キャンパスの下に隠れた渓谷
森に入ると、地面は一気に落ち込んでいきます。アラムナイ・チップ・トレイルはビクトリア大学をぐるりと囲むウッドチップ敷きの散策路で、そこから1分も歩けば、急で狭い渓谷が足もとに現れます。谷底を流れるのはホッブス・クリーク(Hobbs Creek)です。頭上を覆うのはダグラスファー、ベイスギ、ビッグリーフメープルといった二次林で、その下ではソードファーンやコケがほとんどあらゆるものを覆っています。
手つかずの大自然というより、街なかにぽっかり残された小さな森です。渓谷の縁ではキャンパスの物音が聞こえますが、川辺まで下りるとほとんど届かなくなります。この場所を知る人はまだ少なく、だからこそ今も静かな穴場のような趣があります。
この土地は、開発から守ろうという地域の運動を受けて、1990年代に大学が買い取りました。現在は自然保護区として守られています。
登山口へのアクセス
出発点としていちばん手軽なのは、UVicエクスチェンジ(UVic Exchange)です。ビクトリアのダウンタウンからはBCトランジット(BC Transit)の4番や14番など、複数の路線がここまで運行しています。エクスチェンジからはキャンパスを東へ横切ってアラムナイ・チップ・トレイルに出て、道なりに進めば、標識のある渓谷の入口にたどり着きます。
- 車の場合: キャンパスの駐車場は有料です。最新のルールは精算機か、UVicの駐車場案内ページで確認してください。
- キャドボロ・ベイから: ホッブス・ストリート(Hobbs Street)側から上ってくる道があるので、キャドボロ・ジャイロ・パーク(Cadboro-Gyro Park)の浜辺への散歩と組み合わせることもできます。
- 徒歩・自転車の場合: チップ・トレイルは平坦で、キャンパス全体を一周しています。
渓谷を歩く
周回にかかる時間は30〜60分です。川辺でのんびりしたり、チップ・トレイルまで足を延ばしたりすれば、さらに長くなります。渓谷へ下りる道は土の道で、木の根が張り出し、階段の続く区間もあります。ビクトリアでは冬に雨が多く、その時期は道が滑りやすくぬかるむので、スニーカーではなくブーツかトレイルシューズで出かけましょう。
見どころは次のとおりです。
- ビッグリーフメープル: コケやリコリスファーンに覆われた姿が、晩秋から春にかけていちばん青々とします。
- ホッブス・クリーク: 谷底を流れる小川で、雨の多い季節には水量が増し、晩夏には穏やかになります。
- 切り立った渓谷の斜面: 晴れた朝には、光が筋となって差し込みます。
グーグルでは24時間営業となっています。ただし渓谷内には照明がなく、木々に覆われているため谷底は早く暗くなります。日が暮れる前に出られるよう計画しておきましょう。キャンパス内のフィナティ・ガーデンズ(Finnerty Gardens)は春のシャクナゲで知られているので、あわせて訪れるのもおすすめです。
渓谷でのマナー
この渓谷は植生の回復が進められている区域で、利用する際にもそれを踏まえる必要があります。決められた道から外れないようにしましょう。斜面を近道すると土手が削れ、ボランティアが植え直した植物を踏み荒らしてしまいます。
- 犬の連れ込みについては入口に掲示されたルールに従い、フンは必ず持ち帰りましょう。
- コケやシダ、落ちた枝はその場に残しておきましょう。
- 自転車はチップ・トレイルで乗り、渓谷内の歩道には入らないでください。
- 狭い区間では道を譲りましょう。ランナーや学生が、キャンパスとキャドボロ・ベイを行き来する近道としてこの道を使っています。
大学の学期中は、平日の朝が比較的落ち着いています。通り抜ける人の多くが授業へ向かう途中だからです。川辺をほぼ独り占めしたいなら、時間帯を工夫するよりも、どんよりとした霧雨の日を選ぶほうがたいてい人は少なくなります。
よくある質問
ミスティック・ベールへバスで行くにはどうすればよいですか?
BCトランジットのバスでUVicエクスチェンジまで行きます。ビクトリアのダウンタウンからは4番や14番など、複数の路線が停まります。そこからキャンパスを東へ歩いてアラムナイ・チップ・トレイルに出て、標識に従えば渓谷に入れます。
ミスティック・ベールの散策にはどのくらい時間がかかりますか?
ホッブス・クリークまで下りて戻る周回で30〜60分です。キャドボロ・ベイまで下ったり、キャンパスを囲むアラムナイ・チップ・トレイルを一周したりする場合は、そのぶん時間を多めに見ておきましょう。
ミスティック・ベールは夜も入れますか?
グーグルでは24時間営業となっていますが、渓谷内には照明がなく、木々もうっそうと茂っています。明るい時間帯に訪れ、日が暮れる前に出るようにしましょう。
どんな服装で行けばよいですか?
ブーツかトレイルシューズを履いていきましょう。渓谷の道には木の根や階段があり、雨のあとはぬかるんで滑りやすくなります。特に秋から春にかけては注意が必要です。
近くにはほかにどんな見どころがありますか?
ビクトリア大学のキャンパス内には、春のシャクナゲで知られるフィナティ・ガーデンズがあります。坂を下ったキャドボロ・ベイの浜辺には、キャドボロ・ジャイロ・パークがあります。
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