石造りの回廊と千年の歴史
シュトゥットガルトでもっとも古い権力の座は、のちに建てられた新しい宮殿のすぐ隣にあります。旧宮殿の始まりは10世紀で、馬の飼育場を守るために堀を巡らせた城塞でした。この飼育場「シュトゥートガルテン(Stuotgarten)」こそが街の名前の由来で、市の紋章に描かれた黒い馬もここから来ています。
現在の姿は、そのほとんどがルネサンス期のものです。門をくぐると中庭が広がり、3層に重なるアーケードが目に飛び込んできます。淡い色の石柱が中庭の四方をぐるりと囲んでいます。中央に立つのは、騎乗した髭のエーバーハルト伯(Eberhard im Bart)のブロンズ像です。ずんぐりとした円塔のひとつには螺旋状のスロープがあり、馬に乗ったまま上がれるほどの幅で造られています。
ヴュルテンベルク州立博物館の見どころ
宮殿の中には、ヴュルテンベルク州立博物館(Landesmuseum Württemberg)の一部が入っています。古い棟の部屋ごとに地域の歴史が紹介されています。じっくり見るなら、少なくとも2時間は確保しておきましょう。
特に注目したい展示は次のとおりです。
- ヴュルテンベルク王家の宝冠・宝飾品:19世紀の王国宮廷に伝わったものです
- クンストカマー(Kunstkammer):歴代公爵が集めた驚異の部屋です。時計やからくり人形、象牙彫刻、異国の珍品が並びます
- 考古学・中世コレクション:ケルトの出土品からシュヴァーベン地方の教会美術までそろっています
- 宮殿教会(Schlosskirche):中庭に面した棟のひとつに組み込まれた礼拝堂です
館内では特別展が入れ替わりで開催されています。最新の展示内容や入館料は、出かける前に博物館の公式サイトで確認しておきましょう。
シラー広場へのアクセス
宮殿は街のど真ん中にあり、周辺の見どころへはすべて歩いて回れます。
- シュタットバーン: シャルロッテン広場駅(Charlottenplatz/U5、U6、U7、U12、U15)から徒歩約5分です。シュロス広場駅(Schlossplatz)からも同じくらいの近さです。
- シュトゥットガルト中央駅(Hauptbahnhof)から: 歩行者専用の目抜き通りであるケーニヒ通り(Königstraße)を進み、途中で左に折れてシュロス広場を横切ります。所要時間は15分ほどです。
- 住所: Schillerpl. 6, 70173 Stuttgart
見学と合わせて、半日のプランも手軽に組めます。シラー広場には、トーヴァルセン(Thorvaldsen)作の1839年のシラー記念像や、双塔を持つシュティフト教会(Stiftskirche)、破風屋根が印象的なフルフトカステン(Fruchtkasten)があります。通りを渡った先には新宮殿(Neues Schloss)が建ち、その前にはシュロス広場の芝生が広がっています。
昼食には、南へ歩いて2分のドロテーエン通り(Dorotheenstraße)にあるマルクトハレ(Markthalle)が便利です。ユーゲントシュティール様式の建物に食の店が集まる、シュトゥットガルトの市場ホールです。
週末の混雑を避けるコツ
月曜は休館なので避けましょう。火曜から日曜は11:00〜17:00に開館しています。
週末は11:00から17:00まで、開館時間中ずっと混雑します。日程に余裕があれば、火曜から金曜の平日に訪れるのがおすすめです。土日しか行けない場合は、小さな展示室が混み始める前に、まず王家の宝飾品とクンストカマーへ直行しましょう。
中庭を見る時間も残しておいてください。多くの人が写真を撮るだけで足早に通り過ぎてしまう場所です。上階側のアーケードの下に立つと、3層の回廊全体を見渡せます。土曜の朝なら、見学のあとにシラー広場へ足を延ばすのもいいでしょう。広場が週替わりの市の屋台でにぎわいます。
ドイツの博物館では、大きな荷物やリュックをロッカーに預けるよう求められることがよくあります。荷物は少なめにしておくと安心です。写真撮影のルールは部屋ごとに異なる場合があります。スマートフォンを構える前に、各入口の表示を確認しましょう。
よくある質問
旧宮殿がいちばん空いている時間帯はいつですか?
計測データによると、週末は11:00〜17:00の開館時間中ずっと混雑しています。空いている時間帯までは特定されていないため、火曜から金曜の平日に訪れるのがもっとも確実です。
旧宮殿の開館時間を教えてください。
火曜から日曜の11:00〜17:00に開館しています。月曜は休館です。
公共交通機関で旧宮殿へ行くにはどうすればよいですか?
シュタットバーンでシャルロッテン広場駅(Charlottenplatz/U5、U6、U7、U12、U15)またはシュロス広場駅(Schlossplatz)へ向かいます。どちらの駅からも徒歩5分ほどです。中央駅(Hauptbahnhof)からは、ケーニヒ通り(Königstraße)を歩いて15分ほどで着きます。
見学にはどのくらいの時間が必要ですか?
博物館と中庭で2時間ほどを見ておきましょう。近くのシラー広場やシュティフト教会、マルクトハレも回るなら、さらに1時間ほど足しておくと安心です。
旧宮殿の周辺にはどんな見どころがありますか?
シラー広場には、シラー記念像やシュティフト教会、フルフトカステンがあります。通りを渡れば新宮殿とシュロス広場があり、ドロテーエン通りには市場ホールのマルクトハレがあります。
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