聖なる川のほとりで過ごす五夜
2026年のバラナシのディワリは、11月6日から10日までです。祭りは一般的な5日間の流れに沿って進みます。初日のダンテラスに始まり、チョーティー・ディワリ、11月8日のラクシュミー・プージャー、ゴーヴァルダン・プージャーと続き、最終日はバーイー・ドゥージです。戸口や寺院の張り出し、そして階段状のガートには「ディヤ」と呼ばれる素焼きの油灯が並べられ、その数は夜を追うごとに増えていきます。
祭りが最高潮を迎えるのはラクシュミー・プージャーの夜です。家庭でも商店でも、人々は富と繁栄の女神ラクシュミーに祈りを捧げます。祈りが終わると路地には爆竹の音が響き渡り、夜更けまで鳴りやみません。
翌日には、カーシー・ヴィシュワナート寺院でアンナクートが行われます。神に山のような料理を供える儀式です。
ディワリとデーヴ・ディーパーワリーの違い
この2つの祭りを混同する旅行者は少なくありません。ディワリはインド全土で祝われる祭りで、バラナシでは主に家庭や市場、寺院で祝われます。一方、「神々のディワリ」を意味するデーヴ・ディーパーワリーは、およそ2週間後のカールティク・プールニマーの日に行われます。
デーヴ・ディーパーワリーの夜には、三日月形に連なるガートの石段という石段がディヤで埋め尽くされます。水辺一帯が光に浮かび上がるバラナシの写真は、ほとんどがこの祭りのものです。両方の祭りを目当てに訪れる旅行者は、その間の2週間をバラナシで過ごすのが一般的です。
光が集まる場所
決まった会場はなく、入口でチケットを買う必要もありません。旅行者がよく足を運ぶのは次の場所です。
- ダシャーシュワメード・ガート:毎晩ガンガー・アールティーが行われ、僧侶たちが何段にも重なった真鍮の灯明を息を合わせて振りかざします。最も混雑する場所です。
- アッシー・ガート:ガート群の南端にあり、朝にもアールティーが行われます。学生が多く、ゆったりとした雰囲気です。
- ヴィシュワナート・ガリー:カーシー・ヴィシュワナート寺院へと続く細い路地で、菓子店やお供え物の露店がひしめいています。
- ゴードウリア市場:商業の中心地で、ダンテラスの日には真鍮や銀の器、素焼きの灯明を買い求める人々でにぎわいます。
- マニカルニカー・ガート:火葬場のあるガートで、祭りの夜も荼毘の炎が絶えることはありません。
空の玄関口は、市街の北西にあるバーバトプルのラール・バハードゥル・シャーストリー国際空港(Lal Bahadur Shastri International Airport)です。鉄道の場合は、通称「カント」と呼ばれるバラナシ・ジャンクション駅(Varanasi Junction)に到着します。旧市街の路地には車が入れないため、川の近くではサイクルリクシャーか徒歩での移動になります。
祭りの夜、ガートを巡るには
この街で「チケット」にあたるものといえば、舟です。手漕ぎ舟の船頭やモーターボートの業者がガートで客を待っていますが、料金表はなく、その場で直接交渉して決めます。グループで乗る場合は、乗船前に「アッシーからマニカルニカーまで往復」といったルートと所要時間をはっきり決めておくのが一般的です。
- 履物:寺院の入口では靴を脱ぎます。カーシー・ヴィシュワナート寺院は警備が厳しく、本殿内への携帯電話の持ち込みは禁止されています。
- 火葬のガート:荼毘の様子を撮影することは、非常に失礼な行為とされています。見学する際は離れた場所から見守り、カメラは下ろしておきましょう。
- 灯籠流し:石段では、マリーゴールドを添えた葉の器のディヤが売られています。誰でも川に流すことができ、歓迎されます。
- お菓子:ミターイー(インドの菓子)を贈り合うことは、ディワリに欠かせない習わしです。ゴードウリア沿いの店先には、どこもカージュー・カトリーやラッドゥーが高く積み上げられています。
ガートの石段は何世紀にもわたって踏みしめられてすり減り、急で凹凸があります。ディワリの夜にはそのうえ爆竹の燃えかすが散らばり、灯明の油も垂れています。アールティーを見たい人は、始まるかなり前に石段や舟の上で場所を確保するのが一般的です。いったん始まると、ダシャーシュワメード・ガートの人混みの中を移動するのは困難になります。
ディワリの時期の北インドでは、花火の煙や季節特有のもやの影響で、大気の状態が大きく悪化することがよくあります。呼吸器に不安のある旅行者は、マスクを持参することが多いようです。
よくある質問
2026年のバラナシのディワリはいつですか?
2026年11月6日〜10日に開催されます。メインとなるラクシュミー・プージャーの夜は11月8日です。
バラナシのディワリにチケットは必要ですか?
必要ありません。祭りは誰でも入れるガートや市場、寺院で行われます。費用がかかるのは通常ガンジス川の舟くらいで、料金はガートで船頭と直接交渉して決めます。
デーヴ・ディーパーワリーはディワリと同じ祭りですか?
いいえ、別の祭りです。デーヴ・ディーパーワリーはディワリのおよそ2週間後、カールティク・プールニマーの日に行われます。バラナシのすべてのガートが油灯で彩られるのは、この夜です。
祭りを見るのにおすすめの場所はどこですか?
中心となるのは、ダシャーシュワメード・ガートで行われるガンガー・アールティーです。舟で川を巡れば、弧を描いて連なる光のガートを一望できます。アッシー・ガートは比較的混雑が少なめです。
バラナシへはどうやって行けばよいですか?
飛行機ならバーバトプルのラール・バハードゥル・シャーストリー国際空港、鉄道ならバラナシ・ジャンクション駅(カント)が玄関口です。旧市街の路地には車が入れないため、川の近くでは徒歩かサイクルリクシャーで移動します。
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