩を削った長い通路です。避難路と水の確保を兼ねていて、包囲されたときも、平原から姿を見られずに川までたどり着けました。

この通路は実際に歩けます。幅が狭くて傾斜がきつく、ところどころ薄暗いうえ、床の石もでこぼこしています。ここを下ると、尾根がまったく違う姿で見えてきます。出口は、さきほどまで立っていた崖の真下です。見上げると、崖の高さがよくわかります。

岩に刻まれた衰退の歴史

ウプリスツィヘは段階を追って衰えていきました。キリスト教が根づくと、その役割はムツヘタに、のちにはトビリシに移り、町は宗教上の重要性を失います。その後、コーカサスを越える交易路の中継地として息を吹き返しましたが、13世紀のモンゴルの侵攻で荒らされ、二度と立ち直れませんでした。

その後の崩壊を進めたのが、地震と何世紀にもわたる風です。正面の壁がなくなった部屋が多く、天井が空に向かって開いているように見えるのはそのためです。いま目にしている廃墟は町が捨てられたあとに残ったもので、人が住んでいたころの姿ではありません。

尾根に登るタイミング

人気が高く訪れる人も多い遺跡なので、混雑を避けることが何より大切です。トビリシからの日帰りツアーは、ここまで来るだけで1時間以上かかります。そのため、午前10時の開館に合わせて着けば、たいていツアーの車が着く前に頂上まで登れます。夕方近くも同じように空いていて、低い日差しに照らされた岩の色が引き立ちます。

  • 靴: 砂岩は何世紀にもわたって人に踏まれ、つるつるに磨かれています。濡れると滑りやすいので、しっかりグリップの効く靴を履きましょう。
  • 日差し: 日陰はほとんどありません。夏は水と帽子を持参してください。岩の照り返しで暑さも厳しくなります。
  • 風: 季節を問わず、さえぎるもののない頂上には強い風が吹きつけます。羽織るものを1枚持っていきましょう。
  • 教会でのマナー: 王子の教会はキリスト教の建物です。肩は覆い、女性は中に入るならスカーフで髪を覆うとよいでしょう。
  • 支払い: 入口そばのチケット売り場で支払います。現在の料金はそこに掲示されています。帰りのタクシー代として、ジョージア・ラリの現金を少し用意しておきましょう。

決められたルートからは外れないようにしてください。部屋の縁には手すりがないまま切れ落ちている場所もあり、川に向かう崖は実際に転落の危険があります。

ゴリとあわせて巡る

多くの人は、この洞窟都市とゴリの町をセットで訪れます。独裁者スターリンの生まれ故郷であるゴリの中心部にはスターリン博物館があり、その上の丘にはゴリ要塞がそびえています。どちらもウプリスツィヘからタクシーですぐなので、無理なく充実した1日を過ごせます。

運転手付きの車でトビリシから来る場合は、途中にムツヘタのスヴェティツホヴェリ大聖堂とジュヴァリ修道院があります。異教の岩の神殿からジョージアのキリスト教の初期の中心地へと半日でたどれば、ウプリスツィヘが自らの地層に刻んできたのと同じ歴史に触れられます。

よくある質問

ゴリからウプリスツィヘへはどう行けばよいですか?

ゴリからタクシーを使います。遺跡はゴリの東約10–15 km、クヴァフヴレリ(Kvakhvreli)村の近くです。遺跡にはタクシーが待機していないので、運転手に待ってもらう時間を決めておくか、往復で頼んでおきましょう。

トビリシから日帰りで行けますか?

行けます。ディドゥベ・バスターミナルからマルシュルートカでゴリまで行き、そこからタクシーに乗り換えてください。車なら1時間ちょっとです。ウプリスツィヘとゴリ、ムツヘタをまとめて回るツアーに参加する方法もあります。

見学にはどのくらい時間がかかりますか?

メインの道を登ってタマル女王の間と王子の教会を見学し、トンネルを通って川まで下りるなら、1.5–2時間みておきましょう。ビジターセンターも見るなら、さらに時間が必要です。

開館時間を教えてください。

現在は毎日午前10時〜午後7時に開いています。時期や一部の祝日によって時間が変わるので、その月の開館時間は公式サイトで確かめてください。

おすすめの時間帯はいつですか?

午前10時の開館と同時に入るか、夕方近くに訪れるのがおすすめです。どちらもトビリシからの団体ツアーと重なりにくい時間帯です。つるつるに磨かれた砂岩は濡れると滑りやすいので、できれば雨の日は避けましょう。

ゴリ旅行の準備

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