水辺を歩く4人
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの4人は歩いている姿で表現されています。作者のアンディ・エドワーズは、実物よりひと回り大きなブロンズで4人を鋳造しました。ピア・ヘッドの遊歩道を、ゆるやかに列をなして進んでいます。像は台座の上ではなく歩道と同じ高さに置かれています。そのため見上げるのではなく、4人の間に入り込んで一緒に並ぶことができます。
像は、キャヴァーン・クラブからリヴァプール市に寄贈されたものです。除幕は2015年12月で、バンドがリヴァプールで最後のコンサートを開いてから、ちょうど50年後のことでした。背後には「スリー・グレイセス」と呼ばれる3棟の建物がそびえています。ロイヤル・リヴァー・ビルディング、キュナード・ビルディング、ポート・オブ・リヴァプール・ビルディングの3つです。
ここで撮った写真ほど、どこにいるかがひと目でわかる背景は、市内でもそう多くありません。
ブロンズ像をじっくり観察
細部が見えるところまで近づいてみてください。彫刻家は、4人それぞれにまつわる小さなモチーフを像に盛り込んでいます。なかでも有名なのがジョンの手です。握っているのは2つのドングリで、ヨーコ・オノとともに平和を願って世界に送った「平和のドングリ」にちなんだものです。
写真を撮り始める前に、まずは像のまわりをぐるりと一周してみましょう。服装やポーズにもファンが探して楽しむ小さな仕掛けがあります。正面から眺めるだけでは見逃してしまいます。雨の日はブロンズが黒ずんで見えますが、晴れた日には手や靴の部分がひときわ光っているのがわかるはずです。長年、大勢の訪問者が触れてきた跡です。
じっくり眺めて写真を何枚か撮るなら、15〜20分ほどみておけば十分です。ほかの人が写り込まない写真を狙うなら、もう少し余裕をもちましょう。
写真を撮るタイミング
人気のスポットですが、混雑の傾向ははっきりしています。平日は午前7時から午後11時まで一日を通して比較的すいていて、たとえば火曜日の午後ならたいてい楽に撮影できます。週末は事情が異なります。土曜・日曜は撮影待ちの列が伸びるので、午前10時から午後7時の間の到着は避けたほうがよいでしょう。
週末しか行けない場合は、午前10時前か午後7時以降を狙ってください。早朝なら、背景に川を入れても、画面を横切る通行人が少なくて済みます。リヴァプールは曇りの日が多いのですが、柔らかい灰色の光は実はブロンズ像の撮影に向いています。顔にきつい影が落ちにくいからです。
ピア・ヘッドでの順番待ち
ここでは誰かが列を整理しているわけではありません。自然にできる列ですが、みなきちんと守っています。おおむね次のような流れです。
- 像の脇で待ち、前の人たちが撮り終えたら中に入ります。
- 次のグループに撮影を申し出ると、たいていの人がお返しに撮ってくれます。流れもスムーズになります。
- 定番のポーズは、まるでバンドに加わったかのように4人と歩調を合わせて歩く姿です。2人の間に割り込んで、両側の肩に腕を回すポーズも人気です。
- 後ろに列ができているときは手早く済ませましょう。何枚か撮って1枚確認したら、次の人に譲ります。
像が立っているのは誰でも入れる屋外の公共スペースで、門もチケットもありません。そのぶん、誰かが場所を空けてくれることもありません。良い写真を撮るには、辛抱強く待つことと早めに出かけることがいちばんの近道です。
川沿いへのアクセス
ピア・ヘッドは市の中心部の西端、マージー川のほとりにあります。最寄りの駅はマージーレール(Merseyrail)のジェームズ・ストリート駅(James Street)で、そこから川へ向かって坂を少し下ればすぐです。都市間列車が発着する主要駅、リヴァプール・ライム・ストリート駅(Liverpool Lime Street)からは、中心部を抜けて歩いて20〜25分ほどです。マージーレールに乗り換えてジェームズ・ストリート駅まで行くこともできます。
同じ遊歩道沿いにはマージー・フェリー(Mersey Ferries)のターミナルがあるので、リバークルーズの前後に気軽に立ち寄れます。水辺は平坦で舗装されており、ベビーカーや車いすでも移動しやすくなっています。
ここから始めるビートルズ散策
ビートルズゆかりの地を一日かけて巡るなら、この像はうってつけの出発点です。次のスポットはいずれも近くにあります。
- ザ・ビートルズ・ストーリー(The Beatles Story)はロイヤル・アルバート・ドックにあり、水辺を南へ数分歩けば着きます。バンドの歴史を詳しく紹介しています。
- リヴァプール博物館(Museum of Liverpool)はピア・ヘッドのすぐ隣です。リヴァプールの街と音楽の歩みを幅広く伝えています。
- マシュー・ストリートとキャヴァーン・クラブ(Mathew Street、Cavern Club���は、川から内陸へ歩いて10〜15分ほどです。ビートルズが下積み時代に何百回もライブを行った場所です。
- スリー・グレイセスはすぐ背後にあるので、せっかくならその建物の正面に沿って歩いてみる価値があります。
おすすめの順路は、水辺がまだ静かなうちにまず像を訪れ、続いてアルバート・ドックへ向かい、日が高くなるにつれてマシュー・ストリートへ上っていくルートです。人の流れに逆らうことなく、川辺からにぎやかな通りへと歩いていけます。
よくある質問
リヴァプールのビートルズ像は正確にはどこにありますか?
マージー川沿いの遊歩道にあるピア・ヘッド(Liverpool L3 1BY)に立っています。ロイヤル・リヴァー・ビルディングの正面で、マージー・フェリーのターミナルやリヴァプール博物館のすぐ近くです。
いちばんすいている時間帯はいつですか?
平日は午前7時から午後11時までが比較的すいています。週末は午前10時から午後7時がもっとも混み合うので避けましょう。午前10時前か午後7時以降に行けば、たいてい撮影待ちの列は短めです。
公共交通機関での行き方を教えてください。
最寄り駅はマージーレールのジェームズ・ストリート駅で、川まで少し歩けば到着します。リヴァプール・ライム・ストリート駅からは徒歩でおよそ20〜25分です。マージーレールに乗り換えてジェームズ・ストリート駅まで行くこともできます。
像の見学にはどのくらい時間をみておけばよいですか?
像のまわりを一周し、ジョンの手に握られたドングリなどの細部を探して写真を撮るなら、15〜20分ほどが目安です。順番待ちが発生しやすい週末は、もう少し余裕をもって計画しましょう。
ビートルズファンにおすすめの周辺スポットはありますか?
ロイヤル・アルバート・ドックにあるザ・ビートルズ・ストーリーは、南へ歩いて数分です。リヴァプール博物館はピア・ヘッドのすぐ隣にあります。キャヴァーン・クラブのあるマシュー・ストリートへは、内陸へ歩いて10〜15分ほどです。
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