ライブデータで事実確認 · 2026年9月24日

穴場 セビリア

メルカード・デ・ラ・エンカルナシオン:セビリア旅行ガイド(4.3★)

このガイドの作り方

AIの支援で作成し、ライブデータで確認しています。営業時間・評価・位置はGoogle Places基準、画像はライセンス取得済みまたはパブリックドメインです。情報は変わることがあるため、訪問前にご確認ください。 編集ポリシー

メルカード・デ・ラ・エンカルナシオン(セビリア、スペイン)
Photo: CarlosVdeHabsburgo / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

木造の大屋根の下に広がる食料品市場

市場に入る前に、まず見上げてみてください。プラサ・デ・ラ・エンカルナシオンの上空には、蜂の巣のような淡い色合いの木造構造物が、巨大なキノコの形をして立ち上がっています。これがメトロポール・パラソル、セビリアっ子たちが「ラス・セタス」と呼ぶ建物です。その真下では、メルカード・デ・ラ・エンカルナシオンが日々の仕事をこなしています。今夜の料理のために買い物をする人々へ、果物や野菜、肉や魚を売っているのです。

多くの観光客はパラソル目当てでやって来て、たまたま市場を見つけます。ですが逆の楽しみ方もできます。市場そのものを訪問の目的にしてしまえば、ラス・セタスは買い物中に見上げる天井のような存在になります。

カスコ・アンティグオではよく知られた立ち寄りスポットであり、秘密の場所というわけではありません。それでも現役の市場であることに変わりはなく、値段はチョークや印刷で表示されていますが、それは観光客向けの演出ではなく、あくまで買い物客のためのものです。

屋根を失い、やがて巨大な屋根を得た市場

この広場には19世紀から市場がありました。もとの建物は1970年代に取り壊され、その後何十年もの間、商人たちは仮設の店舗で営業を続け、跡地の再開発は宙に浮いたままでした。やがて発掘調査によってローマ時代やムーア時代の遺構が見つかり、建設計画はさらに複雑なものになりました。

この難題を解決したのが、ドイツ人建築家ユルゲン・マイヤー・H.による2011年完成のメトロポール・パラソルです。この建物は層状の構成になっています。

  • 地下: アンティクアリウム。発掘されたローマ時代の住居やモザイクが、ガラス張りの通路の下に展示されています。
  • 地上階: メルカード・デ・ラ・エンカルナシオンの売り場。
  • その上の広場レベル: 開放的な公共スペース。
  • 最上部: 旧市街の屋根並みや大聖堂のヒラルダの塔を見渡せる、うねるような屋上遊歩道と展望スポット。

この木造構造物は、世界最大級の木造建築のひとつとしてよく紹介されています。売り場に立つと、コンクリートと木材でできた太い柱が、買い物客の合間を縫うようにして下りてきているのがわかります。

売り場の見方

構造はいたってシンプルです。業種ごとに売り場が分かれており、ガラスケースの奥や積み上げられた木箱の間から店員が接客してくれます。中でも印象に残るのが鮮魚コーナーです。アンダルシアの市場では通常、丸ごとの魚や貝が種類ごとに分けられ、砕いた氷の上に並べられています。

注目したいものは次の通りです。

  • 魚介類: ガンバス(エビ)、ランゴスティーノス(手長エビ)、ボケロネス(生アンチョビ)、そしてカソン(ドチザメの一種で、セビリアでは「カソン・エン・アドボ」というマリネ料理に使われます)。
  • チャシナスとハモン: シエラ地方産の熟成豚肉で、精肉コーナーでその場でスライスしてもらえます。
  • アセイトゥナス: アンダルシア産オリーブ。複数の漬け方が用意されていることが多く、量り売りで購入できます。
  • 旬の青果: トマト、ピーマン、柑橘類、イチジクなど、季節ごとの品が並びます。

一つ注意点があります。セビリアの街路樹になっているビターオレンジはマーマレード用であり、そのまま食べるものではありません。甘いオレンジが欲しい場合は、市場の青果店で購入しましょう。

8時から15時までの市場

計画を立てる上でカギになるのが営業時間です。メルカード・デ・ラ・エンカルナシオンは月曜から土曜まで、8時に開き15時に閉まります。日曜は終日休業のため、週末に訪れるなら土曜の午前中がねらい目です。

市場がもっとも活気づくのは午前中です。地元の料理人たちは朝早くから買い物を始めるため、氷を敷いた売り場もその時間帯がいちばん品揃え豊富です。午後に入ると、閉店の15時を待たずに片付けを始める店も出てくるので、14時45分に入るような予定は避けましょう。

スペインの市場の多くでは、漁船が日曜に休むため、月曜の魚介コーナーは品薄になりがちです。魚介類がお目当てなら、火曜から土曜に訪れるほうが確実です。市場だけなら30分から45分程度、アンティクアリウムや屋上遊歩道も合わせるなら、それ以上の時間を見ておきましょう。

