「プランテン・ウン・ブローメン」は低地ドイツ語で「草と花」を意味します。ハンブルクの旧市街を囲んでいた城壁の跡に、細長く延びる公園にはぴったりの名前です。花壇や池、温室のあいだを芝生がつなぎ、西の端にはこの街のテレビ塔、ハインリヒ・ヘルツ・トゥルム(Heinrich-Hertz-Turm)がそびえています。ドイツの緑地のなかでも特にレビュー数が多い場所のひとつで、暖かい日の午後に訪れれば、その人気ぶりを実感できるはずです。
城壁の跡に生まれた公園
この一帯は、もともと要塞でした。17世紀に築かれたハンブルクの防衛施設の堀と土塁が、のちに庭園へと姿を変えたのです。現在の形になったのは、1953年、1963年、1973年にここで開かれた国際庭園博覧会がきっかけでした。ひとつの公園というより、いくつもの庭がつながっているように感じられるのはそのためです。
東側のダムトーア(Dammtor)から歩き始めると、旧植物園のガラス温室の横を通ります。さらに西へ進むと、パークゼーの池や日本庭園、テーマごとに趣向を凝らした花壇が次々に現れます。敷地は細長いので、端から端まで歩くつもりなら時間に余裕を持っておきましょう。
園内の見どころ
すべてを回ろうとするより、2〜3か所に絞って楽しむのがおすすめです。主な見どころは次のとおりです。
- 日本庭園: 石灯籠や砂紋を描いた砂利、小川があり、木造の茶室も建っています。暖かい季節には茶会が開かれ、日程は公園の公式サイトで告知されます。
- 熱帯温室: ダムトーア側にあり、ヤシやサボテン、亜熱帯の植物がぎっしりと茂っています。ハンブルクらしいどんよりした日にも重宝します。
- バラ園: 整然とした花壇にさまざまな品種が植えられています。見頃は晩春から夏にかけてです。
- パークゼー: 公園の中央にある池です。ほとりには階段状の客席が設けられ、夜の噴水ショーはここで行われます。
- 音楽パビリオン: 夏のシーズン中は、無料の野外コンサートが開かれます。
- 遊び場と水遊び場: 広々としていて、地元の家族連れでいつもにぎわっています。
日が暮れたらパークゼーへ
この公園でいちばんよく知られているのが、夏の夜のお楽しみです。晩春から初秋にかけて、パークゼーでは録音された音楽に合わせて噴水が上下し、色とりどりの光が水面を照らします。この噴水と光のコンサートは暗くなってから始まるため、シーズンが進むにつれて開始時刻が早まっていきます。夜の予定を立てる前に、最新のスケジュールを確認しておきましょう。
池を囲む階段状の客席は、開演のかなり前から埋まってしまいます。ハンブルクの夜は7月でも肌寒くなるので、上着を持っていくと安心です。公園は毎日午後11時まで開いているので、ショーのあとも慌てずにゆっくり歩いて帰れます。
冬になると、雰囲気はがらりと変わります。ヴァルアンラーゲン(Wallanlagen)側には例年屋外のスケートリンクが登場し、温室は園内でいちばん暖かい場所になります。
3方向からのアクセス
公園の入口はいくつもあります。どこから入るのがよいかは、最初に何を見たいかによって決まります。
- ダムトーア駅(Sバーン・近郊列車): 温室と、ザンクト・ペータースブルガー通り(St. Petersburger Straße)沿いの東口にいちばん近い駅です。
- シュテファンスプラッツ(Stephansplatz、U1): ダムトーア側と旧植物園まで歩いてすぐです。
- メッセハレン(Messehallen、U2): 公園の西端に出られます。テレビ塔や日本庭園、パークゼーが近くにあります。
ダムトーアから入ってメッセハレンから出る、あるいはその逆のルートにすれば、来た道を引き返さずに済みます。ダムトーア側からはアルスター湖や市庁舎(Rathaus)まで歩いて行けるので、1日で一緒に回るのも簡単です。
ハンブルクっ子流の公園の楽しみ方
入場は無料なので、チケットを買う必要も入口で並ぶ必要もありません。晴れた週末に本当に争奪戦になるのは、芝生の場所取りとパークゼーのそばの席です。家族連れや会社員がやって来る午後よりも、午前7時の開園から間もない朝のほうが、よい場所を確保できます。
次のような心がけがあると、より快適に過ごせます。
- 入口の掲示板に目を通しましょう。 どの入口にも園内のルールが掲示されていて、自転車を押して歩かなければならない区域なども書かれています。職員が実際に注意するので、きちんと守りましょう。
- 日本庭園では静かに過ごしましょう。 茶室は心を落ち着けるための場所です。園路から外れず、砂利の上には立ち入らないでください。
- ピクニックは花壇ではなく芝生で。 地元の人たちは開けた芝生に敷物を広げ、ごみは持ち帰っています。
- カードとユーロの現金を両方持っていきましょう。 カフェや売店によって使える支払い方法が異なり、季節限定の屋台は簡易な設備のところが多いからです。
ドイツ語を少し知っていると役に立ちます。ショーの時間を調べるときは「ヴァッサーリヒトコンツェルト(Wasserlichtkonzert)」で検索してみてください。
滞在時間の目安
温室、日本庭園、パークゼーをのんびり一周すると、2時間ほどかかります。コンサートや茶会、夜の噴水ショーも楽しむなら、半日から夜いっぱいは見ておきましょう。花壇がもっとも華やかになり、イベントも集中するのは5月から9月です。とはいえ温室があるので、オフシーズンに訪れても十分に楽しめます。
よくある質問
プランテン・ウン・ブローメンの開園時間は?
毎日午前7時から午後11時まで開いていて、曜日による違いはありません。ただし、温室や茶室など園内の施設はそれぞれ独自の営業時間を設けているので、個別に確認してください。
プランテン・ウン・ブローメンの最寄り駅は?
東口と温室にいちばん近いのはダムトーア駅(Sバーン・近郊列車)です。シュテファンスプラッツ(U1)も近くにあります。日本庭園とパークゼーへ行くなら、西側のメッセハレン(U2)がもっとも便利です。
噴水と光のコンサートはいつ見られますか?
晩春から初秋にかけて、パークゼーで毎晩行われます。暗くなってから始まるため、開始時刻はシーズン中に変わっていきます。最新のスケジュールは公園の公式サイトで確認できます。階段状の客席に座りたいなら、早めに到着しましょう。
プランテン・ウン・ブローメンの滞在時間はどのくらい必要ですか?
温室、日本庭園、池を回るなら2時間ほどが目安です。夏のコンサートや茶会、噴水ショーも楽しむ場合は、半日から夜いっぱいを見ておきましょう。
プランテン・ウン・ブローメンの周辺には何がありますか?
西側にはハインリヒ・ヘルツ・トゥルムとメッセの展示ホールが隣接しています。ダムトーア側からは、アルスター湖やハンブルク市庁舎まで歩いて行けます。
ハンブルク旅行の準備
上記リンクの一部はアフィリエイトリンクです。このリンクから予約すると、追加料金なしでWander Atlasが少額の手数料を受け取ります。こうしてすべてのガイドを無料で提供しています。