インナーハーバーの一角
ベルビル・ストリート(Belleville Street)の一角には、カリヨンの塔と杉の彫刻柱の群れ、そして横に長いモダニズム建築が並んでいます。ここがロイヤルBC博物館(Royal BC Museum)です。芝生の向こうには、BC州議事堂の銅葺きのドームがそびえています。反対側に目を向けると、水上飛行機の発着桟橋と、ツタに覆われたフェアモント・エンプレス(Fairmont Empress)の正面が見えます。
ブリティッシュコロンビア州でも指折りの人気観光スポットで、評価も非常に高い施設です。混雑はある程度覚悟しておきましょう。展示室の見学には2〜3時間、IMAXの映画も観るならさらに1時間ほど見込んでおくと安心です。
展示室の見どころ
この博物館の核となっているのは自然史のコレクションです。なかでも実物大のケナガマンモスは、家族連れがまず目指す存在として長く親しまれてきました。その周りには、海岸の温帯雨林から海辺まで、BC州のさまざまな風景を再現したジオラマが広がり、中を歩いて巡れます。
巡回展は入れ替わりで開催されており、これまでに恐竜が取り上げられたこともあります。長年続いてきた展示室のなかには、再整備のためここ数年で閉鎖されたものもあります。どのフロアが開いていて何が展示されているのか、出かける前に公式サイトで確認しておきましょう。
館内にはIMAXビクトリア・シアターがあり、自然や科学をテーマにしたドキュメンタリーを巨大スクリーンで上映しています。映画と展示のチケットは通常別売りで、最新の上映・展示内容は博物館のウェブサイトに掲載されています。
サンダーバード・パークと敷地内の見どころ
ここでの見どころには、建物の外にあるものも少なくありません。ベルビル・ストリートとダグラス・ストリートの角にあるサンダーバード・パーク(Thunderbird Park)には、先住民の作家たちが彫ったトーテムポールが立ち並んでいます。その傍らに建つのが、クワクワカワクゥの首長で彫刻家でもあったマンゴ・マーティンが1953年に建てた大型家屋、ワワディトラ(Wawaditła)です。
そこから数歩のところにあるのがヘルムケン・ハウス(Helmcken House)です。1852年に建てられ、ブリティッシュコロンビア州で元の場所に現存する家屋としては最古級のひとつに数えられます。芝生の上にそびえるネザーランズ・センテニアル・カリヨン(Netherlands Centennial Carillon)の塔は、ビクトリアのオランダ系住民から贈られたものです。敷地内は自由に散策できるので、入館時刻までの20分ほどを過ごすのにぴったりです。
混雑より先に入館するには
ここで何より大切なのはタイミングです。平日・週末を問わず、最も落ち着いているのは午前10時〜11時です。週末は正午〜午後4時にかけて混雑がピークを迎えます。土曜の午後に訪れると、マンモスの前は修学旅行の団体やクルーズ船の乗客でいっぱいでしょう。
- 開館と同時に入りましょう。 現在の開館時刻は午前10時です。開館時間は季節や祝日によって変わるので、公式サイトで確認してください。
- チケットはオンラインで購入しましょう。 窓口に並ぶ手間が省けます。雨の日には、時間指定のIMAX上映が売り切れることもあります。
- いちばん混む展示室から回りましょう。 まっすぐ自然史のフロアへ向かい、比較的空いている展示は後に回すのがおすすめです。
- 支払いはカードで。 館内のどこでもカードが使え、博物館の見学でチップは必要ありません。
- 最終入館の目安。 現在の閉館時刻は午後5時です。午後3時30分以降に着くと、展示室と映画の両方を楽しむには時間が足りません。
徒歩・フェリー・水上飛行機でのアクセス
ビクトリアに地下鉄はありませんが、なくても困ることはありません。ダウンタウンのガバメント・ストリート(Government Street)からエンプレスの前を通って南へ歩けば、10分ほどで到着します。
アメリカから訪れる場合、シアトル発のビクトリア・クリッパー(Victoria Clipper)もポートエンジェルス発のコーホー号(Coho)も、博物館の目と鼻の先にあるベルビル・ストリートに着岸します。バンクーバーからのハーバー・エア(Harbour Air)の水上飛行機はインナーハーバーに着水し、そこから海沿いを北へ少し歩けば到着です。
BCフェリーズは市の北にあるスワーツ・ベイ(Swartz Bay)に発着しており、そこからダウンタウンまではBCトランジットのバスが運行しています。
周辺の通りには駐車スペースがほとんどありません。ベルビル・ストリートをぐるぐる回るより、ダウンタウンの立体駐車場を利用するほうが確実です。
港周辺で半日を過ごすなら
博物館を出れば、インナーハーバーのほかの見どころもすぐそこです。
- BC州議事堂: 博物館の隣にあり、議会の日程が許せば無料のガイドツアーに参加できます。夜には建物の輪郭が電飾で浮かび上がります。
- インナーハーバーのコーズウェイ: エンプレスの下に延びる石造りの遊歩道で、大道芸人や港のフェリーが集まる場所です。
- ビーコンヒル・パーク(Beacon Hill Park): ダグラス・ストリートを南へ歩いて10分ほどです。
- フィッシャーマンズ・ワーフ(Fisherman’s Wharf): 海沿いを西へ歩いた先にあり、水上住宅やシーフードの小屋が並んでいます。
混み合う週末のおすすめの回り方は、午前10時に博物館、展示室が混み始める昼ごろにサンダーバード・パーク、午後は海沿いへ、という順番です。
よくある質問
ロイヤルBC博物館が最も空いている時間帯はいつですか?
平日も週末も、午前10時〜11時が最も空いています。週末の正午〜午後4時は最も混み合う時間帯なので避けましょう。
ロイヤルBC博物館の見学にはどのくらいの時間が必要ですか?
展示室と敷地内を見て回るなら2〜3時間を見込んでおきましょう。IMAXの映画も観る場合は、さらに1時間ほど必要です。
フェリー乗り場からロイヤルBC博物館へはどう行けばよいですか?
ビクトリア・クリッパーもコーホー号もベルビル・ストリートに着岸するので、博物館までは歩いてすぐです。BCフェリーズのスワーツ・ベイ・ターミナルからは、BCトランジットのバスでダウンタウンへ向かい、フェアモント・エンプレスの前を通って南へ歩いてください。
開館時間を教えてください。
現在は毎日午前10時〜午後5時に開館しています。開館時間は季節や祝日によって変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。
ロイヤルBC博物館の周辺には何がありますか?
博物館の敷地内には、サンダーバード・パークのトーテムポール、ヘルムケン・ハウス、ネザーランズ・センテニアル・カリヨンがあります。隣にはBC州議事堂、通りを挟んだ向かいにはフェアモント・エンプレスがあり、南へ10分ほど歩けばビーコンヒル・パークです。
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