売り場での並び方・注文・支払い

スペインの市場では、列といっても実際には決まった並び方があるわけではなく、カウンター周りに人がゆるやかに集まっているだけということがよくあります。到着したら、「¿Quién es el último?」(最後尾はどなたですか?)と尋ねてみましょう。誰かが手を挙げてくれます。その人の後ろに続き、次に同じ質問をされたら自分が答える番です。

覚えておくと役立つ習慣がいくつかあります。

  • まず挨拶を。 注文の前に「buenos días」とひと声かけるのは、単なる礼儀ではなく当然のこととされています。
  • 商品には触れず、店員に任せましょう。 指させば、店員が選び、量り、包んでくれます。魚や果物を自分で触るのは避けましょう。
  • 重さで注文しましょう。 オリーブやハモン、エビには「un cuarto」(250グラム)や「medio kilo」(500グラム)が使えます。生ハムを薄切りにしてほしいときは「en lonchas finas」と伝えます。
  • 小銭を用意しておきましょう。 カード対応の売り場も多いですが、小さな売り場では現金を好むところもあり、混雑時には現金のほうが会計がスムーズです。

青果を買うのにチップの習慣はありません。魚の陳列を写真に撮りたい場合は、買い物客の邪魔にならないよう気をつけ、店員にカメラを向ける前には一声かけましょう。

プラサ・デ・エンカルナシオンへのアクセス

市場の住所はカスコ・アンティグオのプラサ・デ・ラ・エンカルナシオン(Plaza de la Encarnación, s/n)、郵便番号は41003です。旧市街の北側、路地が歩行者専用道に変わっていくあたりの、建物が密集したエリアに位置しています。

大聖堂からは徒歩でおよそ15分です。プラサ・ヌエバを抜けて北へ向かい、ショッピング街のカジェ・シエルペスまたはカジェ・クナを上っていきます。プラサ・デ・エンカルナシオンは市バス(TUSSAM)の主要な乗り継ぎ拠点でもあるため、中心部の外から来る多くの路線がパラソルのすぐそばに停まります。

カスコ・アンティグオへの車での乗り入れは、手間を考えるとあまりおすすめできません。通行が制限されているうえ、道幅も狭いためです。どうしても車が必要な場合は、施設の地下に駐車場があります。

最後のシャッターが下りたあとは

市場での朝の時間は、そのままセタス施設のほかのエリアへとつなげやすくなっています。アンティクアリウムのローマ時代の床は、まさに足元の地下に広がっています。屋上遊歩道は特に夕方遅い時間帯がおすすめで、光がヒラルダの塔に差し込む様子を眺められます。訪問前には、公式サイト「Setas de Sevilla」で最新の営業時間とチケット情報を確認しておきましょう。

カジェ・レヒナとカジェ・フェリアを北へ10分ほど歩けば、アラメダ・デ・エルクレスに到着します。並木の続くこの長い通りにはテラス席のバーが立ち並び、15時に市場が閉まったあとに一息つくのにぴったりの場所です。

南へ向かえば、カジェ・シエルペスが大聖堂やレアル・アルカサルへと続いています。そのため、この市場は旧市街の主要な見どころを巡る前の、朝の出発点として立ち寄るのにちょうどよい場所です。

よくある質問

メルカード・デ・ラ・エンカルナシオンの営業時間は?

月曜から土曜まで、8時から15時までの営業です。日曜は休業となります。一部の売り場では閉店の15時より前に片付けを始めることもあるため、午前中の訪問がおすすめです。

この市場は、ラス・セタス(メトロポール・パラソル)と同じ場所にあるのですか?

はい、同じ場所です。市場はメトロポール・パラソル複合施設の地上階にあります。アンティクアリウムのローマ遺跡は地下に、屋上遊歩道と展望スポットは最上部にあります。

メルカード・デ・ラ・エンカルナシオンへのアクセス方法は?

大聖堂からプラサ・ヌエバを経由し、カジェ・シエルペスまたはカジェ・クナを通って北へ徒歩約15分です。プラサ・デ・エンカルナシオンは市バス(TUSSAM)の主要な拠点でもあります。なお、カスコ・アンティグオへの車での乗り入れは制限されています。

どのくらいの滞在時間を見ておくべきですか?

市場だけなら30分から45分ほどで十分です。アンティクアリウムや屋上遊歩道も合わせて訪れる場合は、さらに1時間以上を見ておきましょう。

市場を訪れたあとに、近くで立ち寄れる場所はありますか?

アンティクアリウムとセタスの屋上は同じ複合施設内にあります。北へ徒歩10分ほどのところにはアラメダ・デ・エルクレスがあり、カジェ・シエルペスを南へ進めば大聖堂やレアル・アルカサルへと続いています。

セビリア旅行の準備

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