ガラスの温室とヤシ、そして公爵の旧コレクション
パルメンガルテンの開園は1871年です。きっかけは、退位したナッサウ公がビーブリッヒで所有していた異国の植物コレクションでした。これをフランクフルトの市民が買い取り、植物園を創設したのです。設計を手がけたのは庭園建築家ハインリヒ・ジースマイヤーで、正門前の通りにはその名が付けられています。
現在、園地はヴェストエント地区のかなりの部分を占めています。一方には芝生とテーマ別の屋外花壇が広がります。もう一方には温室が並び、暖められたガラスの中でヤシやラン、サボテン、熱帯の作物が育てられています。
歴史の中心は、背の高いパルメンハウス(Palmenhaus)です。比較的新しいトロピカリウム(Tropicarium)は気候帯ごとに区切られていて、湿潤な熱帯雨林から乾いた砂漠までを順にたどれます。ゾーンを移るたびに眼鏡が曇ると思っておいてください。
ジースマイヤー通りへのアクセス
ヴェストエント地区は駐車場が少ないため、Uバーンで向かうのがおすすめです。歩いて行ける駅は2つあります。
- ヴェストエント駅(Westend)(U6、U7):Siesmayerstraße 63の正門にいちばん近い駅です。
- ボッケンハイマー・ヴァルテ駅(Bockenheimer Warte)(U4、U6、U7):ボッケンハイム側やゲーテ大学の旧キャンパス方面へ行くのに便利です。
中央駅(Hauptbahnhof)からは、U4に乗ればボッケンハイマー・ヴァルテ駅まで数分で着きます。園のすぐ北にはグリューネブルク公園(Grüneburgpark)があり、見学のあとに無料で散策を楽しめます。雨の日は、南へ少し歩いたゼンケンベルクアンラーゲ(Senckenberganlage)沿いのゼンケンベルク自然博物館に立ち寄るのもよいでしょう。
訪れるタイミング
開園時間は毎日午前9時から午後7時までで、休園日はありません。気軽に訪れるなら平日が狙い目です。開園中はずっと静かなので、夕方近くに来ても園路をゆったり歩けます。
週末は事情が異なります。落ち着いているのは午前9時から午前10時までです。午後12時から午後6時のあいだは家族連れや日帰り客で温室がいっぱいになり、トロピカリウムの狭い通路は渋滞します。この時間帯の到着は避けましょう。
主な温室を見て屋外をひと回りするには、2〜3時間ほど見ておくと安心です。晩春には花壇が咲きそろい、バラ園も見頃を迎えます。��は屋外の区画が寂しくなるぶん、暖房の効いた温室が主役になります。
現地での上手な回り方
パルメンガルテンはフランクフルトの家族連れに人気の場所です。貸し切り気分は期待せず、混雑を見越して計画を立てましょう。スムーズに見学するためのポイントをご紹介します。
- 温室から先に回りましょう。 入口を通ったら、まずトロピカリウムとパルメンハウスへ向かってください。行列ができやすいのはこの2か所で、屋外の芝生のほうが人出をずっとうまく吸収してくれます。
- 料金とイベントはオンラインで確認しましょう。 最新の入園料は、パルメンガルテンの公式サイトとチケット窓口に掲示されています。公式サイトには季節ごとのラン展や花の展示会の情報も載っています。開催日は来園者が増えるので注意してください。
- 園路から外れないようにしましょう。 花壇は名札付きの学術的な植栽で、ピクニック用の芝生ではありません。ドイツの人々は庭園のルールをきちんと守る傾向があり、園路から足を踏み出すとスタッフに注意されます。
- 重ね着で出かけましょう。 熱帯の温室の中は暑くて湿気があります。中ではジャケットを脱ぎ、外に出たらまた羽織ることになるはずです。
- 帰りは反対側の門から出ましょう。 北側の出口を使えば、そのままグリューネブルク公園へ歩いて入れます。正門まで戻らずに見学を締めくくれる、おすすめのルートです。
よくある質問
パルメンガルテンがいちばん空いているのはいつですか?
平日は午前9時から午後7時まで、開園中はずっと静かです。週末に比較的落ち着いているのは午前9時から午前10時までです。最も混み合う午後12時から午後6時は避けてください。
最寄りのUバーン駅はどこですか?
Siesmayerstraße 63の正門にいちばん近いのはヴェストエント駅(U6、U7)です。ボッケンハイマー・ヴァルテ駅(Bockenheimer Warte、U4、U6、U7)からも歩いてすぐです。
見学にはどのくらい時間がかかりますか?
パルメンハウスとトロピカリウムを見て、屋外の庭園をひと回りするなら、2〜3時間を見ておくとよいでしょう。
冬に訪れる価値はありますか?
温室がお目当てなら、十分に楽しめます。暖房の効いたパルメンハウスとトロピカリウムは通年開いており、毎日午前9時から午後7時まで見学できます。一方、屋外の花壇は冬のあいだほとんど休眠しています。
近くには何がありますか?
すぐ北側にはグリューネブルク公園(Grüneburgpark)が広がっています。南へ少し歩けば、ゼンケンベルク自然博物館やゲーテ大学のボッケンハイム地区があります。
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