松と池、そして紫雲山
栗林公園の景観は、背後の山を借景にして成り立っています。園の西側には紫雲山の緑の斜面がすぐ迫っているため、どの池も森へと続いているように見えます。庭園を造ったのは高松藩主の松平家です。100年以上かけて手を入れ続け、1700年代半ばに完成しました。現在は国の特別名勝に指定されています。
訪れた人の記憶に最も残るのは松でしょう。1000本以上の松が、雲のように刈り込まれたり、低く枝を広げたりしています。「箱松」と呼ばれる、きっちりとした箱形に仕立てられた松もあります。剪定は今も庭師が一本一本手作業で行っています。6つの池と13の築山が砂利道で結ばれていて、数歩進むごとに景色が変わります。
南庭の回り方
南庭は昔ながらの回遊式庭園です。一方の北庭は芝生が広がり、開放的な雰囲気です。多くの人は南庭をひと回りします。ゆっくり歩いて、所要時間は90分から2時間ほどです。
ぜひ立ち寄りたいスポットは次のとおりです。
- 飛来峰:南湖を見下ろす小高い築山です。水面越しに偃月橋と松を望む、絵はがきのような眺めが楽しめます。
- 偃月橋:弧を描く反り橋です。風のない日には水面に映った姿と合わさり、きれいな円になります。
- 掬月亭:南湖のほとりに建つ茶室です。畳に座って南湖を眺めながら、抹茶と季節の和菓子をいただけます。
- 和船:船頭が竿を操る木造の舟で、南湖をゆっくりと巡ります。水面の高さから橋や松を眺められます。
- 北庭の蓮池と菖蒲池:見頃は初夏です。
週末の混雑を避けるには
栗林公園は四国でも指折りの人気観光地なので、訪れる時間をよく考えておきましょう。開園は毎日午前6時です。平日も週末も、最も落ち着いて歩けるのは午前7時〜9時です。週末の午前10時〜午後4時は、狭い橋や飛来峰の展望所が団体客でいっぱいになるため、この時間帯の入園はなるべく避けてください。
早起きすると得をすることが2つあります。混雑を避けられるうえに、池の水面は朝のうちが最も穏やかなことが多く、偃月橋が水面にきれいに映ります。閉園は午後5時30分ですが、土曜日だけは午後6時30分まで開いています。入園券は門で購入します。最新の料金は門と公式サイトに掲載されています。
園内で特に気をつけたいマナーは次のとおりです。
- 砂利道から外れないでください。苔や砂紋を描いた場所には立ち入れません。
- 掬月亭では入口で靴を脱ぎます。抹茶は、教えられたとおりに茶碗を少し回してからいただきます。
- 和船に乗りたい場合は、到着したらすぐに門で確認しましょう。定員が限られているため、混雑する日は満員になることがあります。
- 人の多い園路では、大型の三脚やドローンの使用は控えたほうが無難です。まずは入口に掲示された規則を確認してください。
アクセスと周辺の見どころ
正門にあたる東門は、中央通りに面しています。JR高松駅からは、中央通りを南へ向かうバスに乗るか、徒歩で約25分です。
もっと近い駅も2つあります。
- JR栗林公園北口駅(高徳線):北門まで歩いて数分です。
- 琴電栗林公園駅(琴平線):東門の東にあり、歩いて約10分です。
高松駅近くの港のそばにある玉藻公園の高松城跡と組み合わせて回るのもおすすめです。香川県は讃岐うどんで知られ、公園の周辺にはセルフ式のうどん店がたくさんあります。朝早く庭園を見たあとの遅めの朝食にぴったりです。アートの島として知られる直島へのフェリーも、同じ港から出ています。
よくある質問
栗林公園が最も空いているのは何時ごろですか?
平日も週末も、午前7時〜9時が最も空いています。週末の午前10時〜午後4時は最も混み合うので避けましょう。
栗林公園の開園時間を教えてください。
毎日午前6時に開園します。閉園は午後5時30分ですが、土曜日だけは午後6時30分まで開いています。
高松駅から栗林公園へはどう行けばよいですか?
中央通りを南へ向かうバスで東門まで行けます。徒歩なら約25分です。琴電琴平線で栗林公園駅へ向かう方法もあります。JR高徳線の栗林公園北口駅は北門のすぐそばです。
栗林公園の見学にはどのくらい時間がかかりますか?
南庭をひと回りするなら90分から2時間ほどみておきましょう。掬月亭でお茶をいただいたり和船に乗ったりする場合は、さらに時間に余裕をもってください。
栗林公園の周辺にはどんな見どころがありますか?
港の近くに玉藻公園と高松城跡があり、直島へのフェリーもこの港から出ています。市内には讃岐うどんの店もたくさんあります。
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