アラグヴィ川を見下ろす、木のない斜面
このあたりの高地には、草木がほとんど育ちません。グダウリは大コーカサス山脈の南向きの高い台地にあり、麓の村でも標高2,000 mを超え、最上部のリフトは3,000 mを上回ります。ベースエリアに建ち並ぶホテル群より上には森がなく、一面の雪原が続いています。そのおかげで、整備された長く幅の広いコースと、たっぷりのオフピステが生まれているのです。
ゴンドラとチェアリフトでつながる整備済みのゲレンデは、総延長70km以上に及びます。もっとも向いているのは中級者で、ホテルの前まで滑り降りられる広々とした青・赤コースがそろっています。フリーライダーのお目当ては、コースの間に広がるパトロール対象外のボウルです。また、グダウリはジョージアにおけるヘリスキーの一大拠点でもあります。
軍用道路を上ってリゾートへ
どの手段で向かうにしても、トビリシからジョージア軍用道路(E117)を上っていくことになります。ゼモ・ラルスのロシア国境へ通じる古くからの街道なので、長いトラックの列と道を分け合うことになります。トビリシからの所要時間は、雪や交通状況によって2〜3時間ほどです。
- 乗り合いミニバス(マルシュルートカ): トビリシのディドゥベ・バスターミナルから、ステパンツミンダ(カズベギ)行きが出ています。グダウリで降ろしてもらうよう伝えましょう。
- タクシー・送迎: スキー板を持っている場合や、トビリシ空港から直接向かう場合には、これがいちばん楽です。
- レンタカー: 冬用タイヤかチェーンが欠かせません。パサナウリを過ぎると、急なつづら折りが続きます。
- 途中で寄り道: トビリシから1時間ほどの場所に、ジンヴァリ貯水池のほとりに建つアナヌリ要塞があります。行きの休憩地にぴったりです。
リフト券・通行止め・オフピステのルール
ここでは天候がすべての予定を左右します。大雪や雪崩の危険があると、ジュヴァリ峠付近で道路が閉鎖され、1日以上通れなくなることもあります。トビリシを出発する前に道路状況を確かめ、帰りの飛行機の前には予備日を1日設けておきましょう。
- リフト券: リフト乗り場そばのチケット売り場で、チャージ式のカードとして購入します。最新の料金は売り場とリゾートの公式サイトに掲示されています。
- 営業時間: 現在、リフトは毎日9:00〜17:00に運行しています。時間はシーズン中に変わり、上りの最終便は営業終了より前に出ます。
- オフピステ: なだらかに見える開けた斜面でも、実際に雪崩は起きています。地元のガイドを雇い、ビーコン、ショベル、プローブを携行してください。整備コースの外を一人で滑るのは絶対にやめましょう。
- 時間帯: ホテルにいちばん近いゴンドラは、朝に混雑します。ベースから少し離れたリフトから滑り始めると、たいてい待ち時間を減らせます。
- お金: 通貨はジョージア・ラリです。ベースエリアではカード払いが一般的ですが、道中の露店のために現金も少し用意しておきましょう。
ジョージアならではのもてなしを味わえるのは、昼食の時間です。山のレストランでは、ハチャプリや、ひだの寄った小籠包のようなヒンカリが出てきます。ヒンカリは結び目をつまんで食べ、その部分は皿に残すのが作法です。量はたっぷりなので、ゆっくり食事を楽しむつもりでいましょう。
リフトの外の楽しみ
景色を眺めるだけでも、休養日を設ける価値があります。リゾートのすぐ北には、タイルモザイクで彩られたソ連時代の湾曲した壁、ロシア・ジョージア友好記念碑が建っています。そこからは「悪魔の谷」と呼ばれる渓谷を一望できます。風の条件が整えば、近くの斜面からパラグライダーが飛び立っていきます。
ジュヴァリ峠を越えてさらに北へ約40 km進むと、ステパンツミンダに着きます。尾根の上に建つゲルゲティ三位一体教会と、その背後にそびえるカズベキ山の眺めは見事です。峠が開いていれば、スキー旅行の合間に半日で気軽に訪ねられます。滞在日数は3〜7日が多く、それだけあればエリア全体を滑り尽くしたうえで、悪天候に備えた予備日も1日確保できます。
よくある質問
トビリシからグダウリ・スキーリゾートへはどう行けばいいですか?
ジョージア軍用道路(E117)を北へ約120 km進みます。所要時間はおよそ2〜3時間です。ディドゥベ・バスターミナルからステパンツミンダ行きのミニバスが出ており、グダウリで降ろしてもらえます。スキー用具を持っている場合は、タクシーか事前予約の送迎のほうが楽です。
グダウリでスキーをするのに最適な時期はいつですか?
シーズンは例年12月から4月までで、雪がもっとも深くなるのは真冬です。リフトの運行時間はシーズン中に変わります。今週は毎日9:00〜17:00の運行ですが、訪れる月の時間は公式サイトで確認してください。
グダウリはオフピステスキーに向いていますか?
はい。木のない斜面はコーカサス地方でも屈指のフリーライドエリアで、ここを拠点にヘリスキーも行われています。ただし雪崩の危険は現実にあるため、地元のガイドを雇い、ビーコン、ショベル、プローブを携行してください。
グダウリへの道路が通行止めになることはありますか?
あります。大雪や雪崩の危険があると、ジュヴァリ峠付近で道路が閉鎖されることがあります。出発前に道路状況を確認し、帰りの飛行機の前には予備日を設けておきましょう。
グダウリの周辺にはどんな見どころがありますか?
リゾートのすぐ北、「悪魔の谷」を見下ろす場所にロシア・ジョージア友好記念碑があります。ジュヴァリ峠を越えて約40 km先には、ステパンツミンダとゲルゲティ三位一体教会があります。トビリシから向かう道中には、アナヌリ要塞もあります。
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