キャノン・ストリート駅のアーチの下で
「IGNITE EVOLVE」のロンドン公演の舞台は、いわば地下の空間です。CATCH THE YOUNGの2026年ヨーロッパツアーは、2026年11月22日にザ・スティール・ヤード(The Steel Yard)へやって来ます。会場があるのはキャノン・ストリート駅の下に続くレンガ造りの鉄道高架下で、住所はテムズ川に近いオールハロウズ・レーン(Allhallows Lane)です。
この立地が、当日の雰囲気を大きく左右します。通りから階段を下りると、アーチ型のレンガのトンネルが続いています。頭上を列車が走り、空間は座席付きの劇場というよりクラブに近い造りです。ここでのK-POP公演は密度が高く、音も迫力満点です。ステージとの距離が近いので、後方からでもスクリーン越しではなくメンバーの表情を見ることができます。
日曜日の公演であることの意味
この公演は日曜日に当たります。ロンドンのこのエリアでは、それが夜の過ごし方に想像以上に影響します。
シティ・オブ・ロンドンは「スクエア・マイル」とも呼ばれる、古くからの金融街です。平日は会社員であふれていますが、日曜日になると人通りがぐっと減ります。キャノン・ストリートやバンク周辺のサンドイッチ店やパブ、チェーンのカフェの多くは休業し、会場周辺の通りも静まり返ります。そのため、日曜日にここで公演を観るファンは、たいてい別のエリアで先に食事を済ませています。定番の選択肢は次の2つです。
- 対岸のロンドン・ブリッジ周辺:ロンドン橋かサザーク橋を渡って徒歩10分ほどです。バラ(Borough)界隈のレストランは週末も営業しています。
- セント・ポール大聖堂とワン・ニュー・チェンジ(One New Change)周辺:キャノン・ストリートを西へ少し歩けば着きます。
また、日曜日の公演ということは、観客の多くにとって翌朝は月曜日です。終演後に地下鉄へ向かう人の流れが、のんびりせず足早に駅を目指すものになりやすいのはそのためです。
ザ・スティール・ヤードへのアクセス
オールハロウズ・レーンまで徒歩数分で行ける地下鉄駅は3つあります。
- キャノン・ストリート駅(ディストリクト線、サークル線、ナショナル・レール):会場の真上にある最寄り駅です。この駅は昔から、週末の運行本数が平日より少なめです。
- モニュメント駅(ディストリクト線、サークル線):地下通路でバンク駅(セントラル線、ノーザン線、ウォータールー&シティ線、ドックランズ・ライト・レイルウェイ)とつながっています。多くのファンにとって最も便利な乗り換え駅で、会場までは徒歩5分ほどです。
- ロンドン・ブリッジ駅(ノーザン線、ジュビリー線、ナショナル・レール):川を渡ってすぐの場所にあります。南部や東部から来る人に向いており、ロンドン橋を歩いて渡れば下流にタワー・ブリッジを望めます。
地下鉄の改札はすべて、タッチ決済対応の銀行カードやスマートフォンのウォレットに対応しているので、紙の切符を買う旅行者はほとんどいません。乗車時と降車時に同じカードをタッチすれば、1日の運賃上限も自動的に適用されます。
ナイトクラブ以前の「スティールヤード」
会場の名前は、ナイトクラブそのものよりもずっと古い由来を持っています。会場へ向かう道すがら、5分ほどその歴史に思いを巡らせてみるのも一興です。
この川沿いの一角は何世紀にもわたって「スティールヤード」と呼ばれていました。北ドイツやバルト海沿岸の商業都市が結んだ交易ネットワーク、ハンザ同盟のロンドン拠点だった場所です。城壁で囲まれた独自の居留地には倉庫や波止場があり、さまざまな特権も認められていました。
中世から続いたこの拠点は、16世紀後半にエリザベス1世が特権を廃止したことで役目を終えます。その後、1860年代にこの跡地の上にキャノン・ストリート駅が建設されました。
川沿いの遊歩道には、その場所を示す銘板があります。つまり、オールハロウズ・レーンに並ぶK-POPファンは、かつて外国商人が布や蝋、木材を荷揚げしていた場所に立っているわけです。ヨーロッパ各地を巡るツアーの舞台として、なかなかふさわしい場所といえるでしょう。
待機列と会場内のいつもの流れ
ロンドンのK-POP公演の夜には、ほぼ決まった流れがあります。それを知っておくと、当日をスムーズに過ごせます。
立ち位置が重要なスタンディング会場では特に、ファンは開場のかなり前から歩道に集まるのが一般的です。高架下の会場の待機列は通りに沿って伸びるので、11月下旬には防寒用の上着が欠かせません。グッズ売り場にも別の列ができます。ヨーロッパツアーの小規模な公演では人気サイズがすぐに売り切れることが多いため、熱心なファンは入場するとまずグッズ売り場へ向かう傾向があります。
