凱旋門賞が特別な理由
年に一度、パリロンシャン競馬場は世界のサラブレッド界の中心になります。カタール凱旋門賞はヨーロッパで最も賞金の高い平地レースです。その週末になると、ブローニュの森には帽子やカメラ、馬券があふれかえります。馬の姿を目にする前から、その規模の大きさが伝わってくるはずです。
進入路には観光バスがエンジンをかけたまま並び、チケットの読み取り機は波のように次々と電子音を鳴らします。十数か国から集まった観衆の低いざわめきも聞こえてきます。
レースそのものは2分半ほどで終わります。本当の見どころは、それ以外のすべてです。華やかなファッション、シャンパンバー、そして馬群が最後の直線に入った瞬間に沸き起こる大歓声がそれにあたります。
パリロンシャン競馬場へのアクセス
競馬場はパリ西端のブローニュの森の中にあります。そこへ向かう道のりも、恒例の楽しみのひとつです。
- メトロ1号線でポルト・マイヨ駅(出口6)まで行き、レース当日の無料シャトルバスに乗り換えて競馬場へ
- メトロ10号線でポルト・ドートゥイユ駅(出口1)まで行き、同じ無料シャトルで競馬場へ。日曜日の始発は10:30とされ、およそ15分おきに出発
- 帰り:競馬場を出る最終シャトルは21:30。自転車で来る人のために、無料で安全な駐輪場もあります
第1レースの1時間ほど前になると、森の中を歩く人の流れが詰まりやすくなります。凱旋門賞当日の10月4日は、なおさらでした。
土曜日と日曜日の2日間
会期は2026年10月3日〜4日で、日曜日のプログラムの目玉が凱旋門賞でした。
週末の初日にあたる土曜日は人出が少なく、料金も安めです。日曜日ほどの人混みにもまれずに、コースや馬をゆっくり眺められます。メインとなるのは日曜日です。午後にかけてG1レースが次々と行われ、フィナーレの凱旋門賞に向けて盛り上がっていきます。
1日だけ訪れるなら、凱旋門賞そのものが見られるのは日曜日です。落ち着いた雰囲気の競馬場をのんびり楽しめるのは土曜日です。
チケットと観戦エリア
パリロンシャン競馬場の観戦エリアは、いくつかの区分に分かれています。一般の芝生エリアのほか、グランドスタンド席や、ゴール前最後の1ハロンを見下ろす専用のホスピタリティエリアがあります。
料金やパッケージの内容は区分によって異なり、年ごとにも変わります。そのため、古いスクリーンショットや掲示板の書き込みはあまり参考になりません。2026年のチケットは、フランスギャロとパリロンシャン競馬場を通じて販売されていました。
一般入場エリアは混み合いますが、パドックや馬券売り場、コース沿いの柵のあたりを歩き回るくらいの余裕はあります。国際的に注目されるレースなので、グランドスタンド席とホスピタリティ席は真っ先に売れていきます。
レース以外の見どころ
ロンシャンにはレース以外にも楽しめるものがたくさんあります。各レースの前になると、装鞍パドックのまわりに観客が何重にも人垣をつくります。馬にいちばん近づける場所で、調教師が騎手に最後の指示を出す様子も見られます。
2018年に改装されたグランドスタンドは、ガラスと鉄骨でできた横長の建物です。晴れた日には、屋上テラスから振り返るとエッフェル塔が見えます。レースの合間には、芝生がピクニックのグループやシャンパンスタンドでにぎわいます。大型スクリーンでは各レースのゴールシーンがスローモーションで流れるので、見逃した人も楽しめます。
ファッションも見どころのひとつです。とくに凱旋門賞当日は、仕立てのよいコートや凝った帽子で着飾った人が目立ちます。ヨーロッパのほかの競馬場でよく見かけるアスレジャー風の服装は少数派です。
地元流の楽しみ方
毎年通う常連の間では、土曜日に行くのが通の選択とされています。人出が少なく移動も楽なうえ、日曜日のような押し合いもなく、馬をじっくり観察できるからです。
- 馬券はコース内にあるパリミュチュエル(PMU)の窓口で、現金でもカードでも買えます。気になる名前の馬に単勝と複勝を少額ずつ賭けるのはごく当たり前で、本格的な馬券ファンだけのものではありません
- 凱旋門賞の発走前90分間は、パドックを見て回ったり、最後の直線沿いの柵際に陣取ったりするのに最適な時間帯です
- 服装は、ほかの多くの競馬場より一段フォーマル寄りです。グランドスタンドやホスピタリティエリアではとくにその傾向が強く、凱旋門賞ではおしゃれな装いが主流です
- 天気予報がどうであれ、薄手の上着が1枚あると重宝します。10月のロンシャンは、午後に日がスタンドの向こうへ沈むと肌寒くなります
- 最終レースが終わったあとは、正門よりもポルト・ドートゥイユ側のほうが早く人が引けます
凱旋門賞の発走予定はパリ時間16:05で、日曜日に組まれた全10レースのうち5番目でした。PMU窓口の行列は、発走前の20分間がいちばん長くなります。
よくある質問
2026年の凱旋門賞は、正確にはいつでしたか?
会期は2026年10月3日〜4日、会場はパリロンシャン競馬場でした。凱旋門賞のレース自体は10月4日(日)に組まれていました。
パリロンシャン競馬場へはどうやって行けましたか?
メトロ1号線ならポルト・マイヨ駅(出口6)、10号線ならポルト・ドートゥイユ駅(出口1)が最寄りです。レース当日はどちらの駅からも競馬場まで無料シャトルバスが用意されていました。日曜日の始発は10:30とされ、およそ15分おきに出発し、競馬場を出る最終便は21:30でした。
チケットの料金と購入先は?
料金は区分によって異なり、一般の芝生エリアからグランドスタンド席、ホスピタリティ席まであります。また年ごとに変わります。チケットはフランスギャロとパリロンシャン競馬場を通じて販売されていました。
土曜日と日曜日、どちらがおすすめでしたか?
日曜日は凱旋門賞本番の日で、そのほかにも複数のG1レースが組まれていました。2日間のうち土曜日のほうが落ち着いていて料金も安く、日曜日のピーク時の混雑を避けられます。
競馬場での滞在時間はどのくらいが目安でしたか?
凱旋門賞当日は、午後から夕方にかけての大半を競馬場で過ごす人がほとんどです。凱旋門賞の発走予定はパリ時間16:05で、日曜日に組まれた全10レースのうち5番目でした。パドックはどのレースもかなり前から観客でいっぱいになります。
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