旭川を見下ろす漆黒の天守
岡山城の天守は黒一色です。外壁を黒漆塗りの下見板で覆っていることから「烏城(うじょう)」の別名で親しまれています。黒い壁を背にして、屋根の棟に載った金の鯱がひときわ映えます。城の足もとを旭川が大きく曲がって流れ、その対岸には日本三名園のひとつ、後楽園が広がっています。
城を完成させたのは宇喜多秀家で、1597年のことです。天守は1945年の空襲で焼失し、現在上ることができるのは1966年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。当時の建物として唯一残っているのが、月見のための櫓である月見櫓で、現在は重要文化財に指定されています。石垣の一部も宇喜多時代のものなので、天守の下のほうに見られる、荒々しく不揃いな石積みにもぜひ注目してください。
天守の内部
天守の内部は博物館になっています。各階をつなぐエレベーターがあるので、階段をほとんど使わずに上まで行けます。館内の見どころは次のとおりです。
- この城を拠点に治めた宇喜多家と池田家に関する展示(甲冑や刀、古文書など)
- 釉薬を使わない地元の焼き物、備前焼の絵付けや成形を体験できる工房
- 侍やお姫様の衣装を着られる変身体験と撮影スポット
- 旭川や後楽園、碁盤の目のような街並みを一望できる最上階の展望スペース
天守と城内の見学には60〜90分ほどみておきましょう。多くの人がそうするように後楽園へも足をのばすなら、さらに2時間ほど加えてください。
岡山駅からのアクセス
岡山電気軌道の路面電車は、駅の東口前の広場から発着しています。東山線に乗って城下で降り、烏城公園を抜けて東へ10分ほど歩けば到着です。全行程を歩く場合は、桃太郎大通りを進んで25分ほどかかります。
後楽園からは月見橋で川を渡ると、そのまま城の裏門に出られます。両方を一度にぐるりと巡りやすい位置関係です。
天守と後楽園を巡るタイミング
ここは平日に訪れるのが断然おすすめです。人の流れを計測したデータによると、平日は9:00〜17:00のあいだ、城内は落ち着いています。一方の土日は様子が違い、10:00〜16:00にはエレベーター待ちの列が長くなり、衣装体験コーナーも人でいっぱいになります。土日しか行けない場合は、9:00の開門と同時に入るか、夕方近くに訪れるとよいでしょう。
現在の天守の開館時間は9:00〜17:30です。時期によって開館時間が変わるほか、特別行事で変更になることもあるため、公式サイトで当月の時間を確認してください。実際に役立つポイントをまとめておきます。
- チケット: 窓口では城のみの入場券と、後楽園との共通券を販売しています。両方を見学するつもりなら共通券がお得です。料金は入口に掲示されています。
- 電車賃: 路面電車ではICOCAなどの交通系ICカードが使えます。降りるときに前方のドアでタッチします。
- 見学の順番: 先に後楽園を見てから城へ渡ると、朝の混雑が落ち着いたころに天守へ上ることになります。
- 工房: 備前焼は作品が完成したあとに焼成が必要です。体験を始める前に、配送や受け取りの方法を受付で確認しておきましょう。
館内の狭い階段では端に寄って歩き、展示ケースの近くではフラッシュ撮影を控えてください。とくに混み合うのは、お堀沿いの桜が咲く春と、後楽園が紅葉に染まる秋です。この時期の週末こそ、開門と同時に入るのが効果的です。
よくある質問
岡山駅から岡山城へはどう行けばよいですか?
駅の東口から岡山電気軌道の東山線に乗って城下で降り、そこから10分ほど歩きます。駅から全行程を歩くと25分ほどです。
いちばん空いているのはいつですか?
平日なら9:00〜17:00のあいだはずっと空いています。土日は、もっとも混み合う10:00〜16:00を避けるとよいでしょう。
見学にはどのくらいの時間が必要ですか?
天守と城内で60〜90分ほどみておきましょう。月見橋を渡って後楽園も訪れるなら、さらに2時間ほど必要です。
お城は当時のままのものですか?
大部分は違います。天守は1945年に焼失したのち、1966年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。月見櫓と石垣の一部は当時のまま残っています。
開館時間を教えてください。
現在は9:00〜17:30ですが、時期によって変わるため、公式サイトで当月の時間を確認してください。
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