会場内では、こうした公演ならではの習慣がいくつかあります。
- ペンライトとスローガンはファン文化の一部です。メンバーの名前を印刷したバナーを持参するファンも大勢います。
- 掛け声は曲ごとに決まったパターンがあります。常連のファンはツアー前に、グループ公式の掛け声ガイドで覚えています。
- アンコールでスマートフォンを掲げるのはよくある光景です。ただし、1曲まるごと人の頭上に高く掲げ続けるのはマナー違反で、ロンドンの観客ははっきり注意します。
- 手荷物はロンドンのほとんどの会場で入口の検査を受けるので、身軽な格好で来る人が多いです。
ロンドンの会場はキャッシュレスが基本です。バーやグッズ売り場ではタッチ決済が当たり前に使え、現金しか使えない売店はまれです。会場のバーでチップを渡す必要はありません。
チケットと公演情報の掲載先
ロンドン公演は、CATCH THE YOUNGの2026年「IGNITE EVOLVE」ヨーロッパツアーの公演地のひとつです。この公演のチケットへのリンクは、ほかのヨーロッパ公演の日程とあわせて、ツアープロモーターとバンドの公式チャンネルに掲載されています。
このガイドでは、料金や開場時間、開演時間を掲載していません。いずれも情報が提供されておらず、推測で書けば読者を誤った時間に誤った場所へ向かわせかねないためです。ロンドンの小規模なK-POP公演では、非公式サイトを通じた転売のリスクがよく知られています。そのため、ほとんどのファンは公式のチケットリンクだけを利用しています。
公演の前後に会場周辺を歩く
静かな日曜日のスクエア・マイルは歩きやすく、高架下の会場から10分以内のところにいくつもの名所があります。
- モニュメント:1666年のロンドン大火を記念して、クリストファー・レンとロバート・フックが手がけた記念塔です。会場から2本東の通りに立っています。
- セント・ポール大聖堂:キャノン・ストリートを西へまっすぐ歩けば到着します。日が暮れるとドームがライトアップされます。
- レドンホール・マーケット:ヴィクトリア朝時代の彩色された屋根が見事な市場で、モニュメントから北東へ少し歩いたところにあります。日曜日はほとんどの店が閉まっていますが、通り抜けることはできます。
- テムズ・パス:会場のすぐ脇を通る遊歩道です。ここから東へ歩けばタワー・ブリッジへ、川を渡ればサウスバンクへ行けます。
待機列や公演本編、グッズ購入まで含めると、ほとんどのファンはこの夜に3〜4時間をかけています。さらに対岸での夕食の時間も加わります。
よくある質問
CATCH THE YOUNGのロンドン公演はいつ、どこでありますか?
「IGNITE EVOLVE」ヨーロッパツアーのロンドン公演は2026年11月22日(日)、会場はザ・スティール・ヤード(The Steel Yard)です。会場はキャノン・ストリート駅の下に続く鉄道高架下にあり、住所はシティ・オブ・ロンドンのオールハロウズ・レーン(Allhallows Lane)です。
ザ・スティール・ヤードの最寄りの地下鉄駅はどこですか?
会場の真上にあるキャノン・ストリート駅(ディストリクト線、サークル線)が最寄りです。モニュメント駅とバンク駅からは徒歩5分ほどで、ロンドン・ブリッジ駅も川を渡ってすぐの場所にあります。
日曜日の公演前に食事をするなら、どこがいいですか?
シティ・オブ・ロンドンは日曜日に休業する店が多いため、ファンは対岸のロンドン・ブリッジやバラ(Borough)周辺か、西側のセント・ポール大聖堂やワン・ニュー・チェンジ(One New Change)周辺で食事をするのが一般的です。
会場内はどのような雰囲気ですか?
ザ・スティール・ヤードは、レンガ造りの鉄道高架下を利用したクラブ風の空間で、頭上を列車が走っています。座席のある劇場ではなく、ステージ近くまで観客が詰めかけるスタンディング形式の会場です。
会場の近くにはどんな見どころがありますか?
モニュメント、セント・ポール大聖堂、レドンホール・マーケット、そしてタワー・ブリッジ方面へ続くテムズ・パスは、いずれも少し歩けば行ける距離にあります。川沿いには、会場名の由来となったハンザ同盟の拠点「スティールヤード」の跡地を示す銘板もあります。
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