宮殿の裏手にある広場
シュトゥットガルトを訪れる人の多くは、宮殿広場(Schlossplatz)で写真を撮ると、そのまま次へ向かってしまいます。カール広場(Karlsplatz)があるのは、そこから1ブロック先の旧宮殿(Altes Schloss)の向こう側です。メインの広場からこれほど近いにもかかわらず、雰囲気はまるで違います。
広場には並木が整然と植えられ、その一辺に沿って旧宮殿の石壁が続いています。中央には、高い台座の上に皇帝ヴィルヘルム1世のブロンズ騎馬像がそびえています。すぐ脇のプラニー通り(Planie)を車が行き交っていても、木陰に入ると街の真ん中でひと息つけるような落ち着きがあります。
見どころ
広場は小さいので、それほど時間はかかりません。注目したいのは次のポイントです。
- ヴィルヘルム1世騎馬像:広場のシンボルです。ここに立てば周囲の位置関係もつかみやすくなります。
- 旧宮殿:広場を縁取るように壁がそびえる、ルネサンス期の宮殿です。内部にはヴュルテンベルク州立博物館(Landesmuseum Württemberg)が入っています。
- 土曜日の蚤の市(フローマルクト):木々の下の砂利敷きが露店でいっぱいになります。
- シュティフト教会(Stiftskirche)の眺め:シュトゥットガルトを代表するプロテスタント教会で、シラー広場(Schillerplatz)まで少し歩けばたどり着きます。
広場だけなら20~30分ほどで十分です。蚤の市が開かれる土曜日なら、1時間以上はあっという間に過ぎてしまいます。
木陰の土曜日
カール広場を予定に組み込むなら、いちばんの理由はやはり蚤の市です。テーブルに並ぶのは、古いカトラリーや絵はがき、レコード、陶磁器、工具、家具など。厳選された骨董市ではなく雑多な品々の寄せ集めですが、それこそがこの市の醍醐味です。
開催日や時間は変わることがあり、祝日や市のイベントで日程がずれる場合もあります。この市を中心に一日の計画を立てるなら、事前にシュトゥットガルト市の公式サイトや地元の情報を確認しておきましょう。
クリスマスが近づくと、旧市街一帯でシュトゥットガルト・クリスマスマーケット(Stuttgarter Weihnachtsmarkt)が開かれます。カール広場周辺のエリアは、昔から骨董品やコレクターズアイテムの区画になってきました。広場にどんな店が出るのかは、その年のマーケットマップで確かめてください。
露店での値段交渉
この蚤の市では、ほとんどの売り手が現金払いを前提としていて、カード端末を持っていない店も少なくありません。ユーロの小額紙幣や硬貨を用意しておきましょう。朝いちばんの店で高額紙幣を出しておつりを求めるのは、誰にとってもうれしくないものです。
控えめな値段交渉はごく普通のことです。まず「ヴァス・コステット・ダス?」(これはいくらですか)と尋ね、それより少し低い額を提示してみましょう。複数の品をまとめて買うときは特に効果的です。あくまで和やかに進めてください。きっぱり「ナイン」と言われたら、それ以上は値引きしないという意味です。
掘り出し物は、業者やコレクターがひと回りする早い時間に売れていく傾向があります。逆に遅めに行くと、また荷造りするのを避けたい売り手から安く譲ってもらえることもあります。壊れやすい品は丁寧に扱いましょう。また、お店の写真を撮るときはひと声かけてからにしてください。
徒歩またはシュタットバーンでのアクセス
カール広場は街のど真ん中にあるので、たいていは歩いて行くのがいちばん便利です。シュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hauptbahnhof)からケーニヒ通り(Königstraße)を下って宮殿広場へ出たら、旧宮殿をぐるりと回って南側へ向かいます。所要時間はおよそ15分です。
シュタットバーンを利用する場合は、シャルロッテンプラッツ(Charlottenplatz)で降ります。複数のU系統が乗り入れる、路線網でも有数の乗り換え駅です。そこからプラニー通りを西へ数分歩けば到着します。市庁舎(Rathaus)停留所からも近い距離です。
車で中心部に乗り入れるのは、まず割に合いません。旧市街の道は狭いうえ、公共交通機関がこのエリアを十分にカバーしています。
周辺の見どころ
カール広場は、シュトゥットガルトで最も古い地区を短く巡る散策の途中に立ち寄るのがおすすめです。以下はどれも数分で行ける場所です。
- マルクトハレ・シュトゥットガルト(Markthalle Stuttgart):ドロテーエン通り(Dorotheenstraße)にあるユーゲントシュティール様式の市場です。青果や総菜店、シュヴァーベン地方の名物が揃っています。
- ホテル・ジルバー記念館(Gedenkstätte Hotel Silber):同じくドロテーエン通りにあります。かつてヴュルテンベルクのゲシュタポ本部だった建物を使った記念館で、展示も行っています。
- シラー広場:シラー像のほか、シュティフト教会とプリンツェンバウ(Prinzenbau)があります。
- 宮殿広場と新宮殿(Neues Schloss):中心部を広々と見渡す定番の眺めを楽しめます。
- ヴュルテンベルク州立博物館:旧宮殿の中にあります。開館時間は変動するため、最新情報は公式サイトで確認してください。
おすすめは、まずマルクトハレで軽くつまみ、カール広場のベンチでひと休みしてから宮殿の中庭へ向かうルートです。これなら、ゆったりとした午前中のうちに歴史地区の中心をひと通り巡れます。
よくある質問
カール広場はシュトゥットガルトのどこにありますか?
市の中心部(70173 Stuttgart)にあり、旧宮殿の南側、プラニー通りを少し入ったところに位置しています。宮殿広場、シラー広場、マルクトハレへは、どこも歩いて数分です。
カール広場の蚤の市はいつ開かれますか?
昔から土曜日に開かれています。ただし祝日や市のイベントによって日程や時間が変わることがあります。お出かけ前にシュトゥットガルト市の公式サイトや地元の情報を確認してください。
公共交通機関でカール広場へ行くにはどうすればよいですか?
主要な乗り換え駅であるシャルロッテンプラッツまでシュタットバーンで行き、プラニー通りを西へ数分歩きます。市庁舎停留所からも近い距離です。中央駅からはケーニヒ通りを通って徒歩約15分です。
カール広場の見学にはどれくらい時間をみればよいですか?
広場とヴィルヘルム1世像だけなら20~30分ほどです。蚤の市が開かれる土曜日は1時間以上、旧宮殿内の州立博物館も見学するならさらに時間をみておきましょう。
カール広場の近くにはどんな見どころがありますか?
旧宮殿とヴュルテンベルク州立博物館、マルクトハレ・シュトゥットガルト、ホテル・ジルバー記念館があります。ほかに、シュティフト教会が建つシラー広場や、新宮殿のある宮殿広場もすぐ近くです。
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