翡翠色の流れに架かる鋼のケーブル
2本のコンクリート塔の間には太い鋼鉄のケーブルが渡され、橋はそこから吊り下げられています。足元では、山あいを抜けるガンジス川が翡翠色に輝きながら勢いよく流れています。以前ここにあったのはロープの橋で、現在の鉄橋に架け替えられたのは1929年のことです。橋の名前は、ラーマ王子の弟ラクシュマナがジュートのロープを伝ってこの地で川を渡ったという伝説に由来します。
幅の狭い橋の手すりには、祈りの旗や南京錠がびっしりと結びつけられています。対岸には、祠が13層に積み重なったテラ・マンジル(トリャンバケシュワル寺院)がそびえています。どの階からも川越しにこちら側の岸を見渡せます。両岸の路地には、カフェやゲストハウスのほか、ルドラクシャの数珠や真鍮製品を扱う店が軒を連ねています。
橋の現状と新しい橋
2019年、構造調査で橋の老朽化が判明し、当局はラクシュマン・ジューラを閉鎖しました。その後も通行の可否は何度か変わっています。Googleでは現在「24時間営業」と表示されていますが、これは周辺エリアのことです。橋の上を歩けることまでは保証していません。
すぐ隣には、歩道部分にガラスパネルを使った新しい橋、バジュラン・セトゥ(Bajrang Setu)が架けられています。渡るつもりなら、その週にどちらの橋が通れるのか、事前に宿で確認しておきましょう。
タポーヴァンとジョーンクへのアクセス
- 飛行機: デヘラードゥーン(Dehradun)近郊のジョリー・グラント空港(Jolly Grant Airport)からタクシーで約35kmです。
- 鉄道: 最寄り駅はヨグ・ナガリ・リシケシ駅(Yog Nagari Rishikesh)です。約25km南のハリドワール(Haridwar)のほうが列車の本数ははるかに多くなります。
- 市内交通: リシケシの町からタポーヴァン方面へは、乗り合いオートリクシャー(ヴィクラム)が走っています。乗る前に降りる場所を伝えて、了解を得ておきましょう。
- 徒歩: ラーム・ジューラ(Ram Jhula)から川沿いの道を約2km歩きます。途中でスワルグ・アシュラム(Swarg Ashram)のガートを通るので、ビートルズ・アシュラム(チャウラーシー・クティア/Chaurasi Kutia)にも気軽に立ち寄れます。
橋とテラ・マンジル、川を見下ろすカフェを巡るなら2〜3時間が目安です。ラーム・ジューラや、パルマールト・ニケタン(Parmarth Niketan)で夕方に行われるガンガー・アールティも見るなら、丸1日かけるとよいでしょう。
サルと人混みに気をつけて渡る
リシケシでも指折りの人気スポットで、両岸の路地は巡礼者や日帰り客でにぎわいます。ハリドワールやデヘラードゥーンからのツアー客は遅めにやって来るので、朝のうちは比較的落ち着いています。橋の上や周辺の屋根の上では、アカゲザルが目を光らせています。食べ物やサングラス、ビニール袋は見えないところにしまいましょう。お菓子を差し出すのは絶対にやめてください。
- 履物: テラ・マンジルや川辺の祠に入る前には靴を脱ぎます。
- 服装: 肩と膝が隠れる服を着ましょう。リシケシはヨガの聖地であると同時に、巡礼の町でもあります。
- 食事: 地元の決まりで町全体が菜食・禁酒のため、メニューに肉料理はありません。
- 支払い: 小さな商店やチャイの屋台では、ほとんどがUPIのQRコードで支払えます。使えない店のために小額紙幣も持っておきましょう。
- 水遊び: ガートでは十分に注意してください。流れが強く、特に7〜9月のモンスーン期は川が茶色く濁って水位が上がります。
空が澄みわたり川も緑色に見える10〜3月が、いちばん過ごしやすい季節です。写真を撮るなら、テラ・マンジルのテラスか東岸のカフェがおすすめで、橋の全体をフレームに収められます。
よくある質問
ラクシュマン・ジューラは歩いて渡れますか?
2019年の安全点検を受けて閉鎖され、その後も通行の可否は何度か変わっています。代わりに渡れるのが、すぐ隣に新しく架けられたバジュラン・セトゥです。今どちらの橋が通れるのかは、宿や地元の店の人に確認してください。
リシケシの町からラクシュマン・ジューラへはどう行けばよいですか?
中心部から約5km離れたタポーヴァン側まで、乗り合いオートリクシャー(ヴィクラム)が走っています。ラーム・ジューラから川沿いの道を約2km歩いても行けます。途中でスワルグ・アシュラムのガートを通ります。
訪れるのに最適な時期はいつですか?
10〜3月は天気が安定していて、川も緑色に見えます。7〜9月のモンスーン期はガンジス川が増水して濁り、ガートは危険になります。
滞在時間はどのくらい見ておけばよいですか?
橋の周辺とテラ・マンジル、川沿いのカフェを巡るなら2〜3時間が目安です。ラーム・ジューラやビートルズ・アシュラム、パルマールト・ニケタンで夕方に行われるガンガー・アールティも見るなら、丸1日かけましょう。
サルは危なくないですか?
油断は禁物です。アカゲザルは食べ物やバッグ、サングラスを奪っていくので、持ち物はすべてファスナー付きのバッグにしまいましょう。エサを与えるのもやめてください。
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